最近どこのサイトを訪問しても、エターナルコインの広告だらけだ。まったく、Google Adsenseの節操の無さは、けしからんね。
しかし、あまりに必死過ぎて、もはや気持ち悪すぎる。
エターナルコインについては、以下の記事でも注意喚起がなされている。全くもって的を得ていると思う。だいたい、ビジネスモデルがおかしいよ。
これだけ、暗号化通貨の詐欺にあってきたきつねが言うのだ。悪いことは言わんから、エターナルコインはやめときなはれ。
ホームページを見ると、「新しい決済システムとして、既に世界中で人気が高まっているデジタル通貨(仮想通貨)」の一つとしてエターナルコインを位置づけているようだが、ビットコインをまだよく理解していない人が見ると、まるで、ビットコインやモナーコインなどの暗号化通貨の一種のように見える表現だ。
しかし、エターナルコインは、ビットコインやモナーコイン、ドージコインなど、世界中で人気が高まっている暗号化通貨とは、断じて全く違うものだよ!
なぜビットコインが注目されているのか
それは、ビットコインには、次のような革新的な特徴があるからだ。大石哲之氏の書かれた記事、「ビットコインの最も重要な3つの特徴」から引用してみたい。
ウォオオオー!ここにもエターナルコインの広告が出てるぞー!
① Limited supply つまり、コインの量には上限が決められている
発行量はプログラムに組み込まれているので、誰かが自由に、通貨の供給量をコントロールできたりしない。
② 世界中の誰から誰にでも、即時に、基本的に無料で送金できる
ビットコインなどの暗号化通貨は、固有のアドレスを指定すれば、世界中どこへでも即時に送金が可能。このアドレスは固有のもので、銀行や金融機関の口座といったものとは異なりどの機関にも所属せず、あなた自身が銀行になるわけだ。
③ P2Pである
ビットコインは、P2P(ピアツーピア)という多数のコンピューター端末間のネットワークにおいて、あらかじめ決められた通信方式(プロトコル)で維持され、ブロックチェーンと呼ばれる暗号化された取引記録によって全ての取引が検証され、管理されているデジタル通貨である。この集中化された管理者のいない、Decentralized(分散化)な性質が最も大きな特徴だ。
エターナルコインは、このビットコインの重要な3つの特徴を、全くもって、一つも備えていない。
- まずエターナルコインはそもそも、通貨ではなくリップルのIOU(借入証書)であり、発行元のエターナルライブがいくらでも自由に発行できてしまう。
- 口座もエターナルライブや一部の提携サービスによって管理されている
- 取引もエターナルライブを通してすることになっている。要するに暗号化通貨のもっとも重要な特徴である、Decentralaized(分散化)の性質が全くないのだ。
すなわち、エターナルライブがサービスをとりやめれば、全く価値が無くなるし、価格もエターナルライブ側が操作できてしまう、思うがままのオレ様コインである。
もう一度言うけど、こんなもんに、大切なお金を投じてはいけない。
Twitterで、ゲームセンターのコインみたいなものだと言っていた人もいたが、きつねに言わせれば、パチンコ屋の換金するための景品みたいなもんだよ。交換所が閉まってたら、換金できないし、大事に保管しておいたら、交換所が閉まって無価値になってしまったりと、ちょっと考えたらわかるよね。
協賛して登録している、NPO団体や店舗も結構あって、きつねとしては、全くもって、信じられないのだが、こういう団体や店舗も、もっとよく考えたほうがいいと思うけどね。まあ、きつねはこういう良識の欠如したNPO団体には一切寄付もしないし、店舗も利用しないだけだけど。
書きなぐってしまったので、もしきつねの理解が間違っていたら、指摘してくださいね。
皆さんはどう思われますか?