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【プロ野球】

菅野無援 7安打完投負け

2015年4月10日 紙面から

広島打線を1点に抑えるも完投負けの巨人・菅野=マツダスタジアムで(北村雅宏撮影)

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◇広島1−0巨人

 巨人・菅野は8イニングを1失点、完投しながら敗戦投手。「結果がすべてですからね。向こうがゼロで抑えたら、ゼロで抑えるのが僕の仕事。(広島の前田は)その辺の投手とは違うので」。相手エースとの投げ合いに敗れた責任を受け止めた。

 立ち上がりに「出ばなをくじかれた」。今季初出場の安部に右前打され、続く菊池に見事なバスターエンドランを決められた。無死一、三塁から丸の二ゴロが併殺崩れとなり、わずか5球で先制点を献上した。

 まだ肌寒い屋外球場のナイターという悪条件もあり、球威も制球も本来とは程遠いできだったが、そこから粘りの投球を見せた。2死後に松山の左前打で再び一、三塁とされるも、野間を143キロのストレートで二ゴロに。3回は安部の中前打と珍しい2連続四球で1死満塁の大ピンチを背負ったが松山を118キロのカーブで注文通りの二ゴロ併殺打に仕留めた。

 悪いなりに粘り、試合中に修正した。徐々に制球が安定し、この試合最速の144キロは7回に記録。4回以降はわずか2安打に抑え、3回まで1つもなかった三振を5つ奪った。原監督は「中盤くらいから安定感が出てきた」と立ち直ったエースをたたえた。

 打線の援護に恵まれず、自身2連敗となった右腕はプロ3年目で初めて黒星が先行。「全体的に打たれるボールは高いしコースが甘い」。言い訳も恨み節も口にせず、次回登板での雪辱を目指す。 (小林孝一郎)

 

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