今日の療育の後、先生とお話していた時のことです。
ウロチョロ好きなように部屋の中で遊んでいたしおん、
置いてあったカゴにつまづいて、中身をぶちまけてしまいました。
自分でバラまいてしまったら、自分で片付ける
それは小さいときから徹底しているので、
ごく自然にカゴの中身を元に戻していました。
そのカゴの中身は、おままごとセットでした。
もちろん、しおんは全く興味のない分野の遊びです。
ところがしおん、おままごとの小さなコーヒーカップを手に取ると、
それを私に見せながら、
飲むマネをして「ジュチュ」(ジュース)と言ったのです
「ジュチュ」(ジュース)という発語自体は、以前から出ています。
でもしおんにとっての「ジュチュ」(ジュース)は、
パックに入っていたり、たまに入るマックのオレンジジュースだったり、
とにかく目の前にある実際の現物が、
「ジュチュ」(ジュース)だったのです。
飲むマネっこなんて、今まで一度もしたことがありませんでしたし、
それを「ジュチュ」(ジュース)という発声に繋げるなんて、
まさに奇跡が起きたとしか思えませんでした
そう言えば、病院STでパソコンを使うプログラムがあるのですが、
その中の1つのコーナーで、
色々なあいさつを覚えるという物がありました。
「こんにちわ」「さようなら」「いってきます」「ただいま」「ありがとう」
そんな挨拶言葉を、先生はしおんに繰り返し模倣させ、
しおんも素直に応じていたのですが、
「いただきます」と「ごちそうさまでした」だけは、
なぜか完全拒否だったのです。
毎週毎週、この2つだけは頑として言おうとしませんでした。
恐らくしおんの理解を超えたシチュエーションだったのでしょうね。
目の前に食べ物があるわけでもないのに、
何で「いただきます」を言わねばならないのか、
何も食べていないのに、なんで「ごちそうさま」を言わねばならないのか、
きっとしおんにはチンプンカンプンだったのでしょう。
この2つの言葉の使い方を理解しているだけに、
そぐわない場所で使うことの意味が
全く理解できなかったのだと思います。
その話を、今日の療育で先生にもしたら、
「最近のしおんクンは、いただきます、とちゃんと手も合わせて
言ってくれます」と。
ハンバーガーを組み立てていく遊びがあるのです。
で、出来上がったハンバーガーを食べるマネをする際に、
先生が「いただきます」と言うと、ちゃんと手を合わせて
「いただきます」と言っているそうです。
あ、ちなみに発声は、「ダ~ダ~ダ~」ですよ・・・
もしかしたら、いわゆる見立て遊びという物が
少しずつ出来るようになっているのでしょうか。
遊びの幅が少しずつ広がっているのでしょうか。
発達センターのSTの先生が言っていました。
「しおんクンのジャーゴンは、大人の独り言とは全然違います。
これは言葉遊びの一種なので、遊びの幅が広がっていけば
自然にこのジャーゴンは少なくなり、消滅していきます」と。
ジャーゴン炸裂の日々に慣れきってしまっている私には
何だか信じられないのですが、
本当にいつかこのジャーゴンが消滅する日が来るのかな・・・
信じて待つしかないですね
まだまだ大好きなキャラクルカート
36ヶ月までと記載されていますが、
小柄で雰囲気の幼いしおんは、何の違和感もないです
しおん、何ヶ月だ??
えっと・・・ 67ヶ月ですね・・・