日本人の心のよりどころとも言えるこの土地だからこそ許せない犯罪がある。
手を染めたのは大学生だった。
女性の背後からその手が怪しく動く。
女性に迫る魔の手。
それだけではない。
駅はまさに危険地帯となっていた。
男はスマホをバッグに忍ばせ女性をつけ狙う。
スカートの中を…。
信じられないところにカメラを隠す男もいた。
なんと靴に忍ばせた小型カメラで下半身を狙う。
そしてまたある男は…。
そのカバンに…。
欲望をエスカレートさせてはならない。
その危険を目の当たりにするからこそ鉄道警察隊は身を粉にして働く。
駅で起きる現実をテレビの前のあなたにも知ってほしい。
女性たちに余計な涙を流させてはいけない。
それが京都府警鉄道警察隊のモットー。
小山隊長は女性だからこそその思いが人一倍強い。
鉄警隊の使命。
それは目と足で雑踏の中にいる犯罪者を見つけ出し検挙すること。
だから隊員の目は研ぎ澄まされている。
スマートフォンの進化により急激に増えた犯罪。
盗撮。
女性の背後にぴったり付きスカートの中を狙う盗撮魔を今日も探し出す。
この日の京都の寒さは心底冷える。
だがその寒さに耐えるのも任務。
寒さに身を震わせながらの張り込みは毎日7時間以上。
集中力を切らせてしまえばこの仕事は成果を上げられない。
だから体は冷え切っても隊員の熱いハートは凍えない。
今日も確かな目が普通の人の目には不審とは映らないであろう若者。
しばらく見ていると確かにスマホ片手に周囲に視線を走らせている。
そこは改札のすぐ向かい。
待ち合わせの可能性もある。
果たしてこの若者どっちだ?こんなとき隊員が注目するのはその目の動きだった。
目の動きに男の目的は必ず現れるという。
スマホを手に持ちながらも怪しく雑踏にその目を向ける若者。
まるで何かを探すかのように…。
ベテラン隊員は確信した。
この目の動ききっとやると。
しかし時間はまだラッシュ前。
閑散とした駅にはターゲットとなる女性はいない。
だが…。
男の前をスカートの女性が。
隊員がこの男を発見してからまだ3分。
ベテランの目に狂いはなかったか?エスカレーターが迫る。
すると男はスマホを手に。
そして女性の背後にピタリとついた。
やはりそうか。
エスカレーター直前男がスマホをカバンの中へと忍ばせる。
しかもその位置を確かめるように何度もカバンに手を突っ込みながら一気に間合いを詰めた。
この男やはりやる気だ。
見逃すわけにはいかない。
犯行を捉えた。
カバンから覗かせたスマホのレンズ。
それを足の間に絶妙に差し込んでいる。
となれば!抵抗し続ける男に隊員の口調も強くなる。
腹腹…。
腹や!ケータイや!往生際が悪いとはまさにこのこと。
動画モードでの撮影が続いているスマホが男の犯行を裏付けていた。
なぜ私が狙われたの?被害女性は悲しい目で男の姿を見つめていた。
男は20代の大学生。
ひどくうなだれるのにはわけがあった。
男の口から出てきた言葉は…。
2回もか。
手錠はめるしな。
10件以上にもおよぶ盗撮行為を認めた男。
女性が厚着をする冬でも欲望をおさえられなかったという。
女性をつけ狙う若者の闇。
歪んだ欲望はこれだけではなかった。
そのきっかけは鉄警隊にもたらされた女性たちの悲鳴に近い相談だった。
複数の女性からあがってきた常習犯に違いない。
それはまたしても若い男だった。
その男は朝のラッシュ時…。
毎朝この駅から決まった時間の決まった電車に乗るという。
女性たちを恐怖に陥れる若い男。
その目印は茶色のリュックサック。
男はいつも茶色のリュックを背負っているという。
隊員の視線の先にはリュックサックを背負った人が数人。
そこに…。
いた茶色のリュックサック。
背丈年齢も寄せられた情報にぴたりと合う。
この男かもしれない。
すぐさま隊員たちが背後につきマークを開始する。
しかしこの男も一見するとどこにでもいる普通の若者だった。
混み合う車内。
男のまわりには3人の若い女性がいる。
男はあたりに瞬時に目を走らせ怪しく動き出した。
人々の群れをかきわけるように1人の女性のもとへと急接近。
しかも不自然なほど顔が近い。
だがこのとき女性には男の存在を気にする様子はない。
果たして…。
隊員たちは冷静にその挙動を監視する。
