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カート・コバーンの娘フランシスが米ローリング・ストーン誌にて父親とニルヴァーナについて初めて公の場で語り話題に

2015/04/09 14:04掲載(Last Update:2015/04/09 19:04)
Frances Bean Cobain
Frances Bean Cobain
カート・コバーン(Kurt Cobain)の娘フランシス・ビーン・コバーンが米ローリング・ストーン誌の最新号にて父カートとニルヴァーナ(Nirvana)について初めて公の場で語り話題に。

自身がエグゼクティブ・プロデューサーを務めるカートの新ドキュメンタリー『Cobain: Montage Of Heck』の公開にあわせてのインタビュー。

フランシスはニルヴァーナについて聞かれ、

「ニルヴァーナはあまり好きじゃないの。ごめんなさい、プロモーションの人々。私が好きなのは、マーキュリー・レヴやオアシス、ブライアン・ジョーンズタウン・マサカーなの(笑)。グランジには興味がなくて。だけど、“Ferritorial Pissings”(Nevermind収録)はすごく好き。あと、“Dumb”(In Utero収録)は聴くたびに泣いてしまうの」とコメント。

また、かつてニルヴァーナのメンバーが自宅に遊びに来たことについても語り、

「デイヴ・グロール、クリス・ノヴォセリック、パット・スメアが私の家に遊びに来たことがあって、たぶん、それはニルヴァーナのメンバーがすごく久しぶりに集まった時だと思うんだけど。3人とも私の方を見ているんだけど、みんなが見ているのは亡霊だと分かったわ。デイヴは“君はカートにそっくりだ”と言い、3人は私が百万回聞いたような古い思い出話をはじめたわけ。私はすごく退屈そうな顔してタバコを吸いながら椅子から見下ろしていたら、みんなが“カートがここにいたら、まったく同じことをしていたはず”って言われたの。だけど来てくれたことはうれしかった。1人足りないニルヴァーナの再会に立ち会えたクールな体験だったわ」ともコメントしています

フランシスはまた、カートについて

「私たちの文化は、死んだミュージシャンに夢中になりすぎてると思うの。話を膨らませるのが、みんな好きよね。もしカートがもっともひどい形で家族を捨てた人間だったら……彼はそうしなかったけど。彼は脚色されたことで、みんなに影響を与えたり、崇める対象になったりしている。生きていたころより、死んでからの方がずっと偉大になったわ」とコメント。

またカートの死について

「カートはたぶん、自分のすべてを芸術のために犠牲にしなくてはいけないところまで到着してしまったのだと思う。世界がそれを彼に要求したから。それが彼がここにいることを望まなかった引き金のひとつであったと思う。もし彼が生きていたなら、私にはパパがいたことになる。それはとても素晴らしい経験になっていたと思うわ」ともコメントしています