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印南敦史印南敦史  - ,,,  07:30 AM

仕事に全力を尽くすために、日常生活に取り入れたい4つのアイデア

仕事に全力を尽くすために、日常生活に取り入れたい4つのアイデア

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happy@work 情熱的に仕事を楽しむ60の方法』(ジム・ドノヴァン著、弓場隆訳、ディスカヴァー・トゥエンティワン)は、ベストセラー『誰でもできるけれど、ごくわずかな人しか実行していない成功の法則』で知られる著者の最新作。


本書では、あなたが仕事の場において、熱意や満足度、生産性を飛躍的に向上させる方法を紹介する。本書の内容は、すべてわたし個人の実体験に基づいたもので、机上の空論ではないと自負している。(「はじめに」より)


つまり、どの原則も、日々の生活のなかで実践されてきたものだということ。しかも1項目につきひとつ、日常生活に取り入れられるアイデアが紹介されているので、とても読みやすいと思います。きょうは、特にビジネスパーソンに役立ちそうな第5章「仕事に全力を尽くす」に焦点を当ててみましょう。


悩みを手放す


迷ったり悩んだりしているとき、著者は最初にすることがあるそうです。それは、やみくもに動き回ってもっと迷いを深めるのではなく、じっと落ち着くこと。具体的には瞑想の時間をとると、心が落ち着き、集中力が研ぎ澄まされるといいます。また「正しい選択ができますように」と祈り、運を天に任せるのもひとつの手。それは経験から学んだ、「どんな状況も解決する威力抜群の戦略」。つまり、悩みは手放せばいいということで、それは「ポストに手紙を投函するようなもの」だとか。


一度ポストに入れてしまえば、出すつもりのその手紙は完全に手を離れる。悩みも同じだ。とにかくいったん手から離そう。頭の整理がついてから、その問題にふたたび立ち戻って取り組めばいい。(151ページより)


ちなみに手放すとは、「あきらめる」とか「なにもしない」という意味ではないといいます。それは、結果に対する執着を捨て、人智を超えたなにかに従う心境になるということ。「流れに任せる」と言い換えることもできるのでしょうが、いずれにしてもそうすれば、比較的短期間のうちに、ある行動を起こそうという衝動が沸き起こってくることに。そして、それが予想外のものであっても、その行動を取ってみるべき。著者はそう記しています。(150ページより)


仕事への執着を取り戻す


形式的に仕事をこなしている自分に気づいたり、日常業務への情熱を失ってしまったりすることは、誰にでもあるもの。「そんなときは、仕事を始めて間もないころのことを思い出してみよう」と著者は提案しています。そして、もしも情熱を失っているのなら、そのビジネスや職業を選んだそもそもの理由を振り返ってみるべきだとも。

もしも当初の目的がいまも変わらないのなら、気持ちを落ち着けて当時からいままでの思いを振り返ってみる。過去の感情を呼び起こし、現状に至るまでのできごとを追体験し、情熱を再燃させるということ。

しかし当初の目的が現状に当てはまらないなら、いまもその仕事を続けている理由について、改めて考えてみるべき。あるいは事業のスタイルを変えてみるなど、日常の喜びを取り戻せるような変化を加えてみるといいということです。そしてここで著者は、次の2つの文の空欄を埋めてみることを勧めています。


いまの仕事やビジネスで一番好きなところは、(          )だ。


「いろいろな土地を訪れることができる」「人との出会いがあるところ」「人を助けられるところ」など、なんでもかまわないそうです。


顧客がわたしの仕事から受ける真の恩恵は、(          )だ。


著者がこれらへの記入を促しているのは、仕事を始めた初期に感じたような、「日々の暮らしに夢中になり、わくわくし、熱狂していた」気持ちを意識的に取り戻すべきだと考えているから。(153ページより)


営業マンのつもりでコミュニケーションをとる


この項で著者は、「人は誰しも営業マンだ」といい切っています。なぜなら、家庭や職場で日常的に交わされるコミュニケーションの大半は、売り込みのプロセスに等しいから。たとえば、自分の部屋を掃除するようにと10代の子供を説得する親も、CEOに自分のアイデアを聞き入れてもらおうとする社員も、等しく売り込みのプロセスを踏んでいるということ。だとすれば、人とのコミュニケーションを成功させることが必要になるわけですが、そのためのポイントは「売り時」を見極めること。早すぎれば失敗する恐れがあるし、いつまでもぐずぐずしていると、せっかくの機会を逃してしまうことになるから。

そして、同じくらい重要なもうひとつのポイントは、売り込む前に必ず相手の注意を引かなくてはならないということ。たとえば見込み客がメールを読むのに忙しければ、どんなにいいプレゼンテーションでも聞き流される可能性が出てきます。だからこそ、自分の主張やアイデア、会社を売り込むには、相手にどんな利益があるかを伝えることよりも先に、まずは相手の注意を引かなくてはいけないということ。(160ページより)


挫折しても、できるだけ早く立ちなおる


どんなに前向きな人でも、どんなに情緒が安定した人でも、打ちのめされるときはあるもの。そして誰でも、なんらかの挫折を味わうことになるもの。そんなときには、その状況を現実として受け止めることが大切なのだと著者。「無意味な経験はない」と考え、必死に心の傷をごまかそうとしても、痛いものは痛い。それは仕方のないことだから、その感情を受け入れるしかないという考え方です。

問題は、落ち込むことそのものではなく、その状態をいつまでも引きずってしまうこと。痛みを乗り越え、前に向かって歩き出すまでにかかる時間は、試練の大きさによって変わってきます。しかしどうあれ、乗り越えることがなにより大切だというわけです。

長い人生では、意気消沈することもあって当然。でも大切なのは、できるだけ早くその状態から抜け出すこと。絶望的な事態に見舞われたら、しばらくは失ったものを嘆き悲しんでもかまわないけれど、「ずっと立ち止まっていてはいけない。とにかく動いてみることだ」と著者は主張しています。(163ページより)


✳︎


本書について著者は、「アイデアの情報源として活用してみてはいかがだろうか」と提案しています。初めから通しで読んでもかまわないけれど、必要に応じて項目ごとに読んでもかまわないということです。

たしかに肩の力を抜いて読めますし、読者のライフスタイルごとに、さまざまな利用法があるのではないかと思います。


(印南敦史)

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