(律子)あなた?あなた?きゃ〜!多くの関係者は緊張した面持ちで到着を待っています。
ここ桜宮市に来月オープンする予定の国際Aiセンターに死因究明の大きな武器となる重さ30トンのMRIリヴァイアサンが運び込まれようとしています。
あっ今戦車から人が出てきました。
バチスタスキャンダルをはじめとする数々の医療事件を解決してきた東城医大の田口医師です。
田口医師は…。
(真琴)まあははははっ。
あらあら。
また:#8eもEl
k0eBgで|!診療内科医として働くかたわらでこのAiセンタープロジェクトに貢献するということです。
・田口先生!お話聞かせてくださ〜い!
(田口公平)すみれ先生?診療内科医の田口先生がなぜ戦車に?あっあぁあの…こういうむちゃぶりが好きな人間がいて。
(葉子)厚労省の白鳥さんですか?えっご存じなんですか?お2人の活躍は有名じゃないですか。
あぁ…。
あっでは後ほど。
田口先生すいません。
(葉子)あの今誰か捜してましたよね?えっ?
(葉子)誰捜してたんですか?あっいえべつに。
(葉子)自衛官の制服お似合いですね。
あぁお世辞はいいですから。
(葉子)いえほんとに。
今回のAiセンタープロジェクト取材させていただきます別宮葉子です。
よろしく。
(白鳥圭輔)お待たせいたしました私厚生労働省医療過誤死関連中立的第三者機関設置推進準備室室長の白鳥圭輔でございます。
(室田)あぁ室田です。
室田市長こちらが大講堂です。
(室田)おぉ〜これはなかなか立派なものですね。
10日後に控えたオープン当日には全国から放射線科医法医学者司法関係者が集まり一般市民も参加するAiシンポジウムがここで開かれます。
(室田)おいAiっていうのは何の略だ?オートプシーイメージング日本語に訳すと死亡時画像診断のことですね。
(室田)あぁそうですね。
あの画像であれする。
おぉ〜よくご存じですね。
CTやMRIで撮影された画像で死因を究明したりおっしゃるとおりあれしたりしますはははっ。
(室田)でも結局は解剖のほうが優れてるんでしょ。
Aiで何でもわかるみたいな誤解を市民に与えるなと苦情がありましてね。
あぁ〜。
法医学者の先生たちですね。
ですが解剖だけでは…。
・相変わらずだね日本って国は。
(東堂文昭)頭の固い学者連中とものを知ろうともしないおばかさんばかり。
東堂教授。
こちらは…。
だからいまだに解剖率たった2%のこの国でものうのうと暮らしちゃうわけだ。
市長あちらはマサチューセッツ医科大学の東堂文昭教授です。
このAiセンターの顧問に就任していただくために帰国していただきました。
(室田)あぁ…。
まああなたがここの市長ですからね桜宮市民のレベルも推して知るべしだ。
(小声で)教授。
(室田)君何だね失敬な。
あぁ〜ソーリー。
あぁミーはアメリカ生活が長くてですねあっに…日本語が堪能でなくなってしまったんですよ。
謝罪します。
いいですか。
この死因不明社会でどれだけの殺人が児童虐待が医療事故が見逃されているか想像してください。
教授それ今いらないから。
Aiは死因究明の特効薬です。
ユーノウ?解剖のように体に傷を付けなくても死因を探れるし画像は保存可能。
火葬後でも遺体の検証ができる。
ドゥーユーアンダースタンド?
(室田)何を言っとるんだ。
すみません教授はまだ帰国したばかりで時差ぼけが激しいみたいでははっ。
白鳥圭輔。
君のような役人に任していたらいつまでたってもこの国に真のAiは根づかないよ。
おっおぉ〜。
君が田口先生かな?あっはい。
ははははっワオベリースモール。
いとしのリヴァイアサンが到着したね。
どうだった?戦車でのけん引は。
ええまあ…。
メールで指示したとおりちゃんと敬礼した?あっはあしっかりと。
エクセレント。
じゃあミーはこれで。
早速リヴァイアサンの磁場調整に入らないと。
シーユー。
失礼しました。
微妙な帽子かぶってましたけどああ見えて次のノーベル賞に最も近い日本人といわれているAiの第一人者なんです。
(室田)白鳥君。
はい。
(室田)このAiセンターには桜宮市も大いに協力してることはあの人は知ってるんですか?もちろんです。
国と自治体そして東城医大が三位一体となって日本の死因究明を改革する。
もう画期的な試みですよ〜市長ははっ。
あぁ〜紹介するのを忘れていました。
こちら東城医大特別愁訴外来兼厚生労働省医療過誤死関連中立的第三者機関設置推進準備室室長補佐の田口公平医師です。
ねっ?えっ…。
あぁ〜もう最低の仕事でした。
もう無理もうできない。
あぁ〜何だもうグッチーコーヒー!いやもうしわになりますよ。
いいからコーヒー。
カップちゃんと温めてよ!はいはい。
(真琴)はいどうぞ〜白鳥さん。
藤原さんいい仕事しますね。
最高で〜す!ってほら癖になっちゃってんじゃない!ご機嫌斜めですね。
念願のAiセンターのために慣れないおべっか使ったんで。
あぁ〜。
グッチーはいいよね大好きな戦車に乗れたし。
乗れって言ったのは白鳥さんでしょ。
あれは東堂教授が戦車まで出動させるって言ったときグッチーがほんとですか?ほんとですか?ってはしゃいでたから乗れるように段取ってあげたんじゃない。
調子に乗って敬礼までするとは思わなかったけどね。
いやそれは東堂教授の指示でしかたなく。
一番好きなのはドイツの戦車なんですって。
ちょっと藤原さん。
サボテンと片思い以外にそんな趣味があったとは知りませんでした〜。
ていうか東堂教授っていつもあんな感じなんですか?うわさどおり癖のありそうな男だよね。
あら東堂教授呼んだの白鳥さんなんじゃないんですか?いやいや僕の上司の船橋審議官って人が何か東堂教授ととっても仲良しみたいでそれで話をまとめてくれちゃって。
えっ?ふふっ白鳥さんにも味方になってくれる上司とかいるんですか?いやまあね。
確かに船橋審議官がいなきゃAiセンターの設立も難しかったかもしれないけどね。
(着信音)おっうわさの審議官から。
どうも審議官。
本日無事にリヴァイアサンがAiセンターに…。
(律子)白鳥さん…ですか?
(律子)船橋の家内です。
主人が…主人が…。
どうしました?主人が別荘の地下で…。
何かあったんですか?よくわかんないけど厚労省で唯一の僕の味方がこの世からいなくなっちゃったみたいだよ。
・カシャ!
(シャッター音)
(安藤)玉村さん!1人まだ息があります。
(玉村)えっ?おい救急車呼んで。
・はい!
(安藤)急いで!・はい!速水先生。
45歳男性原因不明の意識障害を起こしています。
(速水)何があった?わかりませんが同じ地下室にいた9名は全員遺体で発見されました。
(佐藤)脈拍40血圧75の45サットが上がっていませんがその他のデータは異常なし。
原因がわかりません。
長谷川硫アト0.5mg投与しろ。
(長谷川)はい。
(遥)心エコーします。
佐藤ちゃん警察に連絡をして現場の状況を詳しく聞け。
(佐藤)はい。
(速水)原因検索は後だ。
唯一の生き残りだ死なせるなよ。
・はい。
ブレーカーが落ちてた?
