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大阪桐蔭裏金問題 労組が前校長らを告発
4月9日 13時02分

大阪桐蔭裏金問題 労組が前校長らを告発
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大阪桐蔭中学・高校で5億円を超える裏金が明らかになった問題で、前校長らが、保護者から集めた模擬試験の受験料から個人の口座に1700万円余りを送金したとして、学校法人の教職員の労働組合が、業務上横領の疑いで前校長らの告発状を大阪地方検察庁に提出しました。
前校長は、学校法人の調査に対し、裏金とされる別口座について「口座の性格などは知らず、そこから個人の口座に送金されるとは思っていなかった」などと説明したということです。
告発状を提出したのは、大阪桐蔭中学・高校を運営する学校法人大阪産業大学の教職員で作る労働組合です。告発状によりますと、大阪桐蔭中学・高校の前校長と前事務長が、保護者から集めた模擬試験の受験料から、去年10月までの1年半の間に、前校長の口座に1200万円、前校長の娘の口座に510万円の、合わせて1700万円余りを送金したとして、業務上横領の疑いがあるとしています。
大阪桐蔭中学・高校を巡っては、学校法人の第三者委員会の調査で、保護者から集めた模擬試験の受験料や教材費などを学校法人の会計とは別の複数の口座で管理し、5億円を超える裏金があったことが明らかになっています。
調査結果によりますと、前校長は調査に対し、裏金とされる別口座について「口座の性格などは知らず、そこから個人の口座に送金されるとは思っていなかった」などと説明したということです。
大阪産業大学教職員組合の高神信一執行委員長は、「学校法人の対応は鈍く、自浄能力が完全に失われており、真相究明を司直の手に委ねたい」と話しています。
告発について、学校法人大阪産業大学は「現在、事実を確認中で、コメントは差し控えたい」としています。

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