雨の上がった関東は、気温も上がり、抜ける様な青空。
そこに小さな奇跡が起きました。
しおんが突然、空を見上げて指をさし
「こ~き」と言ったのです
いや、実際にはもっともっと不明瞭な発声です。
無理矢理文字にすると、「こ~き」と記載しただけで・・・
でも母の私にはハッキリとわかりました。
しおんは「飛行機」と言ったのです。
(画像には飛行機は入っていません)
自分の目の前にある空間しか認知できなかったしおん。
道路の向こう側にいる人を認識することを覚えるのにも
とても長い時間がかかりました。
園バスに乗り込んで、窓の外の私に手を振れるようになったのも
ごくごく最近のことです。
広い遊び場に連れて行って、遠くから私を見つけて
手を振れるようになったのも、つい最近のことです。
しおんが空を見上げて指をさす、なんて夢にも思いませんでした。
指差しには何の問題もなく、1歳ごろからやっていましたが
指差しと発語が同時に出ることがなかったんです。
「ニャンニャン」「ワンワン」(あ~ぱんと聞こえます)「ポッポ」
そんな名称は不明瞭ながらも言うのですが、
指差しと一緒になると、「あにゃあにゃ」になってしまっていました。
そんなしおんが指差ししながら、「こ~き」と言うなんて・・・
「ホントだ~~、飛行機だね~」と言うと、
嬉しそうにずっと飛行機を目で追っていました。
特に飛行機が好きなわけではないのですが、
空を飛ぶ物体に興味を惹かれ、ママに報告したくなった
その気持ちがホントに大きな成長だと思いました。
青空の下に起きた小さな奇跡。
言葉は中々出なくても、確実に成長しています