(玉村)海外へ行っていた奥さんが予定より早く帰国されエレベーターを使おうとして気付いたそうです。
それでエレベーターが止まってこの地下室に閉じ込められた。
(玉村)ええ。
地上への出口は他にはありませんので。
携帯は?あっここの地下はつながりません。
運悪く外部連絡用の非常ボタンも壊れてまして。
船橋審議官は1週間前から休暇を取ってた。
その間ずっとここに閉じ込められてたってことか。
(玉村)他の9人も船橋審議官の勉強会に参加するために1週間の休暇を取っていました。
どういうメンバー?
(玉村)ナカハタ製薬の重役2名と研究者2名。
城南大学立浪医科大学などの教授4名。
それとさっき病院に運ばれた港南総合病院の内科医ですね。
地下だと空気がたまるよね。
有毒ガスの可能性はなかった?
(玉村)検出されませんでした。
毒物の痕跡も全く。
外傷はなし家も荒らされてなかった。
争った形跡もなしか。
(玉村)はい。
本当に不運な事故としか。
事故だったのかな?本当に。
えっ?勉強会って言ってた割にはここにはパソコンも資料もない。
10人の男がたまたま携帯の通じない地下室にいるときに不運にもブレーカーが落ちて不運にも非常ボタンが壊れていた。
そして9人が死んだ。
ちょっとおかしいと思わない?玉ちゃん。
まだ意識が戻らない。
司法解剖の結果は?1人目が終わったところですが体表にも臓器にも異常なし。
今のところ毒物や薬物も検出されません。
白鳥は?船橋審議官の解剖に立ち会っています。
(速水)この患者が唯一の生き証人ってわけだな。
意識が回復するよう全力を尽くす。
そっちはさっさと原因を探れと白鳥に伝えてくれ。
はい。
(滝沢)そろそろ一般病棟に移れそうですね。
・滝沢先生。
すっかり救命の先生らしくなりましたね。
いえ。
自分でも不思議ですよ。
研修医の頃は絶対救命以外の科を選ぼうと思っていたのに。
あぁ…。
昨日神奈川県桜宮市に住む厚生労働省大臣官房審議官船橋直樹さんの別荘の地下室から船橋さんを含む9人の男性が遺体で発見されました。
この桜宮市で起きた9人の不審死はいまだ謎に包まれたままです。
警察は事故と事件の可能性を視野に入れ被害者の人間関係などを含め慎重に捜査を進める方針です。
おはようございます東堂教授。
あぁ〜君か。
えっ?もう朝なの?あの厚労省の船橋さんという方が亡くなりました。
そうだってね驚いた。
仲良かったんですよね?うん?船橋さんと。
あぁ〜奥さんがピアニストでねアメリカにリサイタルに来たときに何度か聴きにいったよ。
だったらお悔やみとか。
リヴァイアサンの磁場調整のほうがずっと大事。
早くこいつに息を吹き込んでやんないと。
・教授。
はい?・教授この絵どちらに置きましょうか?えぇ〜あぁ〜そうねあぁ〜ロビーがいいね目立つとこ。
・はい。
弊社の社長が是非リヴァイアサン導入のお礼に伺いたいと。
あぁ〜お礼ならケルベロスの絵より現金のほうが良かったな。
ははははっ伝えときます。
よろしくね。
・はい。
(渡辺)薬害ですよねこれ。
東城医大で出された薬のせいでかゆみが止まらなくなった。
副作用でしょどうしてくれるんです?めまい止めの薬をやめるか他の薬を試すか方法は2つですね。
薬やめたらまためまい出ますよね。
じゃあ別の薬を。
(渡辺)いやゾロ薬でごまかす気ですか?それ製品名が違うだけで今のと同じ成分ですよね。
ネットでわかりますよ。
落ち着いてください渡辺さん。
確かに後発医薬品は主成分は一緒ですが添加物や副成分が違うことが多いんです。
今の薬の副成分に要因があるとしたらジェネリックではかゆみが起こらないかも。
試してみる価値あると思いませんか?じゃあ2週間後にまた。
お大事に。
次の方どうぞ。
事務長最近不安で眠れないそうです。
大げさだね相変わらず。
市長から電話があったそうです。
ここ数日で急に厚労省内部の反Ai派の声が大きくなってるみたいだけど大丈夫かって。
ほぉ〜そういう情報早いんだあの市長。
船橋審議官が亡くなったせいですか?やり方はともかくパワフルな人だったからね。
その分敵も多かった。
審議官が亡くなった途端やっぱり死因究明は法医学者や警察に任せるべきだってアンチAi派が息を吹き返しちゃったよ。
もしかするとこの事件目的はAi潰しだったりしてね。
えっ?いや事故なんじゃ…。
だって解剖が始まって3日もたってるのに死因が全くわからないなんておかしな話だと思わない?いやでも事故じゃなきゃこれ…。
10人の人間を狙った集団殺人だったりして。
へぇ〜。
えっ?いや何がへぇ〜ですか?いやいや。
じゃあ先行ってるから。
えっ…。
へぇ〜。
(滝沢)だからそんなの無理に決まってんだろ。
田口先生。
あっすいません姿が見えたからつい。
あぁ…。
じゃあ葉子また連絡する。
(葉子)うん。
(滝沢)それじゃ。
9人集団不審死の件進展なしでしょ?生き残った人に会わせてくれって頼んだら怒られちゃった。
葉子。
へぇ〜。
えっ?何がへぇ〜?えっ…あぁいや。
あの別宮さんは滝沢先生とつきあってる…。
田口先生は男が下の名前で女を呼んだら全部恋人だと思うタイプ?古っ。
えっあっ…。
冗談ですよ。
滝沢君とは古い知り合い。
それよりこないだすみれ先生って呼んでましたよね。
えっ?誰を捜してるのかわかりましたよ。
この病院の生き残りでしょ。
(葉子)患者を安楽死させてた地方病院の謎の火災。
院長の桜宮巌雄を含む3名が焼死して生き残った娘2人のうち姉の小百合は出頭。
妹のすみれは消息不明。
先生もいたんでしょ?碧翠院に。
白鳥さんが安楽死を暴くのを手伝った。
検察ぴりぴりしてますよ。
安楽死の証拠は最後の患者の遺体から出た僅かな筋弛緩剤とAi画像だけ。
万が一桜宮小百合が自供を翻したら…。
小百合先生は事実を全部話します。
言い切れる根拠は?
(葉子)あっごめんなさい。
仕事柄ついこういう口調に。
いえ。
小百合先生は自ら安楽死について語ることを選んだんです。
だから今更うそをついたりしない。
それだけ小百合って人のことはわかってるのに妹のすみれについては何も知らない?捜してみましょうか私が。
えっ?一応いろいろつてはあるから。
あっ連絡先教えて。
あぁ…はい。
あっ…でもどうして?会ってみたいから。
えっ?厚労省が強引に監査した結果肉親を3人も失った人の言葉記事にしてみたい。
最初の質問はこうかな。
私だったら白鳥さんを憎むけどあなたはどう?じゃあ連絡しますね。
そのかわり何か進展あったら情報くださいね。
はい。
じゃあ。
(マナーモード)
(玉村)あっ意識はまだはっきりしませんか?ああ会話は無理だ。
榊先生と他の被害者たちとの接点は?あぁ〜榊先生がナカハタ製薬の薬を使っていたことぐらいしか…。
んなもんうちでも使ってる。
(玉村)やはり事件の可能性は薄いんじゃ…。
彼に恨みを持ってたような人間はいないの?
