育児中の親を悩ませるのが「イヤイヤ期」。
“魔の2歳児”という言葉があるように、この時期の子供は何かにつけて「イヤ!」と言い、時には暴れたり泣き喚いたりで「まるで怪獣!」、ほとほと困り果てているママ・パパも多いことでしょう。
今回は専門家のお話しを元に、そんな子供のイヤイヤ期の基礎知識、対処法、上手に付き合うコツなどを紹介していきます。
この記事を読み終わる頃には、イヤイヤ期の子供へのストレスが軽減されていることでしょう。
この記事の目次
イヤイヤ期はいつから始まり、いつまで続くの?
実は!イヤイヤ期は生後6か月頃から始まっている!?
「イヤイヤ期はいつから始まるのか?」について、1歳後半くらいからと考えている人が多いようですが…、実は生後6か月くらいの頃から始まっていると言われています。
例えば…、お腹がすいたり眠い時には、泣いてママに訴えますよね。これは「不快」「不安」などの気持ちがイヤで、泣いて訴えているということ…。
また、離乳食をあげようとしたら、「いらねーよ」とばかりに、舌で押し返されて拒否されたなど、小さいながらにイヤイヤの気持ちが芽生えています。
生後6か月~1歳後半くらいまでは、他のことに気をそらせたり、子供に共感してあげるとすんなり収まったりする“プレ・イヤイヤ期”と言えるでしょう。
強烈!本格的なイヤイヤ期は2歳から!
2歳児の頃は「感情・思考・表現」といった、内面的なものや個性がつくられていく時期です。
「イヤだ!」「自分でやる!」のように自己主張が強くなり、本格的なイヤイヤ期に突入していきます。
自分の思うようにならない場面に遭遇することも多くなりますが、自分自身でエネルギーをコントロールできないために、イヤイヤがどんどん表面化。親に反抗すること自体が目的となることもあります。
イヤイヤ期は3歳⇒4歳にかけて沈静化していく
ただ、そんなイヤイヤ期も永遠に続くわけではありません。
3歳くらいになり言葉の理解が進み、円滑にコミュニケーション出来るようになるにしたがい、気付けばいつの間にかイヤイヤが減っていくものです。
というわけで、これまでの話をまとめますと…、イヤイヤ期は生後6か月頃から徐々に始まり、2歳にピークを迎え、だんだんと沈静化していき、4歳には終わると言えるでしょう。
ただ、本格的なイヤイヤ期については、「なかった」という人もいれば「6歳くらいまであった」という人もいますし…、「半年くらい」という人もいれば「1年くらい続いた」という人もおり、子供によって個人差があるようです。
子供が「イヤイヤ」になる6つの理由を知ろう
子供が「イヤイヤ」になる理由はいろいろとありますが、よくあるパターンをご紹介します。
【理由其の一】言葉の理解が未熟だから
自分の気持ちを言葉で上手く伝えることができず、「イヤ」で表現してしまっていることもあります。
【理由其の二】親の反応が嬉しいから
反応してくれるのが嬉しくて、「イヤイヤ~」と、わざと親が嫌がることをすることもあります。
【理由其の三】思うようにならないから
自分のイメージと現実のギャップから、「イヤ!」と癇癪を起こすこともあります。例えばブロックを積もうとして、思う様に積めないなど。。
【理由其の四】体調が悪いから
もしかしたら体調が悪いのかも!睡眠不足で眠かったり疲れていて、気持ちのコントロールができずイヤイヤすることもあります。
【理由其の五】したくないことが待ってるから
まだ寝たくないのに寝室へ誘われる…など、「この先にしたくないことが待っている」と分かるとイヤイヤを始めることもあります。
【理由其の六】かまって欲しいから
親にかまって欲しくて、注意を引こうとしてわざとイヤイヤをすることもあります。
などなどの理由が考えられるでしょう。イヤイヤの理由を知れば、以前よりも余裕を持って受け止められるかと思います。
ただ、最初は小さなイヤイヤだったのが、親の反応によって強烈なイヤイヤになるのはよくある事でしょう。
そんな時には、次に紹介する「イヤイヤ期の子供と上手に付き合うコツ」を実践してみましょう。
イヤイヤ期の子供と上手に付き合う10のコツ
【1】鉄則!まずは共感してあげよう!
子供がイヤイヤをしている時、頭の中はもつれた毛糸のようにぐちゃぐちゃーーっとしている事が多いです。親としては理解できないイヤイヤであっても、「イヤだったね」などと共感してあげて、もつれた糸をほぐしてあげることが大切。イヤイヤが大きく爆発するのを防げるかもしれません。
【2】気持ちの切り替え達人になる!
