日本体操協会は9日、東京都内で常務理事会を開き、大阪府の体操クラブで教え子に暴行したとして傷害罪で罰金刑が確定した井岡淑子元コーチ(44)を無期限の登録抹消とすることを決めた。

 井岡元コーチとともに教えていた男性指導者は、暴力行為を黙認したとして1年の資格停止とした。処分は6月の理事会で決議後に発効する。

 男性指導者が暴力を振るったとの事実認定はされていないが、日本協会は「制止せずに助長して今回の結果を招いた」として処分を決めた。