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広島の原爆ドーム 建設から100年
4月5日 7時06分

広島の原爆ドーム 建設から100年
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世界遺産に登録されている広島市の原爆ドームが、建設されてから5日でちょうど100年となります。
建物は老朽化が進み耐震補強も必要となっていて、今後、建物の保存を進め、原爆被害の悲惨さをどう後世へ伝えていくかが課題となっています。
広島市の原爆ドームは100年前の大正4年4月5日、見本市などを開く「広島県物産陳列館」として建設され、戦前は多くの人が訪れる広島の代表的な建物でした。
昭和20年8月に投下された原爆によって、建物はドーム部分の鉄骨の骨組みと外壁の一部を残すだけとなり、平成8年には世界遺産に登録され、原爆被害を伝える象徴的な存在となっています。
広島市では4日夜、およそ40人が参加して原爆ドームのこれまでの歩みを振り返る催しが行われました。
参加した37歳の男性は、「壊れた建物を見れば、今でも原爆の恐ろしさを肌で感じることができるので、今後もきちんと保存してほしいです」と話していました。
建設から100年がたって建物は老朽化が目立ち、耐震補強も必要となっていて、原爆ドームの保存を進め、原爆被害の悲惨さをどのようにして後世に伝えていくのかが大きな課題となっています。
広島市では耐震補強について、最小限の工事にとどめる方向で検討を進めていて、来月ごろまでに工法を決め、ことし8月6日以降工事に取りかかることにしています。

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