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Apple Watchの業務利用に挑むSalesforce、表示・入力の制約をどう乗り越える?
「アップルとはApple Watchの開発段階から協業関係を築いてきた。だが、デモンストレーションで当社のアプリが出てくることは知らなかったので、私自身も驚いた」。
米セールスフォース・ドットコム(Salesforce)のアレックス・デイヨン(Alex Dayon)製品担当プレジデント(写真1)は、米アップルが2015年3月9日(現地時間)に開催した腕時計型デバイス「Apple Watch」の発表イベント(関連記事)について、こう振り返る。徹底した秘密主義で知られるアップルは、関係者にもデモの段取りを知らせていなかったようだ。
Salesforceはアップルのイベントと同日、「Salesforce for Apple Watch」を発表した(関連記事:セールスフォースがApple Watch対応を発表、業務アプリ開発を促進)。データ可視化・分析ツールの「Analytics Cloud」や、業務システム開発基盤の「Salesforce1」の機能をApple Watchで使えるようにするものだ。前者は4月24日のApple Watch発売時から、後者は2015年第3四半期(7~9月)から利用可能になる。
Webブラウザーやスマートフォン/タブレットでの利用を前提としてきたSalesforceにとって、Apple Watchの画面サイズは極めて小さい。Apple Watchのケースサイズは縦38.6ミリメートルと42.0ミリメートルの2種類で、表示面積はスマートフォン「iPhone 6」の6分の1程度しかない。
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