息子・幸太郎の高校デビュー戦をスタンドで見守ったラグビーヤマハ発動機監督の清宮克幸氏=9日、市営立川(撮影・桐山弘太)【拡大】
早実・加藤主将 「どうなるか、という展開の試合に勝ててホッとしている。自分が1年で(6番で)デビューの時はおどおどしていたけど、清宮は落ち着いていた。少しずつなじんでいると思う」
清宮に勝ち越し打を浴びた駒大高・大山 「アップの時からみんなで『清宮はデカイなあ』と言っていて、絶対に抑えようと思った。打たれたのはスライダーが外でなく、ちょっと内側に入ってしまって…」
清宮と同じ左打ちの長距離打者で広島とヤクルトで活躍した小早川毅彦氏(サンケイスポーツ専属評論家) 「リトルリーグの世界大会で打ったホームランを映像で見たことがあるが、スケールの大きさを感じた。ボールを遠くに飛ばす能力がある。このまま順調に伸びれば、メジャーを狙えると思う」
早実OBで同じく1年生から活躍した元ヤクルトの荒木大輔氏(サンケイスポーツ専属評論家) 「バッティングがすごくいいと(学校関係者から)聞いている。まずは、早く高校野球のレベルに慣れることが大事。1年生なのであまりプレッシャーを感じず、けがに気をつけてプレーしてほしい」
清宮の世界一VTR
2012年夏、東京北砂リトルの投手兼内野手として、米ペンシルベニア州で行われたリトルリーグ世界選手権に出場した。国際グループのパナマ戦で世界大会史上最長94メートルの特大弾を放った。同グループ決勝でも2本塁打するなど、全5試合で出場全選手中2位の打率.667(12打数8安打)、3本塁打、6打点。投げてもエースとして初戦と決勝に先発し、計6回2/3を1安打1失点。20個のアウトのうち、三振が15個と投打にわたる活躍で世界一に貢献した。
清宮 幸太郎(きよみや・こうたろう)
1999(平成11)年5月25日生まれ、15歳。東京都出身。早実初等部では初めにラグビー(CTB)をやり、その後、東京北砂リトルの投手兼内野手として日本選手権と世界選手権を制した。リトル通算本塁打は本人によれば「120本以上」。早実中等部時代は調布リトルシニアでプレー。今春、早実高等部に入学した。1メートル84、97キロ。右投げ左打ち。家族は両親と弟。
(紙面から)