稲田博一
2015年4月10日03時00分
懐かしい列車や電車が並ぶ「いすみポッポの丘」(いすみ市作田)に9日、かつて房総特急などとして活躍した電車2両が新たに到着した。この3月に廃車となった車両で、千葉鉄道車両保存会がJR東日本から購入し、輸送してきた。
いすみポッポの丘は2011年5月に、養鶏業の村石愛二さん(61)が運営を始めた。いすみ鉄道で使われていたディーゼルカーをはじめ、銚子電鉄を走っていた列車、ブルートレイン、地下鉄丸ノ内線の電車など計20両が並んでいる。
同保存会は県内や県にゆかりのある10人で作った鉄道ファンの会。同会の和嶋翔さん(22)によると、今回運ばれてきた列車は、1976年製造のクハ182―102と、78年製造のクハ183―1527。後者は82年から約20年間、県内を「わかしお」「さざなみ」「しおさい」などの名で走り、房総特急として親しまれた。最近は長野市などで使われていた。
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