２月の経常収支 ８か月連続で黒字

4月8日 8時55分

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海外との貿易や金融取引などでどれだけ稼いだかを示すことし２月の日本の「経常収支」は、海外からの利子や配当の受け取りが大幅に増えたことなどから、１兆４４０１億円の黒字と８か月連続の黒字となりました。

財務省によりますと、輸出から輸入を差し引いたことし２月の「貿易収支」は、１４３１億円の赤字となりましたが、前の年の同じ月に比べて赤字幅は大きく縮小しました。
このうち輸出は、アメリカ向けの自動車が好調だったことなどから、前の年の同じ月と比べて増加し２４か月連続で増えた一方、原油価格の下落などの影響で、輸入額は減りました。
また、外国人旅行者が日本で消費した金額から、日本に住んでいる人が海外で消費した金額を差し引いた「旅行収支」などの「サービス収支」は、旧正月の「春節」による中国人観光客の増加などで赤字額が減りました。
一方、日本企業の海外への投資が活発になっていることを受けて、海外との利子や配当のやり取りを示す、「第一次所得収支」は２月として過去最大の１兆８６２２億円の黒字となりました。
この結果、日本が海外との貿易や金融取引などでどれだけ稼いだかを示すことし２月の「経常収支」は、１兆４４０１億円の黒字と８か月連続の黒字となりました。