こんにちは。LIGのアートディレクターの長岡です。
分析の手法はさまざまですが、色々な視点から分析することで、多くの課題が見えてくるようになります。
それぞれ特徴がありますので、今回はそれらの分析手法と、いくつかオススメのツール、サービスをご紹介したいと思います。
これからサイトを改善される方には、ぜひとも読んでいただきたい内容です。
▼目次
物事を正しく捉えるためには、主観と客観の両視点から見ることが大切です。
Webサイトを改善する際にもこれらの視点は大切で、一般的には、主観=定量、客観=定性といった形で分けて分析を行ないます。
「定量」と「定性」、大変よく耳にする言葉ですが、よく分からない方もいらっしゃるかと思いますので、その方のために簡単にご説明いたします。
対象について量的に調査・決定すること。(Wikipediaより引用)
要するに、数字で調査/分析できるもの。
機能的概念で、対象が限定されるかどうかを表す要素である。(Wikipediaより引用)
要するに、数字では分析できない概念や感情など。
これらを理解した上で、定量と定性の両視点でさまざまな角度からWebサイトを分析することが重要です。
定量的な調査をする際には、やはりアクセス解析が重要になってきます。
Webサイトの改善を行う際は、KGIを元にKPIを複数設定し、数値がどう改善したかを随時分析していくことが必要です。
http://www.google.com/intl/ja/analytics/
誰もが知る無料アクセス解析ツールといえば、Google Analyticsです。
下記のサービスと連携するとより便利に活用できます。
http://www.adobe.com/jp/solutions/digital-analytics.html
Adobeが提供しているAdobe Marketing Cloudのアクセス解析ツールです。
株式会社ユーザーローカルとヤフー株式会社がパートナーシップを組み、高機能なアクセス解析を無料で提供しております。(Yahoo!タグマネージャーの利用が必須)
https://cloud.google.com/bigquery/?hl=ja
一から生のログデータを取り、分析をしたい場合は、「Google Cloud Platform」のBigQueryがオススメです。
マルチテラバイトのデータを、SQLを使って簡単スピーディに実行処理し、ユーザーの行動をリアルタイムに分析できます。
アクセス解析からは分からない、ユーザーの行動を分析する際に、ヒートマップ・クリックマップ解析が最適です。
ユーザビリティのチェックなどは、ヒートマップを利用すると良いでしょう!
株式会社Ptmindが提供しているツール。アクセス解析だけではなく、ヒートマップ機能を搭載。
特徴は「Webサイト制作の中心に分析を!Ptengineの便利な機能と使い方【導入編】」をご参照ください。
株式会社ギャプライズが提供しているヒートマップツール。
マウスの録画で、ユーザーの行動も分析できます。
株式会社ユーザーローカルが提供するヒートマップに対応したアクセス解析ツール。
ユーザビリティテストやユーザーの感情などの定性的な調査を行う際には、ユーザーテストを行うことが効果的です。
サイトに訪問した際に出てくるUIの使い勝手やUX、ユーザーの感情の移り変わりは、アクセス解析やヒートマップ・クリックマップ解析からは、どうしても分かりません。
テストの計画、実施、分析、レポーティングを行い、ユーザビリティやユーザーの体験、顧客満足度などの向上を実現するためには、ユーザーテストを行なうと良いでしょう!
最近では、サイト改善のために定期的にユーザーテストを行ったり、サイトリニューアル前にユーザーテストを行いリリースまでに改善を行うなどといった取組みや事例も増えてきています。
株式会社リンクライブが提供するONI Tsukkomi「鬼ツッコミ」。2015年1月13日にローンチしたばかりのサービス。
アクセス解析などの定量分析では分からないユーザーの声や不満を調査することができます。
いかがでしたでしょうか?
Webサイトの改善と一口に言っても、さまざまな角度からの視点や分析・テストが、色々な仮説を産み、さらなるWebサイトの改善につなげることができるということを理解いただけたでしょうか?
Webサイトの改善でお悩みの方は、ぜひとも当社にご相談ください。
当社では
なども行っております。
ご気軽にお問い合わせフォームより、お問い合わせください。
よろしくお願いいたします。
【サイト改善でグロースハック】
※ Webサイト制作の中心に分析を!Ptengineの便利な機能と使い方【導入編】
※ 課題発見から仮説検証まで、サイト改善のPDCAサイクルを組み立てる7つのステップ
※ SEM担当者がユーザーの感想を直接聞ける「こえきく」を使ってみた