(玉村)いえ。
ただ最近患者とのトラブルが多かったようです。
えっ?患者の顔も覚えない冷たい主治医だって評判が。
冷たい主治医ね〜。
あの東堂教授がお話がある…。
ハロー!エブリバディー!終わったよリヴァイアサンの磁場調整。
あれ?えっ何で喜ばないの。
船橋審議官の死因は解剖でもわからなかったんだよね?ええ。
まだ解剖してない遺体あるんでしょ。
すぐにAiセンターに運んでよ。
えっもしかして…。
オフコース。
リヴァイアサンで調べるんだよ。
まずは頭部から。
あれ?何これ。
随分ノイズが多いね。
教授。
まだこれチューニングが終わってないんじゃないの?9テスラのMRIの磁場調整が4日でできるなんておかしいと思ったんだよねぇ。
ふ〜ん。
教授?これでどうだ。
あっ。
あと少し調整は必要だけど他の連中には無理でも私には4日あれば十分すぎるよミスタースワン。
胸部異常なし。
次は上腹部。
下腹部。
でどうなの?教授。
画像上9人もの人間が突然死するような不審な点は何もないね。
Aiでも無理ですか。
やっぱり鍵はここなんだよなぁ。
波形が合わない。
コイルが違うのか。
違うのか。
信号が出ない。
(安藤)ねえあの…大丈夫ですかね?故障?違う。
これでもない。
信号は出てるが毒物を思わせるような異常なスペクトルのピークがない。
じゃあカーボンは…。
違う違う。
大きなピークが出ない。
これだったか。
しかもベリーベリーシャープ。
あのそれが何か?最初から合ってたんだよリヴァイアサンのチューニングは。
なのにノイズだらけだった。
そういうことか。
白鳥さん?水だよ水。
凶器は水だったんだよグッチー。
(安藤)いやでも解剖では溺死ではないって…。
MRIは体内の水に磁気を共鳴させて画像を得る。
人間の体の約60%は水で構成されている。
MRIはその水のプロトン1Hに周波数を調整するわけだ。
チューニングは完璧だって教授は言ってたけど画像はクリアじゃなかった。
その理由は遺体の中の何かが邪魔をして通常の水の信号を減らしてたからだ。
ではこのシャープでクリアな画像のコイルは?毒物検査に引っ掛からない見た目も味も臭いも普通の水と同じ何かって…。
重水だよ。
ビンゴ。
(玉村)重水って何ですか?重い水と書いて重水。
普通の水いわゆる軽水より比重の重い水で中性子の減速効果に優れてるから原子炉のプールなんかに使われてる。
少し飲んだぐらいじゃ体に大した影響はないけど大量に摂取すると…。
マウスの実験では体内に30%以上の重水が入ると神経がまひして死に至るという報告があるね。
誰かがあの地下室のペットボトルの中身を重水に変えたうえでブレーカーを落としてエレベーターを止めたんだよ。
わざと閉じ込めたってことですか。
外部との連絡手段を断たれた中でその水を飲み続けた被害者たちの体内は大量の重水で満たされていった。
その結果神経がまひして死に至った。
9人は殺されたんだよ。
リヴァイアサンがなかったら死因不明の謎の事故死として処理されていたかもね。
ブラボー。
完全犯罪だ。
玉ちゃん。
重水の購入者をリストアップして。
えっどこで売ってるんですか?重水はネットでも購入可能だからね。
犯人につながるかどうか…。
確かに入手するのは難しくない。
でもこれは重水が体に与える影響を知っている人間にしかできない犯行だ。
犯人は医学的知識を持った人間だよ。
(佐々木)今月19日に発生した9名の不審死について司法解剖を行ないましたが死因は不明。
そこで我々県警は…。
被害者は閉じ込められ重水を飲み続けた。
その結果神経に異常を来し死亡。
唯一助かった医師も発見があと1日でも遅れていれば命を落としていた。
事故ではなく殺人ということですか?そのとおり。
世界に3台しかない9テスラのMRIリヴァイアサンでのAiが犯行を突き止めた。
・具体的に言うとどうやって?通常のMRIの解像度が数ミリなのに対してリヴァイアサンは100ミクロン。
顕微鏡レベルで全身を見ることができる。
これは解剖をはるかにりょうがする。
我がリヴァイアサンは死因究明の救世主なんだよ。
更にこの国際Aiセンターは東城医大とネットワークで結ばれている。
東城医大の画像をこちらで診断するんですね。
イエス。
放射線専門医が遠隔診断し東城医大にフィードバックする。
まあいずれこのネットワークは全国に広げる。
全国の画像をここで?・
(ドアの開閉音)Aiは情報の即時公開が可能だ。
きちんと運用すれば遺族の知る権利も守られる。
今の日本の状況は死因不明社会と…。
・カチ!
(南雲)彼らにはこれまで死因究明を支えてきた法医学者に対する敬意などみじんもありませんね。
(すみれ)忘れようと思ったけどやっぱり無理。
(すみれ)あいつを…許せない。
では使いますか?
(南雲)これを。
何かすごいですね。
Aiセンターオープンのちょうど1週間前にリヴァイアサンで死因が判明するなんて。
ほんとタイミングよすぎだよねぇ。
・ばか市長から感謝の電話がかかってきたよ。
来週のセンターオープンのシンポジウムに是非参加したいって。
これでAi反対派はぐうの音も出ないな。
やり過ぎですよ東堂教授。
確かに法医学者や警察はAiにとっては難しい存在だ。
でもだからといって対立をあおるようなことはやめていただきたい。
君のやり方は生ぬるいよ。
所詮日本の役人だな。
私がこの国の死因究明を根本から立て直す。
リヴァイアサンはそのための武器だ。
そのためなら何をやってもいい。
…な〜んて思ってんのかな。
実は厚労省内部には船橋審議官とあなたが癒着してるってうわさがあったんですよ。
人事委員も既に審議官の調査を始めてました。
もし賄賂の事実でも明らかになればあなたはこのAiセンターから外される。
ところがあなたにとってはいいタイミングで審議官が亡くなった。
これでもう癒着を取り沙汰される心配も消えたと。
何が言いたい?ほんとは知ってたんじゃないの?彼らがどうやって殺されたのか。
だからあんなに簡単にトリックを暴くこともできた。
自作自演ってやつかな。
ちょ…白鳥さん?彼らが閉じ込められた頃私は日本にいなかった。
実行犯を雇えば済む話だよねぇ。
9人…いや当初の計画では10人でしたか。
官僚と医療関係者が殺される大事件の誰も暴けなかった死因をあなたがリヴァイアサンで暴く。
すごいお手柄だよねぇ。
もう誰もあなたには文句が言えなくなる。
この事件はAi潰しのためじゃない。
Aiの宣伝…いや〜あなたとリヴァイアサンの宣伝のためだったんじゃないの?東堂教授。
OK〜。
ありだねそういう解釈も。
その調子で頑張って犯人見つけてよ。
まさかほんとに教授が重水を?動機はあるよねぇ。
医学的知識も十分すぎるほどある。
あっ。
あぁ〜。
滝沢君の彼女だっけ?違いますよ。
滝沢先生とはただの古いお友達。
はぁ?先生のおかげで会見に参加できました。
ありがとう。
あぁいえ。
あの…お礼に食事でもどうですか?ははっなるほどね〜。
白鳥さん。
あっフリーで医療系の記者をやってます別宮です。
良かったらご一緒に。
いやいや。
グッチーの300年に1度のチャンスを邪魔するなんて僕にはとてもとても。
もう何言ってるんですか。
じゃあ別宮さんグッチーをよろしくね。
はい。
じゃあお借りします。
ははっ。
滝沢先生とは同じ学校か何かですか?ううん。
じゃあ幼なじみとか?うん…まあそんな感じかな。
あっいつも重そうなかばんですよね。
(別宮)うん資料とかいろいろ詰めてるからつい。
あっ別宮さんは何でこの仕事を?何でだろう。
う〜ん。
昔から病院に縁があったから。
母が病気がちでいろんな患者とか医者を見てきた。
ほら弱いでしょ患者って。
疑問を持ってても質問できない人もいるし薬害とか医療事故は大きな組織にもみ消される。
それで医療系の記者に?うん。
まあもちろん病院側の主張も公平に記事にする。
でも…。
でも最終的には患者さんの味方でいたい。
うん。
わかります。
僕も同じだから。
ふ〜ん。
同じかぁ。
脅迫状どこ?「三の月東城医大とケルベロスの塔を破壊する」。
消印は極北。
北海道か。
(三船)東城医大を破壊。
東城医大を破壊…。
事務長深呼吸です。
右手をおなか左手を胸に。
…ってそんな場合じゃないでしょう。
どういうことですかこれは。
いやいやいやだからあの…僕には全然。
わからなくてどうするんですか。
事務長お水どうぞ。
(三船)あっあぁすいません。
はい。
3の月は来月のことだとしてケルベロスの塔って何なんでしょう?これを書いた人間は東堂教授の論文を読んだことがあるみたいだね。
えっ?教授はよくAiをギリシャ神話のケルベロスに例えるんだよ。
(真琴)確か3つの頭を持つ地獄の番犬ですよね。
Aiも同じように3つの顔を持つというのが教授の持論で医療の最終検査であり犯罪捜査の最初の検査であり遺族にとっては救いの光だって。
(三船)…ってことはあれですか。
狙われてるのは東城医大だけではなくAiセンターも?
