愛しの小さな恋人

5歳半を過ぎても、発音不明瞭な単語を十数個しか話せない我が子。他にこれといった特性もないまま、言語能力だけが一向に成長しません。
宇宙語で陽気にしゃべり続ける宇宙人クンとの日々を綴っています。
第二子不妊に悩み、その不妊治療記録も綴っています。


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超親バカ記事です。

「バッカみたい!」と思われた方は、どうぞスルーして下さい。


今日、ショッピングモールにしおんの靴を買いに行きました。

帰り道、ショッピングモールを出て駅の改札に向かう途中、

見知らぬ男性に声をかけられました。

それは、しおんへのスカウトでした。


スカウト・・・まず最初に思うのは、「怪しい?」 ですよね。

私もそう思いました。

でも冷静に考えると、スカウトされたのは私じゃないですから

変な話、脱ぐとかアダルトとか、そういうんじゃないですよね。

子どもの場合、決めるのは親ですから詐欺というわけでもないし、

まあ考えられるのは、登録料とかレッスン料とか称して

初期費用だけかかって、大した仕事もないってヤツですよね。


先に結論から言うと、その男性から受け取った名刺と

案内状を後で検索してみたら、

芸能事務所であることは確かでした。

出演実績もズラズラと書かれていました。

ほんの一握りの子たちは、実際に活躍するのでしょう。


テアトルアカデミーも昔は散々叩かれていましたが、

鈴木福クンや、小林星蘭ちゃんが活躍するようになって

誰もそんなことは言わなくなりました。

子どもの芸能事務所なんて、みんなそんなもんかもしれません。


さて、話を元に戻して、その男性は私に名詞を差し出し

「すみません、○○○事務所と申します。

あまりに可愛かったので、スカウトさせて頂きたくて・・・」 と。

さすがにアラフォーにもなって、自分のことだなんて思いませんから、

すぐに、しおんだなって思いました。


私の中で、嬉しい気持ちと、困った気持ちが一緒に働きました。

我が子のことは私が一番よくわかっています。

セリフを言うどころか、カメラを意識すら出来ない子です。

言われた場所に視線を向けることすら出来ません。

でも、我が子を「可愛い」「スカウトしたい」と言われたことは

親としてはそりゃあ嬉しいに決まっています。

この嬉しい気持ちのまま、スルーしたかった・・・


相手が本題を切り出しそうになった所で、

タイミング良く(悪く?)、しおんがトイレに行きたいと言い出しました。

正直、ものすごくホっとしました。

「すみません、子どもがトイレに行きたいみたいで・・・」と

私が退散する素振りを見せると、相手は

「ここにお電話頂けますか?待ってますから、お願いします」と。

もちろん電話はしませんが、にこやかに立ち去りました。


なぜ私がホっとしたか・・・

相手にしおんに話しかけて欲しくなかったんです。

いくら可愛くて外見の良い子でも、

しおんのハンディを知ったら、そりゃあ引くに決まっています。

逸材?と思った気持ちは一気にしぼむでしょうね。


「ボク、何歳?お名前は?」

「お写真撮るの好き?」

「幼稚園?年中さん?」

そんなことをすぐにしおんに聞きだすに決まっています。

そして、それに対するしおんの反応も目に見えるようです。


可愛い、スカウトしたい、連絡下さい、待ってます、

そう言われたまんまで、夢は夢のままで立ち去りたかったから。

だから、しおんのトイレにすごくホっとしたのです。

そして駅のトイレに行き、何となく嬉しい気持ちのまま帰宅しました。


我が子を可愛いと褒められて嬉しくない親はいません。

特にしおんの場合、ハンディが大きいため、

周囲よりも秀でている部分がほとんどありません。

確かに運動神経は良く、手先も器用なのですが、

指示理解、聞いて理解する力が着いていけないので

結局、能力として発揮できません。

競争の意味がわかっていないので、

いくら足が速くても、かけっこで一番にはなれないんです。

コーチの合図に合わせて行うことが出来ないので

いくら泳げても、検定には合格できないんです。


そんなしおんが、唯一ハンディの影響を受けずに

周囲から評価してもらえるのが外見なのかもしれません。

(性格や気質は抜きにして)

だから私は、しおんの障がいが明らかになってからは

以前にもまして、この外見を守りたいという思いが強くなりました。

例え親バカと言われようが、我が子の秀でた部分として

これを維持し、守ってやりたい。

そう強く思うようになりました。


もちろん、人は外見じゃない、私もそう思います。

自分がカッコイイことをわかっていて

鼻にかけているような男は私も大嫌いです。

でもしおんは、自分の外見がどうかなんてちっともわかっていません。

この子が将来、周囲に愛され、愛されるがゆえに快く助けてもらえる、

そんな材料の1つにこの外見も役立つのであれば

例え周囲が何と言おうと、私は我が子の外見も守りたい。


もう1つは、今までの私の頑張りへの評価として

私のモチベーションも上がるからです。

しおんの外見は、持って生まれた物半分、

あとの半分は私がこの5年間で培ってきたものだと思っています。

服装、髪型、体型、肌質、常に身ぎれいにしていること・・・

目やに、鼻くそ、食べかす、鼻水、そんなものが放置されていることが

絶対にないように、これはかなり気をつけてきました。

赤ちゃんの頃からそうしてきたせいで、

しおんも自分で当たり前のように髪をとかし、

毎朝顔を拭いて乳液をつけるのを当たり前のように受け入れています。


そんな私の努力を、周囲が評価してくれる。

それがしおんの外見への評価でもあったりするなら

それは私への評価でもあると思って、ますます向上心はUPするんです。


かなりウンザリな親バカ記事だったかもしれませんが、

我が子の将来に役立つ物は全て守りたい。

そんな親心は、きっと誰しもが持つ思いではないかと思います。

私も同じです。









ついに長袖になりました。

昨年のこの時期に比べて、かなり気温が低いような気がします。














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