しばらくすると男が更に動く。
ぴたりと密着。
しかも電車が揺れると…。
不自然な位置に置かれた男の右手が胸に当たる。
これには女性も顔を背け明らかに嫌悪感をあらわにしている。
間違いない。
この男が痴漢の常習犯だ。
決定的な行為に出た瞬間をおさえる。
隊員たちは身構える。
だが…。
まさに逮捕直前女性が逃げるように下車。
この瞬間男はその常習性を裏付けるような動きをした。
女性が降りようとしたとき名残惜しそうに胸へと向けられる怪しい手の動き。
もう放っておくわけにはいかない。
とはいえそこに痴漢検挙の難しさがあった。
当たってるっていうか…。
次に男が現れたときが勝負。
隊員たちは男の特徴と手口を頭に叩き込む。
今日こそ男を逮捕すると。
もう女性たちに悲しい思いをさせてはならない。
この日隊員たちは2班に分かれた。
1班は男が乗り込むあの駅から乗車。
男が乗ってきたら即時連絡。
隣の駅で待ち受けるもう1班とともに男を完全包囲する作戦だ。
そこへ一報が。
茶色リュックの男がこの電車に乗っている。
一気になだれ込む隊員たち。
その目にあのリュックが映った。
今日こそお前を捕まえてやる!即座に包囲網が敷かれる。
男の目の前には…。
身をよじるようにして立つ若い女性。
その顔が違和感を訴えている。
となれば隊員たちが注視するのは男の手!見えた!電車の揺れを利用して触れる男のいつもの行動。
しかも今日は両手だ!女性は何度も下を向く。
明らかに怯えている。
逃げたくても逃げられない様子。
するとあろうことか男の行動が更に大胆さを増した。
女性にぴったりと密着。
男の目はチラチラと女性の反応を窺っている。
そして…。
その右手が女性の股間付近にまで伸びた。
今まさに男が彼女に抱きつくような格好に。
身を縮める女性。
もし男が及ぶか!?またしても間一髪のところで駅に到着。
女性は迫り来る魔の手から解放された。
犯行が起きなかったことは幸い。
だが隊員たちには悔しさが募る。
逮捕ができるほど決定的な状況ではない。
だが連日女性を毒牙にかける卑劣な輩を放置するわけにはいかない。
その後再び車内で隊員たちは職務質問そして厳重注意を行った。
性犯罪はエスカレートする前にその芽を摘む。
涙を流す女性を救うため隊員たちは今日も黒い欲望を探し出す。
警察官が取り囲む3人の男たち。
実はとんでもない極悪人だった。
預からへん。
知らんじゃないやん。
危険なモノをひた隠す3人組。
何が極悪なのかというとその生き様だった。
3人合わせて兵庫県警地域指導課職務質問技能指導班。
堂園警部補と津元巡査部長は街に潜む悪を暴き出す。
見えないものを見る力があるのだ。
今夜も2人の目に悪が見えた。
2人同時対向車線に止まる車に目をとめた。
軽自動車に乗っている男たちの視線が気になったのだという。
パトカーをゆっくりと背後につける。
警察官を見て一瞬男がひるんだ。
何かある。
堂園津元の2人のベテランはそうふんだ。
明らかにパトカーを見て後ずさりしていた。
2人はこういうとき決して焦らない。
外で電話している男。
運転席の男。
そして後部座席にも男が1人。
2人の職質は相手に逃れる隙を与えない。
それにしてもこの男その理由が身分照会で判明する。
職質班津元もあきれ返った。
そのなかでも注目したのが薬物によるもの。
やはり思ったとおり。
職質班の2人男たちを一気に攻める。
降りてきて。
口調も一段階トーンが上がる。
助手席の男は現役の数年前に覚せい剤所持でも逮捕。
この男が3人のリーダー格だと推測される。
かまへんか?かまへんって。
ありがとうお兄さんありがとう。
いったん尿検査に応じたものも拒否。
何回も捕まっているということは悲しいことにどうやって追及をかわすかに精通していた。
すると運転席の下に…。
怪しげなビニール袋。
中にはこの男の前科もゆうに二桁を超える。
こんな状況でも逃げ道を探っているよう。
薬物を使用しているなら少人数で捜査に当たるのは危険。
応援も駆けつけた。
ここからは確固たる証拠を見つけ出しいかに男たちと結びつけていくか。
職質班が最初に声をかけたとき男たちは警察が来たことに気づいていなかった。
津元が切り込んでいく。