1歳の頃であれば「こっちの○○で遊ぼうか!」と、気をそらせるだけで上手くいくことも。ただ、2歳になると記憶力がつき意志も強くなるので、そう簡単にはいきません。
「~だよね」と共感⇒「でも~だから危ないよね」と理由を伝える⇒「こっちの○○で遊ぼうか!」と気をそらせる、、の3段階の方法で子供の気持ちを切り替えることを試してみましょう。
【3】「ダメ!」の方針を決めるべし!
子供はイヤイヤをして親の反応を見て、「どこまでOKなのか?」「どこからダメなのか?」を判断していることもあります。何でもかんでも「ダメ!」と言うと、子供は何が良くて何がダメなのか判断できなくなります。「危険なこと、人に迷惑をかけることのみ」など、家庭で「ダメ!」の方針を決めると良いでしょう。
【4】みんな共通の悩みと知ること!
イヤイヤ期は「第一反抗期」と呼ばれる時期で誰でも通る道。もちろんあなたの子供の頃も、イヤイヤ期はあったでしょう。あなたと同じように、他の親もみんなイヤイヤ期の子供に四苦八苦しています。あなただけではありません!!!子供を持つ親の共通の悩みだと思えば、少しは気が楽になるのではないでしょうか?
【5】複数の選択肢を出して選ばせよう!
イヤイヤ期の子供は「自分でしたい!」という自己主張が強いです。親から何か言われて行動するのではなく、「自分で選んで行動したい!」という気持ちもあります。「○○もあるし■■もあるよ。▲▲もあるけどどれがいいかな?」など、親ができる行動の中で、複数の選択肢を出して、子供に選んでもらいましょう。子供が答えやすいように持っていってあげると良いですね。
【6】ぬいぐるみや人形を活用する!
子供が好きなキャラクターの人形やぬいぐるみだったりを使って、「○○ちゃんどうしたの?●●して遊ぼうよ~。」など腹話術のような感覚で声がけしてみましょう。親が直接言うよりも、ぬいぐるみや人形を通すことで、子供が素直に話を聞いてくれることもあるそうです。
【7】嵐が過ぎ去るのを待つ!
イヤイヤが激しくなって手が付けられないような時、親が叱ったり注意したり何らかの形で関わろうとすると、さらにイヤイヤが爆発することもあります。。そんな時は【2】のような声がけをしてあげて、あとは距離を置いて嵐が過ぎ去るのを待つのが得策です。
【8】時間に余裕を持って行動する!
子供は親が忙しくしている時や、自分のことを見てくれない時に、イヤイヤすることがよくあります。時間に余裕がないと…、「時間が迫ってる!子供がイヤイヤして言う事聞かない!イライラ!」と、どんどんネガティブな要素が積み重なってしまいます。なるべく時間に余裕を持って行動することが大切ですし、時間が多少過ぎてもしょうがないという気持ちを持つことも大切です。
【9】褒める時はちゃんと褒めてあげる!
イヤイヤ期の子供であっても、親のことを「好き」であることには変わりません。そんな親に褒めてもらえるのは、子供にとってとても嬉しいこと。。子供が何か上手にできた時などは、しっかり反応してあげて、「すごい!よく出来たね!」と褒めてあげると良いでしょう。「ちゃんと見てるよ!」という気持ちが伝わることで、イヤイヤ症状が収まることも。
【10】頭ごなしに叱らないこと!
第一反抗期であるイヤイヤ期に、「ダメ!」「やめなさい!」など、何でもかんでも頭ごなしに叱ると、子供にとっては「行動が否定された」「自己主張はしてはいけない」と思ってしまいます。それが続くことで、将来的に意思薄弱なるなどの形で、思春期に問題になることが多いようです。イライラしても頭ごなしに叱るのは良くないでしょう。
などなど、イヤイヤ期の子供と上手に付き合うコツを、10個紹介しましたがいかがでしょうか?
イヤイヤ期の子供への対応には四苦八苦すると思いますが、上記の方法を実践したり、試行錯誤して乗り切っていただけたらと思います。
イライラするような場合、【イライラしない子育ての為の8つのアイデア】も参考になるかもしれません。
強く怒ってしまい反省…そんな時はどうする?
さきほど「思春期に問題がでるので、頭ごなしに叱らないこと!」と説明しました。しかし、特に1,2歳児の場合、言葉の理解が未熟で通じにくいため、ついつい強く叱ってしまうことも多いようです。
もし強く叱ってしまい「やり過ぎちゃった…」という場合には、叱った理由をちゃんと説明してあげて、「●●ちゃんのことが嫌いで起こったわけじゃないよ。●●ちゃんのことは大好きだよ。」など、子供を愛していることを伝えてあげましょう。
子供は「親に愛されている」という土台があれば、大抵のことは大丈夫なのです。
よかったら【1,2歳児に我慢させるのは成長に悪影響!?理想の対処法5選】もご参照くださいませ。
イヤイヤ期の子供のエネルギーに振り回されることなく、時には客観的にとらえるなど、いろんな術をもっていただけたらと思います。