愛しの小さな恋人

5歳半を過ぎても、発音不明瞭な単語を十数個しか話せない我が子。他にこれといった特性もないまま、言語能力だけが一向に成長しません。
宇宙語で陽気にしゃべり続ける宇宙人クンとの日々を綴っています。
第二子不妊に悩み、その不妊治療記録も綴っています。


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しおん5歳5ヶ月、重度の言語障がいがあります。

発語は不明瞭な十数個の単語のみ。

そのうち、母の私でなくても聞いて理解できるものは数個だけ。

この2年で、自発的発語で増えた単語は何と1つだけ。


しかし、教えたことを吸収する能力はあります。

私はずっと、ある意味意固地になっていました。

「言葉というのは普通は教え込んで出るものではなく、

成長とともに自然に増えていくもの」

そういう気持ちが強過ぎて、周囲の子たちの言葉の増え方、

時には覚えて欲しくない言葉まで覚えてしまうその増え方と

同じ事をしおんに期待していたのです。


でも、「原因不明の言語障がい」を受け入れようと決めた時から、

自発発語はダメでも、一生懸命教え込むことによって

語彙が増えるなら、それも成長ではないか、

そんな考え方に変化しました。

それでこの半年間、療育の先生と二人三脚で

音声模倣や口角模倣に力を入れてきたというわけです。


この半年で一番増えた語彙は、要求言語だと思います。

どんな場面でも、指差しして「あにゃ、あにゃ」だったのですが、

「とって」 「やって」 「あけて」 などが言えるようになりました。

多分、皆さんが聞いたら、全部 「あって」 に聞こえると思いますがあせる



さて、そんなしおんの語彙ですが

物の名称に関する幅が非常に狭いです。

どういうことかと言いますと・・・


白飯、おにぎり、チャーハン、お寿司、混ぜご飯・・・

これらは全て、「ゴゴ」(ご飯) です。

犬、猫、うさぎ・・・

これらは全て、「ニャンニャン」 です。

鳩、カラス、すずめ、にわとり、インコ・・・

これらは全て、「ポッポ」 です。

列車、新幹線、貨物列車、そして機関車トーマスまで・・・

これらは全て、「でぃーちゃ」(電車) です。


でも、理解としては違いはわかっているようなのです。

犬は大嫌いですが、猫には興味はあるようで、

同じ「ニャンニャン」でも、声のトーンが違ったりします。

「これはワンワンだよ、ワンワン」と言うと、

その場では、「アーパン」(ワンワン)と模倣はするのですが、

次にはまた「ニャンニャン」になっています。


物や動物にはたくさんの種類があるんだよ、

そんなことを少しずつ覚えていかれたら、

きっとしおんの世界も広がっていくんだと思います。

根気強く、語彙の幅を広げて行かれたらなと思います。

まずは、大好きな「おにぎり」あたりから教えてみるかな。

でも、「おにぎり」という発声はきっと難しいのかもしれません。

繰り返し教えていれば、「ワンワン」も定着するかな?


多分、こんなことをやっている間に、

言葉以外の部分は、相変わらず普通に成長するのでしょう。

そして、言語の奇異さはどんどん強くなっていくのでしょう。

めげない強い心を持てますように・・・












勝手によじ登るベビーチェアガーン

イスに靴で上ってはいけないという概念はちゃんとあるんですよ叫び

でも、外のトイレの個室で靴を脱がないで欲しい!

当然、この場面では私は身動きが取れませんあせる









2歳半までと表記してありますよ・・・








スッポリ収まって満足顔目

(仕方ないので、靴は私が強制的にはかせました)



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