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仏国際放送にサイバー攻撃 IS関連組織か4月9日 19時32分
日本を含む200以上の国と地域で見られているフランスの国際放送が、過激派組織IS=イスラミックステートとの関連を主張する組織からサイバー攻撃を受けて、通常の番組が視聴できない状態になっています。
フランスの国際放送「TV5モンド」は、8日夜(日本時間の9日未明)、ISとの関連を主張する組織からサイバー攻撃を受けたため、通常の番組の視聴や、ウェブサイトの閲覧ができなくなっていることを明らかにしました。
イーブ・ビゴ社長は9日、パリの本部前で記者団に対し、「かつて経験したことのない大規模なサイバー攻撃で、大きな衝撃を受けている。復旧のめどは立っていない」と述べました。また放送局のフェイスブックには、この組織からだとする文書が一時掲載され、フランス軍がISを対象に行っている空爆などを非難したうえで、「家族の命を救うためにISから手を引け」というメッセージと共に、兵士や家族のものだとするパスポート情報などが載せられたということです。
事態を受けて、フランス内務省は放送局の本部にサイバー捜査の専門官を派遣するなどして対応に当たっていますが、フランスではことし1月にも、政府機関など1万9000のウェブサイトが、イスラム過激派の支持者とみられるハッカーによる組織的なサイバー攻撃を受けていて、軍や警察が監視態勢を強化しています。
「TV5モンド」はフランスやベルギーなどの政府が出資し、ケーブルテレビなどを通じて日本を含む200以上の国と地域にフランス語の番組を提供しています。
イーブ・ビゴ社長は9日、パリの本部前で記者団に対し、「かつて経験したことのない大規模なサイバー攻撃で、大きな衝撃を受けている。復旧のめどは立っていない」と述べました。また放送局のフェイスブックには、この組織からだとする文書が一時掲載され、フランス軍がISを対象に行っている空爆などを非難したうえで、「家族の命を救うためにISから手を引け」というメッセージと共に、兵士や家族のものだとするパスポート情報などが載せられたということです。
事態を受けて、フランス内務省は放送局の本部にサイバー捜査の専門官を派遣するなどして対応に当たっていますが、フランスではことし1月にも、政府機関など1万9000のウェブサイトが、イスラム過激派の支持者とみられるハッカーによる組織的なサイバー攻撃を受けていて、軍や警察が監視態勢を強化しています。
「TV5モンド」はフランスやベルギーなどの政府が出資し、ケーブルテレビなどを通じて日本を含む200以上の国と地域にフランス語の番組を提供しています。