【ソウル聯合ニュース】米上下院の補佐官16人は9日、旧日本軍の慰安婦被害者が共同生活を送るソウル近郊の施設「ナヌムの家」(京畿道広州市)を訪れ、被害者らと面会した。補佐官らは韓国外交部の招待を受け、5~11日の日程で来韓した。
被害者の一人、ユ・ヒナムさんは「安倍晋三首相が米国の議会で演説をするが、われわれ被害者たちにも上下院で証言する機会を与えてほしい。それが米国が中立を保つことだ」と声を上げた。苦痛を強いられた被害事実を聞き、補佐官らが涙ぐむ場面もあった。
また、被害者らは安倍首相の演説に抗議する文書を渡し、米下院議長に伝達するよう要請した。