トップページ国際ニュース一覧原子力潜水艦火災は鎮火 放射性物質漏れなし
ニュース詳細

原子力潜水艦火災は鎮火 放射性物質漏れなし
4月8日 6時00分

原子力潜水艦火災は鎮火 放射性物質漏れなし
k10010041601_201504080649_201504080650.mp4
ロシア北西部にある造船所で7日午後、修理のためにドックに入っていた原子力潜水艦から火が出て、およそ8時間後に消し止められました。造船所や地元政府は、けが人はなく放射性物質は漏れ出ていないとしています。
ロシア北西部のセベロドビンスクにあるズビョードチカ造船所で、現地時間の7日午後2時ごろ、修理のためにドックに入っていたロシア北方艦隊に所属する原子力潜水艦「オリョール」から火が出ました。
造船所などはドックに川の水を引き込んで原子力潜水艦を水に浸すなどの消火作業を行い、火はおよそ8時間後に消し止められました。
造船所や地元政府などによりますと、この火災によるけが人はなく、修理の前に核燃料や武器などはすべて取り出されていたため、放射性物質は漏れ出ていないということです。
火災の原因について、造船所の報道担当者は「溶接の作業手順に違反があった」と述べ、溶接の際に出た火花が原因になった可能性を指摘していて、ロシアの捜査当局は地元メディアに対し、安全規則に違反した疑いで捜査を開始したことを明らかにしています。
地元メディアの報道によりますと、この造船所では2005年から2010年にかけて合わせて4件の火災があり、2005年には別の原子力潜水艦の解体中に火が出て、作業員2人が死亡しているということです。

関連ニュース

このページの先頭へ