情熱大陸【忽那賢志/エボラを水際で防げ!緊急事態に備え細菌と付き合う男】 2015.04.05


最先端を誇る医療センターその細菌検査室
男がおもむろに取り出したのは納豆だった
顕微鏡で微生物をのぞくのはもはや男の趣味といっていい
(忽那賢志)おっお〜おるおるおるおるおるこれはねいますよ
ふだんは無邪気でおっとりとした性格の忽那だがこの一年緊張の日々が続いている
いつ呼び出しがかかるか分からないのだ
おっおおお〜
24時間の厳戒態勢
本日東京都内において西アフリカ滞在歴があり帰国後に発熱の症状を呈した患者が確認をされました
人類が発見した中で最も危険なウイルスといわれるエボラ
2014年から西アフリカで始まった大流行は世界中を恐怖に陥れた
感染力が異常に強いエボラがもし日本に入ってきてしまったら…
疑いのある患者が発生すればすぐさま忽那を中心としたチームが対応に当たることになっている
エボラ以外にも目に見えぬ敵は地球上にあふれている
去年都内の公園から感染の広まった…
この治療の中心を担ったのも忽那だった
デング熱は重篤になることは稀だがワクチンはまだない
(患者)その辺はそうですね向こうで刺された向こうで刺された分かりましたもういつか感染症かかっちゃったらみんな死んじゃうみたいな一昔前と同じような状況になっちゃうかもしれないと思ってますけどねそれぐらい…
うれしそうに見ているのはヘリコバクターシネジー
泳いでいる細菌なんだとか
こうかな?こうですねおっ苦しい
いつどこで突然の猛威を振るうか分からないウイルス
やりますか
つぶらな瞳のその奥に闘志を秘めて忽那は来るかもしれないその日に備えていた
毎日50分かけての自転車通勤
おはようございます
まだ朝の7時だというのに忽那は勤め先の国立国際医療研究センターに到着した
誰よりも早く来るのには訳がある
おっ
どうやら一晩かけて菌を培養していたらしい
これが気になっていた
これ見事に…これをですね…ここにもほら…ええ…
菌の観察は仕事に入る前のひそかな楽しみなのだ
朝9時を回ると忽那の元に感染症の専門医たちが集まってくる
さまざまな症例や検査結果を忽那に報告するのだ
はい忽那ですはいはい
急に電話が入った
うん…うん…
形成外科の医師が至急来てほしいという
女性患者の足の痛みの原因がつかめないらしい
(患者)はいそうです
忽那には直感的にピンと来るものがあった
いますねやっぱり
見慣れた細菌
これ撮れれば結構…
対処のしかたも分かっている
ほらほらこれこれ
タイから帰国し発熱したという男性が横たわっていた
握ったらちょっと痛いとか…ごめんなさいねはい確かにね…「あ〜」って言ってもらっていいですか?あ〜そうですね
デング熱…そう確信していた
忽那にはこれまで70人もの診断を下してきた経験がある
いつ呼び出されるか分からない忽那だが食事はしっかりとるタイプ
好物は鳥カツ丼
これもねすいませんちょっと分かりにくいんですけどこのウネウネってしたやつが…
1978年福岡の生まれ
牛乳販売店の長男として育った
10歳の時原因不明の感染症で父親を亡くした
幼心に忽那は医者になることを決めた
看護師だった母親は懸命に働き大学まで行かせてくれた
感染症医になることに迷いはなかった
病棟の奥まった所に案内図には載っていない感染症の検査室がある
ウイルスが漏れないよう二重三重に閉ざされたこの部屋で忽那たちは去年から毎週訓練を続けてきた
おえっパサッとですねこんな感じですか?まだあるから…
もしもの時絶対にミスは許されない
今から局所麻酔します
あらゆる場面を想定し訓練は行われていた
防護服を着けた治療は想像以上に難しいらしい
けれど医師は患者に動揺する姿を見せるわけにはいかない
まぁそうですねぇ…
忽那が呼び出されるその日が来た
いや〜来たよ
こんな時にかぎって防護服のホックが外れない
西アフリカから帰国後38度の発熱がある患者
エボラの疑いだった
さすがに緊張するのか忽那は深呼吸を繰り返していた
診察はおよそ10分で終わった
インフルエンザだろうと忽那は判断した
お疲れさまでしたええ
(スタッフ)後ろ結構かいてますよねねぇ緊張するよね
忽那は都内にある3LDKのマンションに家族5人で暮らしている
(子供たち)パパ!パパ〜ほらおじちゃんたちが来たよ
(妻)何て言う?こんにちは・
(長女)こんにちはもう学校から帰ってきたの?
(妻)今帰ってきたこの子が長女です
掃除洗濯忽那は家事に関することは一切できない
家のことは全て妻に任せっきりなんだとか
あっちは?あっち無理無理みたいですねここだけのつもりで掃除したみたいでハハハハすいません何て言うんでしょうね…そっちの…
危ない目に遭わせるわけにはいかない
体のだるさを訴える患者の原因を確かめてほしいとまた連絡が入った
1週間ほど前沖縄に旅行したという女性
38度の発熱があるという
お腹の痛みは全然ないですか?はい痛みはないですちょっと押さえますね何なんだろうとかすごい…ええそうですねぇ
診断ができなかった
思い当たるウイルスや細菌が浮かんでこない
忽那はいつまでたっても原因を考え続けていた
特に何もやってないですが…
(スタッフ)調べてらっしゃる?いや〜まぁでも…
その後患者は自然治癒した
世界は分からないことだらけだ
今最も関心を持っているウイルスがある
2年前に突如姿を現し国内で100人を超える感染者を出している
現在のところ致死率は3割
有効な特効薬はない
う〜わこれ全部ダニう〜わ見て…ちっちゃいの
忽那はせっかくの休日も家族を置いてSFTSを媒介するダニを捕まえに行くことにした
おぉ〜
目指すのは東京湾に浮かぶ無人島
沖合1kmにあるこの島には夏の時期を除きふだんは人が立ち入らない
すごい!ハハハおぉ〜
鳥はダニを連れてくる
ならばSFTSがいるかもしれない
おぉすごい…よいしょ
ダニのいそうな場所を探して道なき道を行く
また別の鳥
他にもネズミやウサギなどの動物がいればより多くのダニが採取できるかもしれない
コロコロしたフンがあるんでホントですねじゃあいますね
動物に飛びつくダニの習性を利用して白い布を動かしておびき寄せる
お〜いるいるいるいる面白いでしょ?これそこにもいます?これさホント帰って確認しないとさ…ほらっ僕の手に今…アハハハ気付いたら手にいるっていうこれこれやばいでしょこれ
見えない敵はいるのか?
忽那は戦闘態勢に入った
4月脅威のウイルス・SFTSの検査結果が出た
こういうことも大事なんじゃないかなと思いますけどね
今回SFTSはいなかった
忽那の敵と向き合う日々は続いていく
ウイルスは手ごわい
でも人はもっと手ごわいのだ
どうでしょうね向こうは…向こうっていうか…
また呼び出された
大好きな敵と戦わねばならない
感染症科の忽那といいます
世界初の手術に独占密着
2015/04/05(日) 23:00〜23:30
MBS毎日放送
情熱大陸[字]【忽那賢志/エボラを水際で防げ!緊急事態に備え細菌と付き合う男】

