
グレア対策HIDバルブ改造
カテゴリ : 外装 > ランプ、レンズ >
自作・加工
| 目的 | チューニング・カスタム |
|---|
| 作業 | DIY |
|---|
| 難易度 | ★ |
|---|
| 作業時間 | 30分以内 |
作業日 : 2012年12月22日
1
先日、セレナのH4ハロゲンがあまりにも暗いので、HID化しましたが、上方にグレアが多く、対向車に迷惑すぎて使い物になりませんでした。
どうしてグレアが多いのか、ハロゲンバルブとHIDバルブを比べてみることにしました。
まずハロゲンバルブの構造を調べました。
光点はLOW/HIGH個別のフィラメントがあり、LOWはバルブの先端寄りに配置され、下側に遮光板があります。また、バルブ先端からも光が漏れないよう黒い塗装がされています。
H4ハロゲン対応のHIDバルブは、この光点と遮光ができる設計になっていれば、同様の照射範囲が得られるはずです。
しかし購入したバルブは、この常識を破り、理解不能の設計であることが明らかになりました。流石中国。
2
今回のHIDはLOW/HIGH首振り切替式で、LOWが写真の位置、HIGHではガラス管が真っ直ぐになるようです。
ハロゲンのLOWと比べて、次の違いがありました。
・光点: 取り付け面からの距離が短く、ハロゲンのHIGH
と同等。また高さは上にズレテイル。
・遮光: 下方に遮光板はあるものの、HIGH用のスリット
があり、光点に対し遮光板上面高さも低いので、
遮光範囲が狭い。
バルブ先端遮光板もあるが、光点から離れてい
るので、光点の前方上向きの遮光が狭い。
これが大量グレアを出している原因です。
具体的な対策に困りましたが、実車でどこが眩しいか調べてみました。
HIDを点けたとき、対向車の運転席を想定した位置に立ち、しゃがんだり立ったりして、ヘッドライトを覗くと、レンズの上側が特に眩しかった。
ということで、HIDバルブの上方の遮光範囲を増やす方向で対策することにしました。
3
まずバルブ先端の遮光CAPを分解。ビス1個で外れました。
4
ビールの空き缶を金鋏でチョキチョキ。追加する遮光板を作ります。
厚み0.1mmの秀逸なアルミ合金です。
5
アルミ板を遮光板に巻いて、CAPで挟んで、外したビスで再び固定。
昼間のレンズにこの遮光板の色が写りますので、好きな色の銘柄を選ぶといいかも。
6
底面側。
ビスを緩めて、遮光範囲を前後に調整できます。
車に実装したところ、完璧ではありませんが、上方のグレアが大幅に改善しました。
今まで已む無く照射範囲を思いっきり手前にして、HIGHビームも意味をなしておりませんでしたが、改めて光軸を合わせることができ、HIGHビームも遠方を照射できるようになりました。
昼間にレンズを覗くと、KIRINの文字がリフレクタに拡大されて写り読めましたよ(笑)
遮光板追加の影響として、全体的な照度低下があげられます。しかし、ハロゲンよりは明るいので、とりあえずよしとします。
尚、バルブの耐久性、アルミ板の皮膜焼けによる影響は不明です。
グレアで眩しい車が増えているので、皆さんの参考になれば幸いですが、この改造に責任は持てませんことを了解ください。
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