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 和歌山県那智勝浦町の勝浦漁港に9日、重さ411キロ、体長2・67メートルの本マグロが水揚げされた。これまでの最重量は3月23日に揚がった386キロで、2週間余りで更新した。3千人分の刺し身がとれるといい、約270万円(税込み)で取引されて関東方面に送られた。

 はえ縄漁による生マグロの水揚げ高が日本一の勝浦漁港。今年も順調で、今回は那覇市の第1弘奈(ひろな)丸が潮岬の南約700キロで捕獲した。引き揚げるまで約1時間かかったといい、山城弘也船長(25)は「300キロは超えるかなという手応えだったが、400キロを超えるとは」。大阪から観光で来ていた女性(44)は「大きくてびっくり。すしで食べてみたいです」と話していた。(杉山敏夫)