感染症医/忽那賢志▽デング熱70例、エボラ出血熱擬似症4例、日本初の症例だったジカ熱や回帰熱など、海外渡航者が持ち込む“輸入感染症”を診断してきた男の奮闘を追う

詳細情報
番組内容
忽那はこれまでにエボラ出血熱の疑いに直面したことが4度あり、陰性だったものの、患者が搬送される度に極度の緊張状態に襲われ、「心の中が非常事態になった」という。番組はそんな忽那に密着。危険度が極めて高い患者が搬送される事態を想定した訓練や、実際に患者を診察する様子、更には西日本を中心に増加しつつある、致死率約30%というダニが媒介するウイルス「重症熱性血小板減少症候群」の疫学調査に向かう姿を追った。
出演者
忽那賢志
感染症医。1978年福岡県生まれ。
山口大学医学部卒業後、救急医療などの現場で経験を積み、その後感染症を専門とするようになる。2012年より国立国際医療研究センター国際感染症センターに勤務し、デング熱70例、エボラ出血熱擬似症4例のほか、珍しい症例として回帰熱や国内初となるデング熱に似た熱帯感染症・ジカ熱を診断。権威ある医学雑誌にも掲載多数。趣味はお寺巡り。
制作
【製作著作】MBS(毎日放送)
【制作協力】ドキュメンタリージャパン
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ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
情報/ワイドショー – 健康・医療
福祉 – 文字(字幕)

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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