(真琴)センターのオープンは3月1日ですものね。
3の月…あと4日じゃないですか!もしかするとこれも東堂教授のパフォーマンスだったりしてね。
だからわざわざケルベロスなんて単語を?おとといの派手な記者会見に加えてこんなものまで届いたってなったらまたまたニュースになると思わない?
(三船)よりによって病院長不在のときに。
警察に通報しましょう。
Aiセンターのシンポジウムも中止するしか…。
でもこれが東堂教授の仕業じゃなかったとしたらそっちのほうがやっかいかもしれないな。
えっ?その場合この手紙は本気の脅しってことになる。
差出人はこれをわざわざ愚痴外来宛てに送ってる。
グッチーのことをよく知っててAiに恨みを持ってる誰かだよ。
(三船)9人の集団殺人に脅迫状。
何でこんなタイミングで立て続けに事件なんか!・
(真琴)はい。
(真琴)わかりました。
地下室で発見された患者さん意識が戻ったそうです。
(安藤)地下室で起こったこと覚えておられますか?
(榊)人が…死んだ…。
次々と…。
どうしてあの勉強会に参加したのかな?次々と…人が…ううっ…。
神経に過度な刺激を受けたばかりです。
これ以上の無理は…。
何でもいい。
何か覚えてることない?白鳥さん!女だ。
女?女ってどんな女?あの女が…女が…。
女が…。
ここまでにしてください。
榊さん滝沢ですわかりますか?榊さ〜ん聞こえますか?ゆっくり深呼吸しましょうね。
(安藤)犯人は女。
すぐ調べます。
(葉子)田口先生。
わかりました。
えっ?
(葉子)桜宮すみれのいそうな場所。
姉の小百合には優秀な弁護団が付いてる。
その弁護団に資金を出してるのが南雲忠義っていう男。
知ってる?いえ。
(葉子)父の巌雄の友人で青藍院っていう病院を経営してる。
これ場所はどこに?北海道の極北市。
・
(ドアの開閉音)よっと…。
白鳥さん。
何始める気ですか?うん。
わかんないんだよねぇ。
そもそも何のための勉強会だったのか。
それに大学教授や製薬会社のお偉方ばっかりの中どうして普通の内科医の榊先生が呼ばれたのか。
何か大事なことを見落としてるような気がするんだよなぁ。
・
(ドアの開閉音)先生。
あっ渡辺さん。
次の診療まだ先でしたよね?止まったんですよかゆみが。
ゾロ薬を飲んだら。
あぁ…。
先生の言うとおりだったんですね。
助かりました。
あっこれお礼です。
あぁ…いえ。
頂けませんので。
ここのチーズケーキおいしいんで。
チーズケーキ?ええ。
あぁ…あっ。
じゃあ。
チーズケーキか。
何?あの人。
あっ原因不明のかゆみを抱えていたんです。
本人は処方された薬の副作用だ東城医大を訴えるって言ってて。
ふ〜ん。
そうか丸元製薬だ。
白鳥さん?グッチー知ってる?丸元製薬。
昔薬害訴訟が元で経営不振に陥ってそのあと合併してナカハタ製薬って社名に変えた製薬会社。
ナカハタ製薬?確か地下室で亡くなった方の中に…。
そう。
ナカハタ製薬の重役と研究員合わせて4人もいたんだよ。
これだ。
ナカハタ製薬の前身の丸元製薬が開発したケルトミンって薬。
リウマチやがんの痛みを緩和する慢性疼痛の特効薬として15年前に認可されてる。
多くの人にとっては待ちに待った特効薬だった。
でもごくまれに中枢神経に入り込んで四肢麻痺や呼吸障害という副作用を起こした。
ただそれがわかったのが認可されてから5年後だったんだけどね。
リウマチの痛みを取るために使ってそのあと寝たきりになってしまった患者さんもいた。
そのケルトミンの治験を行なってたのが確か…。
地下室で殺された城南大学の堀田教授慶明大学の近藤教授聖桜館大学の西野教授だ。
じゃあ他の被害者も?立浪医科大学の名誉教授も当時中央薬事審議会のメンバーとしてケルトミンの承認に関わってた。
そして…。
船橋審議官も15年前中央薬事審議会にいた。
被害者は全員ケルトミンの認可に関わってた人間か。
榊先生も?彼も治験に関わってたのかもしれないね。
おはようございます。
よく眠れましたか?あぁ…滝沢先生でしたか。
(速水)失礼します。
視力が落ちたりものがかすんで見えたりすることは?いえ。
全部はっきり見えています。
・ちょっと外してくれる?あの地下室に集められてたメンバーは全員ケルトミンの認可に関わってた人間だっただよね?ええ私以外は。
榊先生も治験に関わってたんじゃないの?誰もわからなかった。
なぜ私まで脅迫の対象になったのか。
脅迫?ケルトミンに関することで脅されていたようで。
船橋さんがみんなを集めて対応を協議したいと。
これまでにも船橋審議官には何度か会ってた?いえ初めて会う人ばかりでした。
(安藤)昨日女とおっしゃってましたが脅迫の相手が女ということでしょうか?いえ。
脅迫の相手が男かも女かもわからないと審議官が。
ただあの日私をエレベーターに案内したのが女で。
地下へのエレベーターだよね。
その女は一緒に乗らなかったの?ええ他の人たちはもう地下室にいて。
私が降りた直後ブレーカーが。
その女があなたたちを地下室に閉じ込めた。
すいません。
はい。
こちらに桜宮すみれ先生はいらっしゃいますか?いいえ。
では院長の南雲先生にお会いしたいんですが。
あっ僕は東城医大で心療内科医をしている田口といいます。
ちょっとお待ちください。
お疲れさまです。
南雲院長にお会いしたいという方がいらしてるんですけれども。
田口先生と言っています。
わかりました。
あの〜。
はい。
院長は外出中です。
あぁ…そうですか。
待たせていただけます?どうしてもお伺いしたいことが。
今日は戻らないそうです。
無駄だと思いますよ。
(南雲)いいんですか?わざわざ訪ねてきたのに。
巌雄先生は医学部時代からの盟友でした。
南雲先生ですか?厚労省の白鳥圭輔は巌雄先生を死に追いやった。
それは巌雄先生が安楽死を…。
どんな理由があろうとあなた方はすみれ先生から家族を奪った。
すみれ先生。
やっぱりここに。
(南雲)怒りと憎しみは人を苦しめ狂わせる。
その感情をすみれ先生に植え付けたのはあなた方だ。
そして彼女は爆弾を手にしてしまった。
彼女を怒りと憎しみから解放するためなら私はどんな手段もいとわない。
やっぱりあの脅迫状は…。
あんまり調子に乗らないほうがいい。
そう白鳥さんに伝えてください。
待ってください!南雲先生!3日後のシンポジウム楽しみですね。
南雲先生!重水事件の生存者が女を見たと言っています。
違いますよね?すみれ先生あの事件には関係ないですよね?違うって言ってください!先生!・全体の顔の輪郭はどんな印象ですか?丸顔だとか痩せた感じだとか。
(榊)すいません思い出せません。
(玉村)あの〜榊さん相手の顔を見たんですよね?
