【ロンドン＝黄田和宏】世界の企業によるＭ＆Ａ（合併・買収）案件が巨大化している。2015年の買収案件の総額は世界全体で１兆ドル（120兆円）を突破し、８年ぶりの高水準に膨らんでいる。世界的な株高や潤沢な資金力を背景に、企業が買収のリスクを取りやすくなっていることが背景にある。資金を有効に用いるよう求める株主の圧力も高まっている。
金融調査会社ディールロジックによると、８日までに発表済みの15年の…
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