安倍政権の日本の成長戦略のひとつに"女性の就業率向上"が掲げられ、就業率の低い子育て世代の女性の活用に焦点が当てられている。政策として待機児童の解消、女性役員・管理職の増加、現場復帰・再就職の支援などが挙げられているが、政府のみならず、企業や民間、地域など様々な角度から、子どもを持つ女性が働きやすい社会を作っていくことが求められている。
世界経済フォーラム(通称ダボス会議)により組織されるグローバルシェイパーズコミュニティ・東京ハブは、働きながら育児を行う女性の移動を支援するプロジェクト「はたらくママのための育児タクシー」を始動した。日本交通株式会社、ヘイロー株式会社と連携し、コカ・コーラ財団の協賛、国土交通省の後援を受け、東京と大阪で展開する。
「子どもが急病にかかり、夜間に病院に行かなくてはいけない…」「子どもを保育園に送っていく時間がない…」「ベビーカーや荷物を抱えての買い物も一苦労…」
子育てをしながら働く女性たちの移動に関するそんな悩みを解決するために、タクシーを利用してもらおうとプロジェクトを始動させた。具体的には、東京では日本交通、大阪ではヘイローのスマホ用タクシー配車アプリを利用し、2タップで「ママタクシー」を呼び出す。すると5分~10分ほどで位置情報システムによって確認された家の前まで「ママタクシー認定ドライバー」によるタクシーが手配され、ドアtoドアの移動が可能になる。「ママタクシー認定ドライバー」とは、乗降のサポート、ベビーカーの積み下ろしのお手伝い、小さな子どもが乗車する際の心構えなど、マニュアルに沿ったトレーニングを受け、子連れの利用者に対応できるドライバーだ。値段は特別料金等はなく、通常の迎車料金と運賃で利用できる。なお、このプロジェクトでは、働くママがタクシーを使うきっかけになるよう、2000組に1500円の割引クーポンを配布する。
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