(榊)ええ…でも思い出せないんです。
(玉村)もしも誰かをかばってるとかでしたら…。
かばうわけないだろ!落ち着いてください榊さん。
合図をするまで声を出すな。
(速水)誰だかわかりますか?
(長谷川)あの榊先生僕です。
あぁ…長谷川先生でしたか。
以前頭部にけがをしたことは?5年前に事故で。
それが原因か。
なるほどね〜。
玉ちゃん言ってたよね。
榊先生は患者の顔を覚えないって評判だって。
でもあれは覚えなかったんじゃない。
覚えられなかったんだ。
はぁ?何を言ってるんです一体。
相貌失認という病名を聞いたことは?
(安藤)何なんですか?それは。
(速水)脳障害の一種で顔が認識できない。
ふだんは声や話し方服装や会う場所で相手を識別しているから自分では気付かないことも多い。
私が…。
(速水)だから声を聞くまで滝沢も長谷川も認識できなかった。
見えていなかったことに気付かなかったなんてドクター失格ですね。
相貌失認が自覚できれば人を見分ける訓練も始められます。
改めて聞かせてもらえるかな?先生たちを地下室に閉じ込めた女の印象。
年は?いくつぐらいに感じた?若かった。
20代だと思います。
・おはよう〜。
あっ白鳥さん。
また泊まったんですか?脅迫されてたんだって。
えっ?何者かの指示を受けて船橋審議官が他の9人をあの地下室に集めた。
脅迫してたのは誰かどうして脅迫されたのかどちらも不明。
ただ彼らを地下室に案内したのは女だったらしいよ。
でグッチーは女って聞いて誰を疑ってんの?えっ…。
そろそろ教えてよ。
わざわざ休暇まで取って昨日誰を捜しにいってたの?何?これ。
Aiセンターのどっかに爆発物が仕掛けられた可能性があるんですよ。
例の脅迫状?シンポジウムが狙われてるみたいなんです。
地下室の集団不審死事件とも関係があるかも。
ナンセンス。
脅しには屈しない。
あさって3月1日には派手なオープンセレモニーとシンポジウムは開催する。
一般市民が集まるシンポジウムの最中に爆発騒ぎなんてあったら大変なことになるんで隅々まで確認させます。
ヘイ!ヘイ!リヴァイアサンには触れるなよ。
であれだけ私を疑っておきながら犯人はまだわかってないわけ?日本の警察と役人の無能さにはう〜んあきれちゃうね。
教授への疑いだって晴れたわけじゃないけどね。
犯人は女だったんだろ?あぁ〜女っていえばあの地下室に教授の写真もありましたね。
船橋審議官の奥さんの隣でもうみっともないぐらいうれしそうな顔して写ってんの。
ははっ。
あれ?もしかして秘めたる恋とか?それで審議官の存在が邪魔になっちゃった?あぁ〜動機としてはかなりイケてないけどなぁ。
さすがごきぶり厚労省と嫌われるだけのことはある。
無能なうえに不愉快な男だ。
今のはアクティブフェーズですか?それとも…。
もちろんただの嫌がらせだよ。
これから回復するに従って事件を思い出してつらい気持ちになるかもしれません。
僕で良ければいつでも話…。
ケルトミンはいい薬でした。
慢性的な痛みに苦しむ患者を大勢救ってくれた。
ええ。
でも1,000人に1人にとっては毒になった。
ずっと気になってた。
僕の患者にその1,000人に1人がいたんじゃないのかって。
今回の事件もし犯人が僕の元患者なら会って謝りたい。
15年前の榊先生のケルトミン処方データ探れないですかね?調べさせてるけど随分前だしデータも膨大で時間がかかってる。
・ピンポン!
(葉子)あっ田口先生。
はいこれプレゼント。
おぉ〜良かったねグッチー。
こんなすてきな女性からプレゼントもらっちゃって。
色気ゼロのプレゼントですけどね。
ケルトミン薬害事件についての資料別宮さんにも探してもらったんです。
被害者の会のこともご存じらしいので。
あっ会の名簿は手に入らなかった。
だいぶ前に解散しちゃってたから。
随分古い事件も扱ってるんだねぇ。
仕事ですから。
すごい。
これ全部被害者に直接インタビューしたの?ええ。
でも高齢者が多くて亡くなられた方がほとんどだけど。
ふ〜ん。
何ですか?白鳥さん。
いやもう少し詳しく知りたいなと思ってね。
今でも連絡取ってる被害者の人はいたりするの?ええ。
(葉子)根本さん。
こちら厚生労働省の方と東城医大の先生。
(葉子)そう。
厚生労働省の方が来てくれたの。
ようやくまともに話を聞いてもらえるね。
厚生労働省の白鳥といいます。
(葉子)ケルトミンの副作用でもう10年寝たきり。
こんな重篤な副作用が出たのにどうして敗訴なんですか?