男の顔が突然変わった。
自分の車なのに白いクッションケースは誰の物かはわからない。
勝手に開けないでほしいという。
更に…。
そしてもう1つ。
車内に置かれた白いポーチ。
これも自分のではなく人の物。
だから勝手に開けられないという。
なんとか逃れようとする男と警察の攻防戦。
男も百戦錬磨。
助手席の男後部座席の男も揃って誰の物か分からないと首を振る。
なかにはよほど見せたくない物が入っているのだろうか?津元の追及は壮絶だった。
男は「知らん」の一点張り。
あとがないから必死だった。
車の所有者である男が許可しなければ取るべき手段は1つ。
現状を保存するため車を施錠。
男たちも令状の到着までパトカーで待つことを了承した。
しかしまたあの男がゴネだした。
コンビニに行くという。
そしてコンビニの中からどこかに電話をかけだした。
強制捜査に備え弁護士にでも電話しているのか?それから数分後現場になんと救急車がやってきた!この男体調が優れないので救急車を呼んだというのだ。
なんともまあ。
男は警察官の付き添いのもと病院へと搬送された。
どうしても逃げたい男たちと絶対に逃がさないと誓う男たちの攻防戦は朝に。
病院に搬送された男も現場に戻され強制捜査。
令状が読み上げられる。
本人立ち合いのもと3人が頑なに自分のものではないと言っていたクッションケースに手がかかった。
男たちの顔が青ざめる。
中にあったのは…。
こうなると3人はもうすっかりあきらめ顔。
逮捕経験の多い男たちはあきらめるのも早かった。
ちょっとあとで検査するからもうちょっと見せてな。
車内から見つかった白い粉。
試験薬によって法を犯した薬物であることが裏付けられる。
わっぱわっぱ。
他の2人の男たちも覚せい剤の共同所持で現行犯逮捕。
3人揃って前科を1つ増やすことになった。
朝までかかった逮捕劇。
まさに警察の粘り勝ちだった。
冬空に美しい花火。
これを単純に楽しめればいいのだが…。
そうは言っていられないのが現実。
この日は大人になれない男たちの争いが。
午前2時前110番通報が入ると警察官がポケットから端末を取り出した。
これは事件の概要を瞬時に伝える秘密兵器PSD。
通信機器のめざましい進歩で現場へ着く前に状況を把握できるようになった。
しかしそれはあくまで警察官の持つ能力を補うものでしかない。
この日の事件もそれを試されるものだった。
かなり激しいケンカとの一報にたがわず現場では救急隊がかけずりまわっていた。
質問にもまともに答えられないほど被害者の男性は傷を負っていた。
おびただしい出血。
そしてこれまた信じられないほど顔が腫れている。
暴走する若者に鉄槌!顔面からおびただしいほど血を流し救急隊員に運ばれる男性。
倒れた被害者の顔をなおも激しく蹴った男たちがいるとのこと。
この上の居酒屋で飲んでいてトラブルになり店の前でケンカになったという。
相手が先に手を出したから応戦しただけ。
やたらと正当防衛を主張する。
するとそこへもう一人の加害者が登場。
こちらの短髪男の言い分も正当防衛だがどうもおかしい。
正当防衛と言うわりには相当ひどく痛めつけている。
いわゆるボコボコに。
短髪男自分がやったことはあくまで正しいとうそぶく。
実はこの事件第三者も目撃していた。
坊主と…。
坊主とロン毛の人が。
通報者が見たのは被害者を袋叩きにするロン毛と短髪2人の姿だった。
はい手出して。
強制。
もう終わらないからはい。
手出してないんだけど。
急に弱気になる短髪男。
そしてロン毛も…。
2人揃ってのらりくらりと逃れようとする若者にカツを入れた警察官たちであった。
とあるコンビニの防犯カメラがレジの横にあるセルフサービスのコーヒーマシーン。
その横にポツンと置かれた財布。
実はこれ忘れ物。
コーヒーをいれるときついついここに置いてしまったのだろう。
通常持ち主が取りに来なければ宮城県仙台南警察署に持ち込まれたのは財布ではなく盗難の被害届だった。
早速2人の刑事が現場のコンビニへ向かった。
コンビニには多くの防犯カメラが設置されている。
必ず何か映っているはずだ。
今や防犯カメラの映像は捜査の重要な手がかり。
刑事たちが目を凝らす。
財布が置かれてからおよそ30分。
