日本の軍事的役割拡大、米国人は日本人より積極的

日本の軍事的役割拡大、米国人は日本人より積極的

 米世論調査機関、ピューリサーチによると、東アジアで日本が軍事的な役割を拡大することについて、日本人よりも米国人が積極的であることが分かった。また、米国人はアジア太平洋地域での重要な同盟のうち、韓国よりも日本を信頼していることが分かった。今回の調査は、ピューリサーチが戦後70年を迎え、米日の18歳以上の国民1,000人ずつを対象に実施したもので、米日関係の主な懸案や歴史問題について質問した。

 調査によると、日本が東アジアで軍事的役割を強化することへの賛否を尋ねた質問で、米国人の47%が賛成し、日本人で賛成した人の割合(23%)の2倍に達した。しかし、4月末に訪米する安倍首相個人の知名度は低く、名前を聞いたことがない」との回答は73%で、小説家村上春樹氏(69%)や米メジャーリーグのイチロー選手(32%)よりも高かった。

 米国人の韓国に対する信頼度は米国の他の同盟国よりも低かった。韓国を信頼しているとの回答は49%だったのに対し、日本とオーストラリアを信頼しているとの回答はそれぞれ68%、80%だった。中国を信頼しているとの回答は30%にとどまった。日本人もオーストラリアと米国を信頼しているとの回答が78%、75%を占め、韓国を信頼しているとの回答は21%にとどまった。

 北東アジア地域の懸案に対する認知度は米国人のみが対象で、北朝鮮の核問題は81%が知っていると答えた。日本と周辺国の領土紛争についても60%が知っていた。一方、韓国と日本による慰安婦問題での対立については、「知っている」(41%)よりも「知らない」(57%)が多かった。

ニューヨーク= 羅志弘(ナ・ジホン)特派員
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