(葉子)予見できない副作用だったから。
ですよね?重い病気に苦しむ患者さんたちにとっては有効な新薬の開発は大きな希望だ。
実際ケルトミンも15年前は慢性疼痛の特効薬として間違いなく歓迎されていた。
それにしても認可するのが早すぎたんじゃないですか?薬の認可というのはまず治験で安全性を確かめ本当に有効かどうかを試すところから始まります。
まだ十分に安全性が確立されていない薬をボランティアに投与してそれを段階を踏んで患者への有効性を確かめていきます。
ただそれほど多くの人には薬を投与することができません。
だからまれな副作用を検出するのは非常に難しいというのが現状です。
例えば1万人に1人の割合で発生する副作用を検出するには計算上は90年という治験期間が必要になります。
そんなに長く?副作用を恐れるあまり薬の認可が遅れればその分苦しむ時間が長くなる患者さんだっている。
安全性と患者の利益。
薬の認可にはそういう相反する難しい問題が常にあるんだよ。
(根本)んっ…。
じゃあ…誰が悪い?誰を…憎めばいい?ううっ…。
ごほほほっ!ごほほほっ!ごほっごほほっ!ごほほほっ!ずっと通い続けてるんですか?薬害関係者の家に。
(葉子)根本さんにはお世話になったから余計に。
だから慣れてるのかな?介護の手際が随分良かったなと思ってね。
子供の頃から母の介護をしてたから。
子供の頃から。
お母さんは病気だったの?去年亡くなりました。
厚労省のお役人から見ていかがでした?直接薬害の被害者に会われた感想は。
別宮さんはちょっと肩入れし過ぎじゃないかな?被害者側に。
病気だったお母さんと被害者の姿が重なっちゃった?まあたまにいるけどね。
直接会ってインタビューしているうちに完全にそっち側に立っちゃう記者が。
白鳥さん?自分を正義の味方か何かと勘違いしてる。
でもそんな立場から一方的に伝えるものは報道でも何でもないよ。
ちょっと白鳥さん。
私は公正な立場で記事を書いています。
公正な立場。
さっき読ませてもらった膨大なインタビュー記事からそんな感じは全然受けなかったけどね。
何も知らないくせに。
そうやって自分だけが真実を知っていると思い込む。
困った記者の典型だね別宮さんは。
ケルトミンの副作用は本当は予見できた。
だからあの裁判で言われたようにごくまれな体質の患者にだけ現れる副作用で予見は不可能だった。
あの薬には本当に多くの患者が救われたんだよ。
薬害の被害者にも救済制度で賠償金が払われてる。
違う。
副作用は治験の段階から報告が上がっていた。
そんなはずはない。
私は公正に製薬会社側からの話も聞いた。
そして若い研究員が匿名を条件に話してくれた。
録音もあります。
彼は治験の途中で副作用の危険性に気付いた。
でも認可を急ぎたい会社と国が彼の報告を取り消した。
その研究員は今どこにいるの?内部告発がバレたせいで慣れない営業の仕事をさせられて会社の屋上から飛び降りた。
君のインタビューの録音は?こっち側の言い分なんて下手に記事にしても潰されるだけ。
大事に取ってある。
こっち側ね。
やっぱり君は公正な立場なんかじゃないみたいだね。
白鳥さんあなたこそ自分を正義の味方か何かと勘違いしてません?言い過ぎですよ。
謝ってきます。
あっ玉ちゃん?ちょっと調べてもらいたいことがあるんだけどね。
ピンポーン!
(インターホンの音)
(玉村)夜分すいません。
・ドンドンドンドン!
(ノックの音)
(玉村)いらっしゃいませんか?・ドンドンドン!
(着信音)あっ…。
はい。
昨日頼まれた別宮葉子の件ですが本名西園葉子。
彼女の母親は去年桜宮中央病院で亡くなっています。
えっ?白鳥さん?おうグッチー。
滝沢君と別宮葉子は知り合いだって言ってたよね。
どういう知り合い?えっあっ幼なじみみたいな感じって。
それなら彼女が行きそうな場所は知ってるかな。
何で?別宮葉子が姿を消した。
姿を消したって。
刑事が自宅前で朝まで張ってたけど1晩戻らなかった。
携帯の電源も切ったまま職場にも連絡を入れてない。
何で刑事が家で張るんですか?別宮葉子っていうのはほんとの名前じゃなくてペンネームだったんだよ。
本名西園葉子の母親西園美枝子さんは10年以上寝たきりの生活を送ったあと去年他界してる。
知ってたみたいだね滝沢君は。
寝たきりになったのは15年前に服用を始めたケルトミンの副作用が原因だ。
別宮葉子自身が薬害被害者の遺族だったんだよ。
そして彼女の母親にケルトミンを処方した主治医が今ここの救命に入院している榊先生だ。
別宮葉子には医療の知識がある。
あの地下室で9人を殺害したのは彼女だったんだよ。
何かの間違いです。
葉子が殺人なんて。
別宮葉子は生き残った榊先生をまだ狙ってる。
だからグッチーにまで近づいたんだよ。
どうして黙っちゃうの?滝沢先生。
もしかして君も心ん中では彼女のこと疑ってた?患者を待たせてるんで失礼します。
そんなはずありませんよ。
別宮さんが9人も殺すなんてそんなはず…。
別宮葉子は厚労省のちょうちん記事を書いて船橋審議官に取り入った。
例の地下室で取材した記事も見つかったんだよ。
彼女はあの地下室の存在をわかってたんだ。
だからって犯人って決めつけるのは…。
重水を大量に購入した履歴も見つかったんだよグッチー。
こっから先は警察の仕事だ。
僕らはAiセンターのほうに集中する。
わかった?脅迫状の件も片づいてないっていうのにいよいよ明日はオープン当日だ。
行くよグッチー。
ほっといてください。
1人にしてもらえませんか?
(滝沢)だいぶ落ち着いてきましたね。
昨日と同じ点滴をオーダーしたんで30分で落としといてください。
はい。
滝沢先生。
はい。
昔どこかで会いました?いえ。
・ただいまのテープカットをもちまして国際Aiセンターのオープンとなります。
それでは皆様順路に沿ってお進みください。
はい。
白鳥さん大変なことがわかりました。
ぶはっ!・榊さん!?榊さんどうしました?
(マナーモード)はい。
滝沢先生は別宮葉子の共犯かもしれない。
えっ?グッチー榊先生が危ない。
あの榊先生は?オペ室に運んだよ。
オペ?急変したんだ。
急激な腸管壊死で。
重水が関係しているのかもしれない。
とにかくすぐにオペしないと。
滝沢先生は?榊先生のオペの準備中。
滝沢先生もオペに?速水先生の助手につくけどそれが何か?・佐藤先生お願いします。
野村さんが。
(佐藤)どうなってんだよ。
田口先生悪いけどまた。
・
(速水)滝沢。
はい。
(速水)榊さんのオペお前がやれ。
(滝沢)えっ?ICUで他にも原因不明の急変が出た。
ここは任せる。
(滝沢)わかりました。
・待ってください。
滝沢先生あなたも薬害被害の遺族だったんですね。
別宮さんとは被害者の会で知り合った。
15年前榊先生が処方したケルトミンで全身麻痺になった患者さんの中に滝沢先生のお父さんもいたんです。
(滝沢)父は葉子のお母さんほど長くは苦しみませんでした。
速水先生。
僕オペから外れたほうがいいですか?そうしてください。
(速水)なぜだ?速水先生。
(速水)今の滝沢ならこのオペの執刀医を務める力は十分にある。
そういう問題じゃなくて。
(速水)行け滝沢。
・すいません困ります困ります。
そういうわけにはいかないんだよ速水。
滝沢君は別宮葉子の共犯の可能性がある。
はっ?重水での殺し方だってほんとは君が考えたんじゃないの?違います。
じゃあこの急変は何で起きたんだろうね。
君が仕組んだんじゃないの?オペ室で確実に榊先生を殺すために。
違う!何年速水先生の下で働いてると思ってるんですか?命を救え。
判断に迷ったら患者のことだけ考えろ。
ずっとそう教えられてきました。
榊さんは僕の患者だ。
傷つけるはずないでしょ。
僕だって医者です。
苦しんでる患者を前にいい薬が出たら多少のリスクがあっても使う。
助けたいから。
ちょっとグッチー。
僕は滝沢先生を信じます。
はぁ〜。
本気でそう言えんの?