客が2人入ってきた。
財布のすぐ横を通っても客は気づかない。
そしてその後作業員風の男が。
ホントだ。
男は店内に入ってきてすぐに…。
怪しい…。
男の巧妙な手口がそこに映し出されていた。
仙台のコンビニで起きた財布の盗難事件。
犯人が映っていないか刑事たちは防犯カメラの映像に目を凝らす。
店に入ってきたのは作業員風の男。
ホントだ。
男はすぐに財布を見た。
だが財布に手をのばすことなく店の奥へ。
男はレジへ。
刑事たちはやはりこの男が気になる。
すると…。
レジに並びながら時折刑事の勘が的中か…。
会計を終えた男は…。
財布のある台になんとも不自然な行動。
そうですね。
店内には他に客もいる。
その目を気にしとりあえず財布を隠した。
刑事はそのときの男の心理をこう読んだ。
早いですね。
30秒もしないうちにトイレから出てきた男。
財布の横に荷物とともにわざとおつりを置いていたのだ。
それをかき集める振りをし…。
今左手で盗った。
実にずる賢い手口。
財布を見つけた時点で盗もうと考えていたとしか思えない。
犯人はやはりこの男だ。
何食わぬ顔で車へ戻る男。
しかしそこにもカメラがある。
重要な手がかりを捉えていた。
周囲の目は欺けても防犯カメラは欺けない。
数日後男の身元が判明。
設備会社で働く20代前半の若者。
日焼けした顔に口ひげを生やしている。
刑事たちが動き出す。
まずは男の家そして仕事先などを確認していく。
先ほどのあの車は会社の車だという。
ここが男の勤める会社。
だが犯行に使われた白い軽自動車はない。
外出中か?近くで張り込むことにしたが…。
そうなんです。
なので静かな住宅街。
ふだん目にしない車や人は目立ってしまう。
そこで刑事たちはこんなものを用意していた。
ヘルメットに作業服。
この姿なら怪しまれることはない。
張り込みに気づかれたら元も子もない。
だから細かいところにまで気を配る。
張り込むこと1時間。
日が傾いてきた頃動きがあった。
あっ今入ってきたやつ?はい。
車が1台戻ってきた。
しかし白い軽自動車ではなく大きなトラック。
それは例の男は乗っているのか?助手席から1人降りそして車の向こう側にもう一人。
この会社で働く作業員は複数いる。
防犯カメラの男を確認できなければ意味はない。
2人のうちどちらかが例の男なのか?刑事たちが一層目を凝らす。
そして…。
決め手は口もとのヒゲだった。
防犯カメラの男にも口ヒゲがある。
そのうえ男が通勤に使っている車もわかった。
この黒いワンボックスだ。
証拠が揃い逮捕状も出た。
ついにその日がきた。
刑事たちは早朝4時に署を出発。
出勤するために自宅から出てきた男の身柄を押さえる予定。
しかし自宅に到着すると…。
男の黒いワンボックスがない。
もう出かけたのか?それではと会社に向かう。
あの白い軽自動車はあったものの男はこんなときは動きがあるまでじっと待つしかない。
そして夜が明け明るくなった頃。
男が現れた。
捜査員が素早く近づき声をかける。
男は刑事たちの突然の訪問に戸惑っていた。
しばし沈黙。
男は犯行を認めた。
盗まれた財布を探す。
男の車そして会社の車をくまなく調べたが財布は出てこなかった。
男はそんな大人の悪事を暴くかたわらを小学生が…。
登校していく。
他人のものを盗んではいけない。
小学生にもわかることを守れなかった男は…。
ちょっとした出来心にせよ犯罪に変わりはない。
今まさにお花見の季節。
パァーッと飲んでよしシメの一杯!なんて方も多いはず。
最後までみんなで気分よくお願いしますよ。
と思っていたら…。
街を歩く人が警察官に何かしきりにアピール。
走るパトカーに伝えてくるとはよっぽど派手なケンカなのか?用心しながら現場に近づく。
するとタクシーが1台。
そして突然…。
何やってんだ?ダメダメ!タクシーに殴りかかる男。
警ら中の警察官がダメダメ!どうしたの?どうしたどうした?突然タクシーに殴りかかった男はかなりの赤ら顔。
酔いなのかそれとも興奮なのか?メーター止めてくれって。
暴れだしたという。
車のほう特に大丈夫ですか?もうかかわりたくないと話すタクシーの運転手。
しかし渡されたのは1,000円。
お釣りが残っていた。
