ライフハッカー編集部 - こころ,アイデア発想術,モチベーション,仕事術,働き方 08:30 AM
クリエイティブであるためには、まず自分独自のスタイルを持とう
99U:芸術家、イラストレーター、デザイナーといったクリエイティブ職の人たちは、皆それぞれのスタイルを持っており、彼らの持つ独自のスタイルがあるからこそ、クリエイティブな産業は活性化します。だからこそ、他人のスタイルを真似することは、誰の得にもなりません。
イラストレーターであり、グラフィックデザイナー、ライターでもあるBecky Murphy氏は、誰もが自分独自のスタイルを持ち、他の人のスタイルを追わないようにするべきだと理解しています。100人のデザイナーに5つの質問をするインタビューの中で、仕事に就いて間もない頃のMurphy氏が、この問題にどう対処したかを説明しています。
私は、あるデザイン会社で非常に有能な人たちと一緒に仕事をしました。初期の私にとって課題となっていたことは、私が苦手なことを彼らが難なくこなしていたことでした。それにより、私には彼らほどの才能がないので、彼らができるようなプロジェクトを担当することはできないだろう、という劣等感からイライラしていたのです。結論から先に言うと、私は当初は稚拙に思えた自分のイラストのスタイルを認めることから始め、最終的には、自分なりの描き方で心地よく仕事ができるようになりました。やがて上司も、私にモンスターを描いたり変わった文字デザインを作るプロジェクトなどを任せてくれるようになりました。
洗練されたブランドにするまでには至りませんでしたが、少なくとも仕事が楽しくなりました。私たちは皆、自分独自のデザインノウハウを持っており、それにおいては優れているはずです。このような変化を経て、私は仕事仲間の成功を素直に祝うこともできるようになりました。
そのまま真似をするのではなく、好きな作品に使われている技法、色彩や他の基本的な要素をつぶさに観察して、その作品のどこが特に好きなのかを自分自身に尋ねてみましょう。そこを起点にして、自分独自のスタイルに合うようにそれらを取り入れてみると良いでしょう。何も自分に向いていない作品を作り出そうとしてイライラする必要はないのです。
- デザイン物産 2014
- ナガオカケンメイ,D&DEPARTMENT PROJECTD&DEPARTMENT PROJECT