(速水)俺のチームに人を殺すような人間は1人もいない。
急げ滝沢。
はい。
もしこのオペで何かあったらそれがたとえ避けようのない事態だったとしても滝沢君には警察に行ってもらうよ。
そのときは俺も一緒に出頭するよ。
それより白鳥お前こんなとこで何してんだ。
お前にはやることがあるだろ。
こっちは任せてさっさと行け。
(三船)白鳥さん遅いじゃないですか。
すいません。
見てよ。
超満員だよ。
リヴァイアサンのおかげで議員から一般市民までみんながAiに興味を持った。
今日この場から日本の死因究明は大きく変わる。
ヘイガイズ。
ヒアウィゴー!
(拍手)すぐにオペだ。
野村さんを運べ。
はい。
長谷川先生松山さん徐脈です。
(長谷川)松山さんは敗血症で昇圧剤が入ってんだぞ。
何で徐脈なんて。
カート取ってきます。
(長谷川)ああ。
ベラパミルが投与されてないか?電カル確認してみろ。
(長谷川)はい。
(長谷川)ベラパミルです。
どうして…。
このようにエジプトのツタンカーメン王の死因すら最新鋭のCTで診断できたわけです。
先日この桜宮市で起きた忌まわしい集団不審死事件も世界最高峰のMRIリヴァイアサンで死因を突き止めることができました。
Aiこそが死因究明の土台となるべきシステムなんです。
(南雲)ツタンカーメンにまで遡れるとしたらAiは過去の犯罪をも暴けるということですね。
斎藤さん全身性の強直性痙攣が出てます。
(速水)電子カルテがおかしい。
オーダーが書き換えられてる。
全員これ以降は電カルを信用するな。
はい。
(佐藤)どうしてカルテが…。
誰かがシステムを狂わせた。
榊さんの急変もこのカルテが原因だ。
ここからは全てマニュアルに切り替える。
佐藤ちゃんは全患者のオーダーをチェック。
和泉は斎藤さんを。
はい。
長谷川松山さんを頼む。
はい。
(速水)野村さんのオペは俺が行く。
誰か事務長に電話をしてシステムの修正を頼め!・わかりました!
(南雲)東堂教授いかがです?Aiは真実を照らす光です。
中立性透明性迅速性に優れいかなる罪をも暴く。
すばらしい。
実は教授に見ていただきたいCT画像を持参しているんですが。
今日は時間が限られているのでそういった個人的な…。
これには…。
犯罪の証拠が残っています。
面白い。
見せてくれる?あぁ…随分昔のCTだね。
マルチスライスではない。
撮影時63歳男性。
あぁ〜腸が真っ白だ。
バリウムでハレーションが出ちゃってるよ。
皆さんにもわかりやすいようにサプリイメージ・コンバートで3D構築してみましょう。
あぁ〜腸管にバリウムが多量に残ってる。
バリウムが詰まったことによる腸閉塞状態と推測できる。
右半結腸切除後の可能性…うん?見つけた?バリウムの中にもっと白い異物がある。
別の金属か?下腹部の異物にフォーカス。
これ…医療用の鉗子。
ペアンだ。
(南雲)男性は先日私の病院で亡くなり焼かれた遺骨の中からこれが発見されました。
(南雲)男性は約30年前大腸切除の手術を受けておりどうやらこのペアンはそのときに体内に忘れられたらしい。
実は皆さん驚くべきことに30年前のこの手術。
(南雲)東城医大で行なわれたものなんです。
(すみれ)約20年前この男性は検査でバリウムを飲んだ際腸閉塞を起こし緊急オペを受けました。
当時の執刀医たちもペアンに気付いていたけど除去できなかった。
このオペを研修医として見学していながら患者にもその家族にもひと言も真実を告げないまま医者を辞め厚労省の役人になった人間がいた。
それが…白鳥さんあなただった。
(すみれ)どうして黙るの?言い訳の一つも聞かせてよ。
告知する必要はなかったとか?研究医にはそんな権限なかったとか!
(すみれ)でもわかる?火葬されたばかりの父親の骨の中からペアンを発見したときのご家族の気持ち。
この人たちの気持ちあんたにわかる?
(すみれ)あんたに人を裁く資格なんてない!あんたのせいで私たち家族は…。
レディースアンドジェントルメン。
プリーズビークワイエット。
皆さんまだ話は終わってませんよ。
これ見てください。
ペアンの周りに腸間膜が癒着している。
腸管や血管でぐるぐる巻きだ。
何しろ最初のオペから10年近くペアンはこの男性の体内にあり続けた。
もし当時このペアンを強引に取り出したら…。
腸管のほとんど全てを切除男性はまともに生きていけなかっただろう。
これほどの癒着加えて患者がペアンによる痛みを訴えていなかったのならむしろ懸命な処置だったといえる。
画像は全てを語っている。
彼らは間違ったことはしていない。
でも…。
それでも…。
それでも言うべきだった。
あのオペに立ち会った僕には事実を伝える責任があった。
ご本人にもご家族の皆さんにも真実を知る権利がありました。
申し訳ありませんでした。
Aiはこのようにそれを推進してきた者の過去をも暴く。
これほど公正なものはない。
違いますか?皆さん。
麻酔器は無事です。
ただ他のネットワークに接続されている医療機器が全部使いものになりません。
(速水)心電図はこれでOKだ。
麻酔器のシステムを信用できない。
手動で頼む。
・まさかオペ中ずっとですか?
(速水)オペを始めるぞ。
メス。
はい。
先生。
(速水)電気メス。
・はい。
・プロポフォールお願いします。
・はい。
(場内アナウンス)東城医大の全システムがダウンしました。
東城医大の関係者は至急職場にお戻りください。
(室田)先生!市長!
(室田)先生一体どうなってるんですか。
こちらへ。
東城医大の全システムがダウンしました。
何が起きてるんですか?わからん。
わからんどうなって…。
私のリヴァイアサンが…。
すみれ先生まさかこれもあなたが…。
まさか。
私が憎いのは白鳥圭輔と父を破滅させたAiだけ。
先生僕と来てください。
1人でも多くの力が必要です。
どうして私が。
先生も医者でしょ。
グッチー行こう。
はい。
すみれ先生。
行きましょう。
・おい会計まだかよ?いつまで待ってりゃ診てもらえんのよ!・システムがダウンしています。
もうしばらくお待ちください。
東城医大の全システムがダウンしました。
誰か!助けてください!お願いします!
(すみれ)産婦人科医です。
ちょっと触りますね。
(すみれ)何週目ですか?どういう状況ですか?
(三船)コンピューターウイルスらしいんですよ。
最初は救命の電子カルテだけがおかしくなったんです。
復旧しようとしていたら突然全てのシステムが。
・事務長!お願いします。
(三船)あぁもう…。
別宮葉子だ。
えっ?救命の電子カルテを狂わせて榊先生の容体を急変させたんだよ。
そのあと彼のオペが始まるタイミングを見計らって全てのシステムをダウンさせた。
こんなことまでしても彼女は榊先生を殺すつもりだ。
しかしそのときはそばにいなかったせいで1人殺し損ねた。
今回は絶対に近くで状況を確認してるはずだ。
別宮葉子はこの東城医大のどこかにいるよグッチー。
はぁ。
はぁはぁはぁ…。
はぁはぁはぁ…。
榊先生が死んだのを確認したらこっから飛び降りるつもり?船橋審議官たちを脅迫してたのは君だよね?君がケルトミンの研究者から聞き出した証言はよっぽどまずい内容だったみたいだね。
だから審議官は君の要求どおりのメンバーをあの地下室に集めた。
また似たようなことをしようとしてた。
えっ?