大暴れしたご本人は店の中でお目当てのラーメンを待っている。
太麺が売りだという店だがその神経は麺よりも太そう。
興奮すると思うんで。
警察官が店内に入ればまた火がつくかもしれない。
すみませんね申し訳ない。
話聞きたいんだけども…。
店員さんに頼んで店の外へ連れ出してもらう。
いらないいらない。
もう行っちゃってください。
たぶんいると興奮収まらんで。
コラコラ!何やってんだよ!お釣りを受け取れば済むことなのに。
何が気に入らないのかまたひとしきり興奮し男はラーメン屋に再び入っていく。
しかたがないので代わりにお釣りをもらってタクシーにはこの場を離れてもらうことに。
そんなこともつゆ知らず一心不乱にシメの一杯を堪能する男。
90円のお釣りを渡すために男が食べ終わるのを待つ。
大変な仕事です。
聞かれてもいない前科を語った男。
ラーメンがうまかったのか一応タクシー代も払ったので今回は厳重注意でおとがめなし。
桜のこの季節に教訓。
お酒のあとシメまで楽しく。
この冬北海道を記録的な寒波が襲った。
台風並みの低気圧が猛威をふるい北の大地は大荒れ。
北海道だけでもそのなかの1人の女性は極寒の山中で3日間耐えしのぎ奇跡的に救助された。
女性を救ったのは女性の行方がわからなくなった直後の2日間は悪天候でヘリコプターが飛べずにいた。
ようやく天候が回復。
ヘリが出動することとなった。
よろしくお願いします。
美しい山並みだが多くの命が失われている。
満を持してのフライト。
スキーをするために1人で山に入ったという50代の女性を救うことができるのか…。
標高1,000mを超える山の気温は氷点下20℃前後。
今日がタイムリミットだ。
美しい山々。
しかしよく見るとかなり険しい。
女性は標高1,754mの芽室岳で姿を消していた。
3日前から時折襲ってくる吹雪が行く手を阻んでいた。
空からの捜索が最後の頼み。
女性は登山道から尾根伝いに進んだとみられている。
そしてこのあたりで吹雪に遭い110番通報。
その近くには女性がルートの目印として立てた赤い旗がはためいていた。
隊員たちは足跡がないか目を凝らすが…。
強風で雪が吹き飛ばされ足跡は消されてしまっていた。
だがそのための穴を掘るのも難しい状況だった。
となれば女性は厳しい夜を3日も過ごしたことになる。
女性の体力を考慮し行動を推測する。
沢に並行した林道に狙いを定めた。
すると…。
命の存在を感じさせないいちめんの銀世界に一直線に伸びる足跡が。
極寒の雪山で3日間行方がわからない50代の女性。
命のタイムリミットが迫っていた。
命の存在を感じさせない銀世界に一直線に伸びる足跡が。
くっきりと見える足跡は歩いて間もないしるし。
望みはまだある。
隊員の目に飛び込んできたのは手を振る人。
間違いない遭難した女性だ。
ホイストという巻き上げ機を操作する隊員が位置を指示。
地上まで30m。
レスキュー担当の隊員が冷たい風に煽られながら降下する。
女性の容態はどうなのか?それがいちばん気がかりだったが…。
女性は思った以上にしっかりしていた。
登山歴16年という経験と十分な備えが女性の命を守った。
女性は所属する山岳会に登山計画書を提出していた。
その計画書と携帯電話による110番通報が避難場所の特定につながったのだ。
命に別状はないよう。
お湯が入ったヒートパックで冷え切った体を温める。
女性は体力を消耗しないよう昼間行動し夜は穴を掘り非常用テントを張って身を潜めていた。
携行食の大福やチューブの練乳を少しずつ食べ雪をかじって飢えをしのいだという。
これ荷物…。
空の警察官によるまさに奇跡の救出劇だった。
警察の密着取材。
私たちはそこで警察官の持つ力を目の当たりにする。
そのひとつが言葉の力。
北海道旭川の雪道で繰り返される取り締まりでも力を持つのは言葉だった。
車をわざとスリップさせスリルを楽しむ無法者をどう説き伏せるのか。
無謀な若者の行動に人一倍心を痛める男がいた。
その人ありと言われる…。
旭川の静かな夜を守りたい。
はこの日も暴走を繰り返す若者たちをなんとか説き伏せる覚悟だった。
我が物顔での危険運転。
これを許すわけにはいかない。
は気を引き締める。
危険を顧みず猛スピードで雪道を走り抜ける暴走車。
