おはようございます。
今日は名古屋からのスタートでした。
僕のことを出張が多いとおっしゃる方がいらっしゃいますが、結構そんなことは無くほとんど東京にいます。
社会人になって出張が全くない仕事というのはしたことがありません。ずーっと営業の仕事をしていますので、どこかに行って誰かと会うのがお仕事だったりするわけですからね。最近は昔に比べてかなり出張は減ったなと思っています。
さて、昨日は実は久しぶりに人にどやされました。
50にもなって、情けない限りですが事実ですから致し方ありません。
このところ起こった出来事をありのままにちょっとだけ書いておこうと思います。
僕は仕事でコンサルタントのようなこともしておりますが、僕はコンサルタントではありません。僕がやっているので、マーケティングです。
いわゆるマーケッターを呼ばれる人種だと自分では思っていましたが、自分の能力には限界があります。
ですから外部の人に助言をしてもらって、この4月からマーケットに投入する予定の新商品のプロモーションを相談していました。
これが上手く行くと当社は飛躍的に伸びます。そのため、社運がかかっているのでこのプロジェクトで外部のコンサルタントを登用することに決めたわけです。
それと、僕の知識は多分3年ぐらい前で止まっているので、新しい知識を入れる必要も感じていました。
ところが、僕のあまりのやる気のなさと、結果のでなさに怒鳴られたというわけです。
いい訳はしたくないので、それはそれで仕方が無いのですが、この2週間あまり。ちょうど節分のあたりから、大きく状況が変わりました。
何がどう変わったのか?ちょっとだけ書いておきます。
まず、3年ぐらい前に起きた、アルジェリアでの日本人襲撃事件に遡ります。
ご記憶にあるかと思いますが、ブリティッシュ・ペトロリアムという石油採掘企業(ちなみに、メキシコ湾で原油流出を起こしたのもこの企業です)のサイトで、活動していた日揮という会社の社員が、突然襲ってきたテロリストに軒並み殺害されたという事件です。
このときには日揮の役員をはじめとして、10名あまりが犠牲になりました。
以前も日記に書きましたが、テロリストはこの日にBPの副社長と日揮の役員が来て式典が開かれるのを知っていました。ですのでVIPを襲撃して人質に取れば身代金も手に入るし、入らなくても大きなニュースになるので自分たちの国際的な知名度が飛躍的に向上する事を知っていて襲撃したのです。
襲撃の瞬間、30名あまりいたBPの社員は、密かに用意してたシェルターに逃げ込みました。フランス人シェフもいましたが、彼も人知れず逃げてしまいました。残念ですがBPの副社長だけは殺害されてしまいましたが、それ以外の社員は全員助かりました。フランス人シェフも無事でした。
どうしてかと言えば、イギリス政府も、フランス政府も自国民はほとんどいなかったと報道したのです。つまり、本当のことを言いませんでした。それは、自国民を守るためにです。日本の場合は、何人現場にいて、何人殺害されたか結構詳しく報道していました。テロリストは報道を見ています。日本語だから解らないではありません。英語に翻訳されて報道されることもあれば、日本国内に田中氏のように、イスラムテロリストのシンパもいます。
あまりの危機意識の低さに、愕然となり出来ることを探しました。
今はもう友達からは外れてしまいましたがフェイスブックの当時の友人から、あるアメリカ人を紹介されました。彼は、米国陸軍の出身大尉で、現在は東南アジアで、カウンターテロリズムの仕事をしています。米国内でも地方自治体相手に同様な活動も行っています。
その彼と、別のある方の勧めもあって、テロ対策特殊装備展にも出展してみました。その世界で知り合いは増えましたが、残念ながら商売には結びつきませんでした。
そのアメリカ人の彼が2月の上旬にメールを打ってきました。2月中に日本に来る。マイケル・ヨンというジャーナリストも一緒だというのです。
そもそもこのアレンジは僕の仕事でもなければ、アレンジでありません。彼らを呼んだ別の人間が存在していたわけです。
ですから、僕はこの彼と日本の著名な方とテロ対策セミナーを行うだけのつもりでいました。
彼らを空港に迎えにいって、マイケル・ヨン氏という著名なジャーナリストとの会食などを友人たちとセットをしました。それで充分だと思っていたのです。
ところが、ここでは書けませんが、そもそも彼らを招聘した人脈とマイケルが一緒に行動しないと言い出したわけです。
理由は、彼らを招聘した人脈の中心人物が全てを独り占めしようとしたからだそうです。別に国益に適うのであれば、独り占めしようと何をしようを関係ありませんが、どうもその人物は国益よりも、ご自分のコントロール下に全てを置きたい方だったようです。マイケルが、僕にそのように言っていました。そして、その人物の言動は決して日本の国益にならないと。
要するに、その方の器が小さすぎたわけですよね。
そのため、どうしてか全てが僕に回ってきてしまったというわけです。
ところが、その招聘した人物のお仲間が方々に電話をかけ始めました。
マイケル・ヨン氏が出た産経新聞社、自民党本部、官邸、アル著名な保守系の方の事務所、さらに僕の事務所にも。
マイケル・ヨン氏と僕の友人のアメリカ人は、ペテン師だ、詐欺師だというのです。残念ですが、彼はペテン師でも、詐欺師でもありません。彼らの服装や言動を見ていても、非常につましい生活をされているのは見て取れます。
泊まっているホテルも普通の我々が泊まるようなビジネスホテルですし、洗濯物が汚れたらコインランドリーに通っています。
聞いたことは何でも答えてくれますし、その目に濁りは一切ありません。
ちなみに、マイケル達を招聘した人物は日本人ですが、帝国ホテルにお泊まりだったようです。高級ホテルにお泊まりだからと言って悪いわけではありませんが、マイケル・ヨンが金のために行動するといって電話しているのは、お金が大好きな人だったりするものですからね。
マイケル・ヨン氏の目的は、非常に単純で、日本の国益を回復すること。そして、中国に対抗してアジアに平和をもたらすことです。
彼らは軍人ですから、平和の大切さを痛いほど解っています。軍人は、我々民間人よりも戦争の悲惨さが解ります。銃を持って戦って、相手から攻撃される事がどんなに辛いことか、身内の仲間が撃たれる事がどれ程ショックな事かよく知っています。実際、僕の友人はイラク、アフガンに従軍していますし、マイケル・ヨン氏もイラク、アフガンで戦闘取材をしています。彼のブログでは、目の前で米兵が撃たれるシーンも沢山載っています。
しかしながら、中国があまりに強くなりすぎてしまえば、アジアで戦争が起こる可能性が否定できなくなります。強くなりすぎると、相手を蹴散らしたい自らの欲望に逆らえなくなります。相手が弱いと必ず戦争になりますが、拮抗した2カ国が対峙している場合は深刻な状況になりにくいわけです。
とにかく、平和のためにも、日本には戦争中の古い汚名に引きづられることなく、アジアに平和をもたらして欲しいと彼らは心から願っているのです。
それと同時に、中東での平和も日本が真剣に取り組めば出来ると思っています。
ということで、この2週間は彼らの運動にのめり込み気味になっていました。彼らは彼らの戦いをしていますが、私は私の事業をしっかり発展させてないといけません。そのためには、今回の様に僕のことをしっかり怒ってくる貴重な人材も必要です。
まあ、はっきり言ってなんで僕なの?と思いますが、これも何かの巡り合わせと思って、自分の事業と彼らの側面支援を何とか両方とも成就させようと思っています。
今後ともご支援をよろしくお願いいたします。