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ロシア 流し網漁禁止へ 日本漁船も操業4月10日 6時03分
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ロシア政府は、日本の漁船も操業しているロシアの排他的経済水域での流し網漁を禁止する方針を示し、ウクライナ情勢を巡って制裁を続ける日本を揺さぶるねらいもあるものとみられます。
これは、ロシア漁業庁のシェスタコフ長官が9日、地元メディアに明らかにしたものです。
それによりますと、ロシア政府は、来年1月からの自国の排他的経済水域での流し網漁の禁止を目指して上下両院の議員グループが下院に提出している法案について、支持することを決めたということです。
そのうえでシェスタコフ長官は、「流し網漁の禁止により、生態系が改善に向かうだろう」と述べ、禁止を支持した理由は環境保護の立場からだと強調しました。
ロシアの排他的水域での流し網漁を巡っては、毎年行われる日本とロシアの政府間協議に基づき、日本の漁船も一定の料金を支払って操業していて、去年は太平洋とオホーツク海で、サケとマス合わせて6600トン余りの漁獲量が割り当てられています。
安倍総理大臣は、北京で去年11月にプーチン大統領と首脳会談を行った際、操業が継続できるよう要請していて、ロシア政府にはウクライナ情勢を巡って制裁を続ける日本を揺さぶるねらいもあるものとみられます。
それによりますと、ロシア政府は、来年1月からの自国の排他的経済水域での流し網漁の禁止を目指して上下両院の議員グループが下院に提出している法案について、支持することを決めたということです。
そのうえでシェスタコフ長官は、「流し網漁の禁止により、生態系が改善に向かうだろう」と述べ、禁止を支持した理由は環境保護の立場からだと強調しました。
ロシアの排他的水域での流し網漁を巡っては、毎年行われる日本とロシアの政府間協議に基づき、日本の漁船も一定の料金を支払って操業していて、去年は太平洋とオホーツク海で、サケとマス合わせて6600トン余りの漁獲量が割り当てられています。
安倍総理大臣は、北京で去年11月にプーチン大統領と首脳会談を行った際、操業が継続できるよう要請していて、ロシア政府にはウクライナ情勢を巡って制裁を続ける日本を揺さぶるねらいもあるものとみられます。