命知らずのその走りっぷりから常習者であることがうかがえた。
見失ったか…。
いや前方にいた。
(サイレン)雪道を猛スピードで走るドリフト族。
いったいどんなヤツが乗っているのか。
車は意外にもすぐに止まった。
しかし油断してはならない。
ならではの言葉の力で若者に切り込んでいく。
素直に非を認めない若者。
驚いたことにどこのよ?警部補はその心に訴えかけた。
は所属している。
パトカーで地域を回り職務質問で犯罪を炙りだすのがの仕事。
の眼力と嗅覚は実に研ぎ澄まされている。
ちょっと後ろごめんな。
職務質問に切り込む言葉も実に的を得ていた。
にとって職質は交差点を横切る車。
はその車の動きに不審さを感じた。
追跡開始。
目そして勘。
の2つのアンテナに引っかかった車は明らかにスピードを上げていく。
停車した軽自動車中にはちょっと出てくれ。
男はあっさりと飲酒運転を認めたが…。
の鼻は別の犯罪の匂いを嗅ぎとっていた。
現場の空気が一気に凍りつく。
降りてもらってもいいかい?は何のにおいを感じたのか?取材カメラはとらえていた。
隊員が車の中を調べ始めた瞬間若者が車の下に何かを捨てたのを。
ビニール袋のように見えた物。
それは驚くべき物だった。
取材班がビニール袋の存在を隊員に伝えようとしたそのとき車のヘッドライトで路面が照らされた。
隊員は車の下でわずかに光るビニール袋を見逃さなかった。
これこそが嗅ぎつけたビニール袋の中には何やら枯れ草のような物が。
若者の息に混じったわずかなにおいをは嗅ぎとっていた。
大麻を吸い車まで運転していた若者はなんと高校生だった。
反省の色を見せず1人の少年が居直った。
いいから黙っとれって。
黙っとりゃいいからな?1人じゃあうち預かります。
二度と同じ過ちを犯させたくない。
は少年の目を見てズバリと言った。
の言葉で少年の顔つきが変わっていく。
これぞの言葉の力。
だがそんなも警察官としての大きな節目を迎えていた。
はひたすら現場にいた。
警察官だった父親の後ろ姿を追い懸命に戦ってきた。
その成果が認められ何度も表彰された。
だが人生には始まりもあれば終わりもある。
そして迎えたこの日。
誰もが迎える引退の時。
その仕事に懸命に取り組んできただけに感慨は深い。
44年の集大成。
警部補最後の警ら。
やるせない思い。
だがは最後の最後まで自ら隊員だった。
人気のないところに停まる車が気にかかる。
そしていつものように声をかけた。
人と人の心を繋ぐ言葉。
私たちはの言葉に強さと優しさを見た。
警部補の警察人生最後の日は穏やかに過ぎていく。
う〜んこんなもんか。
数多くの凶悪犯と対峙し数知れない多くの人たちに感謝された。
44年それは長くて短い日々だった。
仲間がいたからやってこられた。
プロとして生きた男は仲間への感謝を忘れない。
さん本当にお疲れさまでした。
あなたの警察官魂はきっと後輩が引き継いでくれます。
2015/04/05(日) 20:54〜22:42
テレビ大阪1
日曜ビッグバラエティ「激録・警察密着24時!!〜2015冬から春へ〜」[字]
女性を狙う卑劣な痴漢と盗撮犯。現行犯発見から逮捕までを激撮▼真冬の北海道、山で遭難した女性を救助する航空隊に密着▼職質のプロフェッショナル集団▼覚せい剤
詳細情報
番組内容
日本全国で活躍する警察官を追う、人気ドキュメントのシリーズ第28弾。
▼電車内で犯罪を取り締まる京都府警・鉄道警察隊に密着。現れたのは、女性を狙う卑劣な痴漢と盗撮犯。女性を物色する怪しい男を発見し、逮捕するまでの一部始終を激撮!
▼人の財布を盗んだ卑劣なやからを捜査し追い詰めた宮城県警・刑事課に同行。逮捕当日、思わぬ事態が…。
番組内容続き
▼真冬の北海道、山スキーに入った女性が吹雪によるホワイトアウトで遭難。悪天候で3日間、ヘリも飛べず捜索が難航する。4日目、ようやく航空隊が入り奇跡的に救助に成功する瞬間をカメラに収めた。
▼職質のプロフェッショナル集団の兵庫県警・職務質問指導班に密着するほか、覚せい剤、不発弾処理など、さまざまな現場を取材した。
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