人生いつも三日BOSE

RHYMESTERと千田琢哉さんの著書をこよなく愛する三日坊主のブログ

「儲ける=信者と書く」というのは単なる言葉遊びではない

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おはようございます!朝っぱらからお金の話で恐縮です!(笑)

「信者」というと聞こえは悪いですが、「対象のモノやヒトに惚れ込んでいる人」という意味で、お金を稼ぐために信者という存在は必要不可欠だと思っています。

ジョブズ信者

信者と聞いてまず初めに浮かんだのが、この言葉でした。アップル信者とも言うのかな?

ぼくは2013年の一時期に、携帯販売の仕事をしていました。家電量販店やジャスコなどの大型スーパーの中にある併売店で販売をする仕事でした。

最大の売りは、もちろんiPhone。当時は5Sの時代で、ぼくが働いていた時期も7月〜10月だったので、時期がドンピシャリ。どのお店でも「5Sが出るぞー!」という活気に満ち溢れていました。

そんな中、とあるお客様が4Sをカチカチやっていたので、ぼくは話しかけました。

ぼく「お客様、5S予約できますけどいかがですか?」

お客さん「いや、いいです」

ぼく「最新機種ですよ?早くしないと予約分が無くなってしまいますよ?」

お客さん「いや、自分は4S使うんで」

ぼく「4Sってそんなに使い勝手いいんですか?」

お客さん「いや、ジョブズが作った最後のiPhoneだから」

という会話をしました。

ぼくはそれまで

「ジョブズ=プレゼンが上手で若くして亡くなって自伝とか出したメガネの人」

ぐらいに思っていたのですが、一気に印象が変わりました。

ジョブズ亡き後も、毎年iPhoneやMacbookの発売日には行列ができるぐらいの人気です。今のアップルにもティム・クックやジョナサン・アイブなどのスター(?)がいますが、やはり最大の功労者はジョブズだったのではなかろうか…と思いました。

性能よりも、作った人が好きだからそれを持ち続ける、なんて考えもしなかったことでした。まあ4Sは性能面でも評価されていますけどね。

ニコ生信者

ニコニコ生放送には、現在「ユーザーチャンネル」という機能があります。これは

・チャンネル登録者数10万人以上

を1つの基準とし、ニコニコ動画の運営側に認められた生放送主(通称:生主)が、有料の会員チャンネルを設け、その登録料金の何割かを受け取ることができるシステムのことです。

最近はほとんど観ていませんが、一時期とてもハマっていた生主がいました。それが、

この「NER(ネル)」さんという生主でした。

彼はモー娘。ヲタだったり、引きこもりだったり、日雇い派遣で生計を立てていたり、起業するも全く上手くいかずに1000万円の借金を背負ったり、ビルの外壁清掃で生計を立てたりしていました。完全なるその日暮らし。そんなところがぼくと似ているなあと思い、興味があってよく観ていました。

はっきり言って、彼には取り柄というものがほとんどありません(母親が元芸能人というバックボーンはあるけど)しかし、過去の黒歴史を明るく赤裸々に話すところ、とてつもないプラス思考なことなどから、ニコ生界でもかなりの人気生主となっています。

ブログでいうと1日1万PVレベルぐらい?(適当)

そして現在は有料チャンネルを持つほどになり、多数の登録者を抱えています。そしてそれによる収入は(予想ですが)30万円ぐらいになると思われます。そのようにニコ生で食っていくことができるのも、ネル信者によるものでしょう。

ネットビジネス信者

2013年ごろまでネット上で猛威をふるっていた、いわゆる「稼げる系」の情報商材。値段が1個20万円以上するのも当たり前のこの商材が、与沢翼氏などはバスバス売っていました。

買っていたのは誰か?もちろん「与沢信者」です。

彼らのブログやSNS(特にフェイスブック)を見ると、その信者っぷりが半端ないのがよく分かります。特に何でもない記事にも「素晴らしい!」「さすが◯◯さん!」などの賞賛の嵐。宗教か何かか?と間違ってもおかしくないぐらいでした。

その後、2014年の春に与沢氏の会社は税金を払えなくなって経営破綻、その後与沢氏が出した「告白」という本でも、

「もうお金持ちのフリをするのは疲れた」

という趣旨の内容を書いていました。

 

現在はシンガポールでの生活についてブログなどを更新しているようですが、上にあるような「お金持ちのフリ」発言があったにも関わらず、現在でも彼のブログには

「与沢さんはやっぱすげーっす!!」

みたいなコメントがついています。一度「信者」という存在を構築してしまえば、その信者は地の果てまでもついてくるのかもしれない…と思いました。

信者を増やすには?

一番始めにも「対象のモノやヒトに惚れ込んでいる」と書きましたが、本気でそう思わせれば、後は宗教と同じで「この人が言うことだから…」となります。

ジョブズとネオヒルズ族を同列にして語るのはぼくとしても不本意ですが、結果的に多くのユーザーからお金を集めることができた。という部分では一緒であり、それもこれも

「見込み客が喜ぶ"価値"を提供できたから」

ということになるでしょう。もちろんネル氏も、ニコ生で常に面白い話題を提供していたから、ユーザーチャンネルを獲得できるほどの登録者数を集めることが出来たのだと思います。

かつて一度だけ行ったことがあるセミナーにて、その主催者はこう言いました。

「”売る”んじゃなくて”教えてあげる”人は、結果的に稼げるようになる」

と。皆さんも、自分のファンを増やすために「教えてあげる」ことを心がけましょう。そして、自分の”信者”を増やしていきましょう。

おわり。

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