ハッカーのW杯、ジュニア部門優勝は日本の16歳

「きっかけは小学校のクラブ」

 今年8回目となるハッカーたちのワールドカップ「CODEGATE」ジュニア部門で優勝した日本のコイケユウキ君(16)は、受賞あいさつで小学校のコンピュータークラブの先生に感謝の気持ちを語った。子どものころから自然に接してきたコンピューター教育が世界最高のハッカーの仲間入りにつながったものだ。

 未来創造科学部(省に相当)は、今年8回目を迎えた「CODEGATE 2015」が8日、ソウル市江南区のコンベンションセンターCOEXで閉幕したことを発表した。これは情報保護産業の発展と人材育成を目的に、政府・学界・企業が共催したものだ。

 昨年新設されたCODEGATEジュニア部門は、19歳未満のハッカーたちが出場する個人戦で、世界唯一の未成年ハッキング大会だ。今年の予選には54カ国499人が出場して接戦を繰り広げ、30人が本選に進んだ。

 同部門ではコイケ君が優勝、2位は韓国のパク・ソンジュ君、3位は同カン・ジンオ君だった。

 コイケ君は「ハッカーたちの間でCODEGATEは世界的に非常に有名なハッキング大会。本当は一般部門で大人たちと対決をしたかったが、年齢が達していなかったのでジュニア部門に出場することになった。何年かしたら一般部門でハッキングの実力を競いたい」と抱負を語った。

 若くしてハッカーの道に進んだことについては、「小学校のころ、学校のコンピュータークラブで活動をして、本当に面白いと思った。セキュリティーとハッキングの問題に自然に関心を持つようになった。その後、Capture the Flag(CTF)というハッキング大会に出場してハッカーとしての実力を養った。CODEGATEだけのために特に準備したわけではないが、普段から練習していたことが優勝につながった」と語った。

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