(葉子)船橋とナカハタ製薬。
あいつら薬の副作用のデータを隠蔽して新しい薬の認可を急いでた。
死ななきゃわかんないのよああいう連中は。
そんな…。
榊先生のオペ執刀してるのは滝沢先生なんだよ。
そう。
皮肉なもんね。
言ったよね。
患者さんの味方でいたいって。
この病院には何の関係もない大勢の患者さんが…。
薬害関係者10人まとめて殺害。
大きなニュースになるでしょ?薬害事件の陰で何があったかどれだけの人が苦しんだのか。
普通の記者が記事を書いても潰されるだけ。
でも10人殺した女の記事ならどこも喜んで載せてくれる。
みんなが読む。
原稿は上げてある。
榊が死ねばそれで完成。
そんな…。
ほんとは完全犯罪のはずだったのに死因が特定されちゃったから。
もう開き直るしかないでしょ。
榊先生は副作用のことは何も知らなかった。
だから薬を…。
母が死ぬ1カ月前にね…。
(葉子)歩けなくなった母を車椅子で公園に連れてった。
そしたらそこに榊が。
(葉子)気付いた母はご丁寧に頭を下げた。
母は言ってた榊先生は悪くないいい先生だって。
なのに…。
・
(回想)パパ〜!おう。
ほい。
(葉子)あの男は母のことを覚えてなかった。
(葉子)自分が出した薬のせいで10年寝たきりだった母の顔を忘れてた。
そうじゃない榊先生は…。
近づかないで。
いや違う!榊先生は覚えてなかったわけじゃない。
脳の損傷が元で人の顔を認識できない。
相貌失認っていう病気なんだ。
患者さんの顔も覚えられないって苦しんでた。
もし相貌失認がなかったら別宮さんのお母さんにも気付いてたはずだよ。
だって榊先生ずっと気になってたって。
もし自分の患者さんでひどい副作用が出た人がいたなら謝りたいって。
謝る?会って謝りたいって。
そんな…。
遅いよそんなこと。
今更言われてももう取り返しつかない。
命を捨てるな!生きたくても生きれない人が大勢いるんだ。
車とバイクの事故2名重傷受け入れ先が見つからないそうです。
(佐藤)こんな状況じゃ…。
・
(速水)受けないのか?佐藤ちゃん。
速水先生。
オペは?無事終わった。
急患の対応に回れるぞ。
むちゃですよ。
システムがぶっ壊れても俺たちは全員無事だ。
断る理由がどこにある。
受けろ。
はい。
受け入れ可能です。
じゃあお願いします。
分べん室へ運んで。
・でも先生たち誰も手が…。
私がやる。
急いで。
動きますね。
(滝沢)クーパー。
はい。
大丈夫?うん。
(着信音)はい。
(速水)骨盤見たか?
(長谷川)これからCTで確認するところです。
CT室へ連絡。
・はい。
(遥)速水先生腹腔内出血の可能性があります。
(速水)佐藤ちゃん外傷性心タンポナーデだ。
開胸の準備。
はい。
うぇ〜ん!
(すみれ)元気な男の子ですよ。
はぁはぁはぁ…。
今終わったそうです滝沢先生のオペ。
榊先生は無事です。
別宮葉子が書いてた記事いろんなところで大きく取り上げられてるね。
薬の認可についても改善案が検討され始めた。
ペアンの件当時の教授たちに相当盾ついたらしいですね。
でも研修医の力じゃどうにもならなかった。
どれだけ現場が必死になっても限界はある。
ミスは起きる。
だから現場と患者の両方を支える側に回ってやろうって思ったんだけどね。
いや…詭弁かな。
ただ現場から逃げ出したかっただけかもしれない。
いいんじゃないですかそれでも。
おかげで嫌われ者のごきぶり厚労省が誕生したんだから。
何?いや持ってるんでしょ?辞表。
だったらな〜に?医療事故調査委員会が軌道に乗るまで預かります。
おいちょっ…。
あった。
ちょっと何勝手に。
だって僕準備室室長補佐ですからね。
あっ。
グッチー。
まだまだこれからでしょう。
あっ何通書いても一緒ですからね。
リヴァイアサンの廃棄処分が決まりました。
コンピューターウイルスがネットワークを通じて制御装置を不能にしメーンコイルまで破壊するとはね。
残念です。
日本のAiもこれでまた大きく後退するな。
それはそうでもないかも。
CTがあればAiはできます。
今度のことで警察もAiを証拠と認めざるをえなくなった。
日本のCTの保有台数は世界一だし東堂教授の背中を追うような優秀なAi専門医も増えてます。
リヴァイアサンみたいな特別なものがなくてもAiという花の種は綿毛になってこの国のいろんな所にもう飛んでいってたんですよ。
じゃあな白鳥君。
さてと。
2015/04/07(火) 21:00〜23:18
関西テレビ1
チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像[字]
田口&白鳥コンビが活躍する人気医療ミステリー「チーム・バチスタ」シリーズ完結編を地上波初放送!9人の集団不審死と脅迫状…。史上最高難度の謎を解いて命を救え!
詳細情報
番組内容
人の好い心療内科医・田口(伊藤淳史)と厚労省の変人官僚・白鳥(仲村トオル)は、死因究明の一大改革となる国際Aiセンター発足に向け、準備を進めていた。目玉として導入されるのは、顕微鏡レベルの解像度を誇るという巨大MRI“リヴァイアサン”。
晴れやかなパレードの日、田口は、医療ジャーナリストの別宮葉子(桐谷美玲)に突然話しかけられる一方、失踪していたはずの桜宮すみれ(栗山千明)の姿を見つける。白鳥に
番組内容2
よって安楽死を暴かれ焼失した碧翠院の生き残りであるすみれを見て、胸騒ぎを覚える田口。
その直後、白鳥のもとに厚労省官僚を含む9人が密室で謎の死をとげるという前代未聞の事件の知らせが届く。ただ一人の生存者はジェネラル・ルージュこと速水(西島秀俊)率いる救命チームのもとに搬送され、和泉(加藤あい)や滝沢(松坂桃李)らが処置にあたるが、10人が狙われた理由も9人の死因も特定できない。そんな中、Aiの
番組内容3
世界的権威である東堂(生瀬勝久)は、リヴァイアサンで死因を解明しようと画策する。
Aiセンター発足まであと4日。焦るバチスタコンビに、「三の月、東城医大とケルベロスの塔を破壊する」と書かれた脅迫状が届く。ケルベロスとは、ギリシア神話に登場する、冥界の番犬。すなわち“ケルベロスの塔”は、“死への入り口”であるAiセンター。いったい誰が、何のために?バチスタ史上最高難度のミステリーが、幕を開ける…。
出演者
伊藤淳史
仲村トオル
桐谷美玲
松坂桃李
/
西島秀俊
/
戸次重幸
木下隆行(TKO)
利重剛
加藤あい
名取裕子
栗山千明
生瀬勝久
スタッフ
【原作】
海堂尊 「ケルベロスの肖像」(宝島社刊)
【脚本】
後藤法子
【演出】
星野和成
【音楽】
羽岡佳
ジャンル :
映画 – 邦画
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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