聖職者どころか、もはや“性獣”と言うべき元校長が逮捕された。神奈川県警少年捜査課などは8日、フィリピンで女児とのわいせつ行為を撮影したとして、児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)の疑いで、横浜市金沢区の元市立中学校長の高島雄平容疑者(64)を逮捕した。買春した女性は26年間で延べ1万2000人以上! 自宅からは、約15万枚のハメ撮り写真などがご丁寧にナンバリングされた“思い出アルバム”も発見された。1日1人こなしても35年かかる計算。超精力元校長の信じられない性癖とは――。
1万2660人――。
高島容疑者がフィリピンに渡航していた昨年までの26年間で買春した女性の総数だ。1日1人でも約35年かかる。AV男優も逃げ出す超絶倫ぶりに、ネット上ではレジェンド扱いされているが、それが未成年相手の買春となれば罪に問われる。
神奈川県警少年捜査課などによると、高島容疑者は昨年1月1日ごろ、フィリピン・マニラのホテルで13~14歳の少女を買春し、その模様をデジタルカメラで撮影、データを保存した児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)の疑いが持たれている。
高島容疑者は1988年4月から3年間、フィリピンの日本人学校に赴任。そこから買春のキャリアをスタートさせた。帰国後も昨年までに60回以上渡航し、年に3回以上現地を訪れては仲介人を通じて女性を買いあさっていた。1万2660人をこの間の26年で割れば、年間486人、3日間でほぼ4人ずつの女性と“関係”を持ち続けたことになる。
“ストライクゾーン”は広く、上は70歳から下は13歳まで。買春した相手のうち1割が18歳未満だった。
昨年家宅捜索された自宅の書斎からは、番号が振られたハメ撮り写真など約15万枚と、それらを丁寧に整理したアルバム410冊も発見された。高島容疑者いわく「思い出に残すため」だ。
捜査関係者によると、同容疑者は国外犯という位置付けで「以前から頻繁にフィリピンに渡っていたので、当局がずっとマークしていた」。相手の女性は全員がフィリピン人で、証拠品の中には動画もあったという。
市立中学の校長まで務め上げた生粋の教師がなぜ買春にハマったのか?
警察の取り調べに高島容疑者は容疑を認めた上で「仕事のプレッシャーが強く、倫理観のたがが外れたときに、より解放感を味わえた」と供述。たがを外すきっかけはフィリピンの公用語であるタガログ語だという。
「タガログ語を聞くと人格が変わり、欲望を抑えきれなくなるそうです。“思い出アルバム”に収められた写真に向かって『タガログ語で話し掛け、当時を回想することもあった』とも話しているようです」とは捜査関係者。言語が引き金となりエロモードに覚醒するとは…。なかなか理解しがたい性癖だ。
渡航を60回とすると、1回あたりの買春人数は211人。情報誌「アジアン王国」の編集長で、フィリピンの風俗事情に詳しいブルーレット奥岳氏は、仰天の数字について「現地に滞在しているときだけでこの人数。年に3回、2週間ずついたとしても、さすがに単純計算で2週間で200人は無理でしょう。女性をナンバリングしていたということは、収集癖があるということ。射精なしで挿入したり、ヌードを撮っただけでもカウントに入れたのでしょう」との見方を示す。
それだけの人数との出会いについては「フィリピンなら可能です。コーディネーターに『いついつ行くから滞在期間の2週間で200人用意しておいて』と指定しておけばいい。女の子たちもいい小遣い稼ぎになるからと、自分の知り合いをどんどん集めます。コーディネーターと女の子の報酬は折半。田舎でもバーに登録しているダンサーの女の子、つまり連れ出してヤレる女の子は1万人を超えます。マニラだとおそらくその5~10倍はいるでしょうね」と解説する。
しかもフィリピンでは現職警察官ですらコーディネーターがいる。「わざと未成年の女の子を紹介して同僚にちくって逮捕するという“美人局警官”もいれば、本当にモデルの女の子を紹介して仲介料を取る警官もいる。ヤレる女の子がどれだけいるのか想像つかない」と興奮ぎみに話す関係者もいる。
逮捕された8日、高島容疑者の自宅はひっそりとしており、インターホンを押しても応答はなし。近所に住む女性は「奥さんは今いるか分からないけど、子供は男女3人いる。PTAや地域の防犯活動にも積極的だった。まさかこんなことになるとは…」と絶句する。自宅の玄関先には「防犯連絡所」や「こども110番の家」と書かれた立て札もあった。家族のことを思うとふびんでならない。
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