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英語には、日本語には存在しない「RやL、VにZ」といった音があるので、正確に発音するのは並大抵のことではない。次に英語で言うことを考えながら発音まできちんとこなさないといけないので、英語の習得には大きな苦労が伴う。

だが、我々日本人だけでなく外国人にとっても発音しにくい単語は存在するようで、「発音しにくい英単語トップ10」が発表されたので紹介したい。その結果、栄えある第1位には、日本人に馴じみの深いウスターソースのウスターを意味する “Worcestershire” が輝いたのだ!

・“発音しにくい英単語トップ10” が発表!!

米人気投稿サイト「Reddit」のユーザーが、“発音しにくい英単語は何ですか?” と質問の答えを募ったところ、世界中から様々なコメントが寄せられた。そして、ユーザーが挙げた「発音しにくい英単語」をトップ10としてまとめたものが以下である。英単語の隣には、分かりやすいよう日本語の意味を表記しておいた。

1位:Worcestershire(ウスターシャー:ウスターソースの発祥地であるイギリスの地名。またウスターソースのウスターを意味する)
2位:Specific(特定の、明確な)
3位:Squirrel(リス)
4位:Brewery(醸造所)
5位:Phenomenon(現象)
6位:Derby(ダービー、競馬)
7位:Regularly(規則正しく、定期的に)
8位:February(2月)
9位:Edited(編集された、手を加えられた)
10位:Heir(相続人、後継者)

・やはり「RとL」の発音が難しい!?

パッとトップ10の内容を見ただけでも分かるが、やはり “RとL” を含んだ単語が目立っている。Redditのスレッドにも、「R の発音は僕の母国語には存在しなんだよ!」とのコメントと共に、R を4つも含む “Refrigerator:冷蔵庫” の発音も難しい、との声も多く挙がっていた。

・日本の方が馴じみ深いウースターソース

ちなみに個人的には、Worcestershireが1位にランクインしているのに驚いた。というのも、イギリスの地名ウスターシャー、ウスターソースのウスターを意味するこの単語が、日常的に登場することはほぼないからだ。筆者はロサンゼルスに長いこと住んでいたのだが、ウスターソースを使った料理にお目にかかったことがないし、スーパーで見かけた記憶もない。

どちらかと言えばウスターソースは、日本の方が馴じみ深いのではないだろうか? 焼きソバやお好み焼き、揚げ物などによく使われて、日本料理に欠かせないソースだからだ。だが、日本語の発音で “ウスター” と言っても、まず海外では理解してもらえなことを一言付け加えておきたい。

・英語を母国語とする人でも発音しづらい単語はある!

そして、英語を母国語とする人でも “Phenomenon” と “February” は発音しづらいとのことで、ドイツ人にとっては、特に “Squirrel” が言いにくいとの結果が出ている。

筆者の体験談だがロサンゼルスに引っ越したばかりの頃、 “Beverly Boulevard:ビバリー・ブルーバード” と “Vermont Street:ヴァーモント・ストリート” の角で、車が故障して牽引車を呼んだことがあった。

「RとLとV」という、日本語にはない音がテンコ盛りの道で立ち往生したわけだが、電話オペーレーターが筆者の発音を理解してくれずに大変な思いをしたことがあった。外国語の習得は大変だが、やはりコツコツと続けていくことが一番の秘訣ではないだろうか。

参照元:Mail OnlineReddit(英語)
執筆:Nekolas
Photo:Rocketnews24.