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ロボットなんて作れない人たちばかりが集まって、無理やりロボット相撲をする。それがヘボコン。
まともに前進すらできないロボットたちが、赤子のヨチヨチ歩きのごとく戦う姿を愛でるイベントである。 去る3/28、初の地方大会である「西ヘボコン」を開催した。 会場は大阪駅直結のでかいビル、グランフロント大阪。巨大な吹き抜けが会場で、ピーク時には立ち見で450人もの観客が集まったという。 沸きに沸いたその会場で、今回も数々の名試合が登場したが、この記事では中でもとくに印象に残った10試合の様子をご紹介しよう。 今回の録画映像をアップロードしました。2時間オーバーの大作ですが、お時間のある方はぜひ。 ヘボコンの最新情報は、Facebookグループ「DIYギャグ研究」(国内情報)およびFacebookページ「Hebocon Official」(海外含む)でどうぞ。 > 個人サイト nomoonwalk ゴミの山が生み出した軌跡いきなりだが、イベント終了後の写真を一枚ごらんいただこう。
全ロボット31体、大集合
なんだろうか、この、そこはかとなく漂う「ゴミの山」感。昨年7月に開催した第1回のヘボコンでも同様の写真を撮影したのだが、あのときも同じことを感じたのだ。
ずいぶんひどいことを言っているようだが、実際のところ、ヘボコンにおいてはこれは褒め言葉である。 なんたって、参加者は「関西一のヘボ」の座を争ってやってきた人たちなのだ。 イベント中。1階がいっぱいで2階から立ち見する人も!
ヘボい、不器用、集中力がない、ポンコツ、ダメ、雑、ゴミっぽい、不良品、生活態度を見直したほうがよい。これらすべてを褒め言葉ととらえ、「よいこと」として評価していこう、というのがヘボコンの精神である。
この大会には「ハイテクノロジーペナルティ」なんていうルールもある。高度な機能を搭載すると重いペナルティを科せられる。この会場において、まっとうに優れていることは、むしろ罪なのだ。 ルール説明の雑な絵に、真剣に見入るお客さんたち
連絡の行き違いにより、土俵の4つ角のうち2つだけ角丸になってしまうというハプニングもあった。主催者も卒なくヘボいのである。(写真は本編前に開催した子供向けワークショップの様子)
そんな特殊な磁場の中、いったいどんな試合が展開されていったのか。心に残る名試合10選、次のページからご紹介していこう。
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