旅の夜にてn回目の

新年度がはじまりました。
如何お過ごしでしょう?
奈良崎で御座います。

さてお屋敷の門が閉ざされている今現在・・・
私達は海辺の町へとやってまいりました。

世間様では骨休め・・・とでも言うのでしょうか?
一人遅れて行くのは淋しいのもでございましたが
たまには悪いものではありませんでした。

そんな事を考えながら電車に揺られること数時間。
やってまいりました。温泉街。


温泉に浸かり
美味しい食事を楽しみ
久々のお酒を楽しむ・・・

そんな素敵な夜はふけてゆくのです・・・





そして

各務「この中に狼男がいる!」

奈良崎「・・・」

各務「もう一度言うぞ?この中に狼男がいるんだ!」

奈良崎「酔っていますか?」

各務「酔ってない!」


遠矢「なになに?」

時任「狼男?」

神戸「各務さんのいつものヤツですね」

奈良崎「いつのものって?」

神戸「さぁ?」

奈良崎「じゃあ・・・狼男って?」

各務「この中に狼男がいるんだ!」


時任「酒のせい・・・とは思いたくないな」

各務「誰かが食われてからじゃ遅いんだ!」

神戸「まぁ・・・食べられてたら困りますよね」

遠矢「狼男がいれば・・・ですよね?」

奈良崎「いませんよね・・・常識的に考えて」


各務「探さないと!探して吊るさないと!」

時任「物騒ですね・・・」

各務「吊るして断罪です」

遠矢「危険思想ですよね・・・」


各務「いやいや!見つけないと!皆!危険!」

奈良崎「なんでカタコトの日本語ですか?」

各務「誰かがもう人狼にすりかわってるんだ!」

遠矢「誰がですか?」

各務「わかんない!だから!探さないと!」

奈良崎「う~ん・・・カタコト・・・」


時任「まぁ・・・お酒の席だし・・・」

神戸「見つけれあげれば収まるんじゃないですかね?」

奈良崎「ですね」


各務「ではみんなで話しながら探しましょう!」

時任「なんか冷静ですね・・・」

各務「カミングアウトする人はいませんか?」

神戸「急展開過ぎて・・・」

各務「実は私は預言者なのです!」

遠矢「・・・」

時任「・・・」

奈良崎「・・・はぁ」


各務「断言します!私と遠矢くんは人間です!」

遠矢「あ・・・ありがとうござい・・・ます」

各務「他の人間から吊るす人を決めましょう!」

奈良崎「他の人から?」

各務「ええ!私と遠矢くん以外から!」

神戸「ぼ・・・僕じゃないですよ?」

時任「私も違う!」

奈良崎「私だって!」

各務「ふっふっふ・・・人狼は皆そう言うんですよ!」

奈良崎「うわぁ・・・目がイってらっしゃる・・・」


各務「さぁ~てぇ~~だぁ~れぇ~がぁぁぁ~?」

遠矢「逃げてください!」

各務「人狼ぅぅぅ~なぁ~のかなぁ~~~?」

奈良崎「うわぁぁぁぁぁぁぁ!」

各務「お~ま~え~か~~~~~~~~~」

奈良崎「ちっ・・・違います!」

各務「いや!お~ま~え~に~き~め~た~~~!」

奈良崎「た・・・助けて・・・」

各務「に~が~さ~ぬぅぅぅぅぅぅ~~~」



桑島「待ちな!」

奈良崎「桑島さん!!」

桑島「聞いてくれ!ずっと黙っていたけども・・・」

奈良崎「はい!」

桑島「俺の意見は・・・」

奈良崎「はい!!」

桑島「俺と遠矢くんと時任くんは安全!間違いない」


奈良崎「はぁ・・・」

時任「弁護は嬉しいけど立ち回ち怪しい人が増えたな」

各務「まるで狂人ですな・・・」

時任「お前が言うんかい!」

各務「では新しい要素が加わりました」

時任「スルーですか・・・」

各務「さぁ・・・討論を続けましょう!」



音声データはそこで途切れていました・・・

意味はわかりません

幸い二日酔いにもなりませんでしたし

不可解なデータだけが手元にあるのです

いったい・・・誰が狼男だったのでしょうか?

それはまた・・・別の話・・・


奈良崎で御座いました
















各務「今回は誰が狼男なんでしょうか?」






各務「断罪しなくては!」

カテゴリー: 奈良崎 — Swallowtail 12:00