茨城県のニュース
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JPARC性能試験前に公開
おととし、研究者など34人が被ばくする事故を起こし、安全対策を進めてきた東海村の素粒子実験施設、「J-PARC」で、運転再開に向けた試験が始まるのを前に、施設が報道関係者に公開されました。
JーPARCでは、おととし5月、装置が誤作動して研究者など34人が被ばくしたほか、換気扇から放射性物質が外部に漏れる事故が起き、運転を停止して安全対策を進めてきました。
9日は、運転再開に向けて装置の性能を確かめる試験が始めるのを前に施設が報道関係者に公開されました。
施設の担当者は、放射性物質の漏えいを防ぐために、▼実験装置を気密性の高いシートで二重に覆ったことや、▼換気設備をフィルター付きのものに取り替えたこと、また、▼施設内の放射性物質の濃度などを測定する機器を増やして監視体制を強化したことを説明しました。
この実験施設では、9日から装置の性能を確かめる試験を始めることにしていて、今月17日に安全性について外部の機関の検査を受けたうえで、今月中にも運転を再開したいとしています。
JーPARCセンターの齋藤直人センター長は「安全対策に終わりはないのでこれからも随時対策を講じていきながら世界的な研究成果を発信していきたい」と話しています。
04月09日 17時29分