戦闘用意!
(ルシタニア兵士たち)うお〜〜!
(アンドラゴラス)突撃!
(パルス兵士たち)うお〜〜!ヒヒーン!ヒヒーン!ザシュ!ザシュ!うぅ…。
(パルス兵士たち)うお〜〜!
(パルス兵士たち)うお〜〜!
(2人)あぁ…。
(ナレーション)
パルス暦317年
友邦マルヤム国に侵攻したルシタニア軍に対しこの日パルスは国王アンドラゴラス三世の指揮の下30万の軍勢で迎え撃ち撃破
ルシタニア兵の屍の山を築き上げた
キン!キン!
(アルスラーン)くっ!ふっ!ほっ!えいっ!
(ヴァフリーズ)ふんっ!わっ!とっと…。
さあもう一つ。
この〜!はい上。
はい中。
はい上。
はい下。
はい上。
(ヴァフリーズ)ふんっ!わあっ!ああっ!きゃあ!ひどいなヴァフリーズ。
そんな技を使うなんて。
ははははっ。
この程度のものは技とは申しませぬ。
ただの剣の基本動作です。
ただしその基本を鍛えなければ技も威力を失います。
基本をお磨きなさいませアルスラーン殿下。
つまらない。
なぜヴァフリーズは父上の遠征に同行しなかったのだ。
(ヴァフリーズ)ここ王都エクバターナの守護が此度私に与えられた任務です。
西のルシタニアのみならず東方の国々もこの都を狙っておりますゆえ油断はなりませぬ。
そんなに忙しいなら毎日私に剣の稽古などつけてくれなくてもよいのに。
(ヴァフリーズ)そのような覇気のないことをおっしゃられていては立派な王にはなれませぬぞ。
(ヴァフリーズ)剣の基本ができているだけでも立ち居振る舞いがしゃんとして見えるものです。
それに殿下は初陣もまだですからその日に備えて剣を鍛えておきませんと。
ふぅ〜。
分かっているよ。
分かっているけど。
(ヴァフリーズ)分かっておられるならきりっとなさいませ。
兵たちも待っております。
(タハミーネ)大儀である。
永遠なるパルスへの忠誠を期待します。
あっ…。
あっ…。
(兵士)王妃様とアルスラーン殿下に敬礼!あっ…。
母上!
(タハミーネ)なんです?アルスラーン。
あぁ…いえお待たせして申し訳ありませんでした。
(タハミーネ)いいえ。
毎日剣の稽古をしているそうですね。
はい!父上のような立派な王になるために励んではいるのですがなかなか上達いたしません。
いつもヴァフリーズに…。
そう。
立派な王になるとは何なんだろうな…。
キィーキィーキィー
(タカの鳴き声)アズライール!スルーシ!ほう!こやつらが帰って来たということは…。
おいで!うっ…わあっ!殿下!はははっ。
おかえりアズライール。
(キシュワード)殿下。
ヴァフリーズ殿もお変わりありませんか?キシュワード戻ったのか。
(キシュワード)飼い主より先に殿下に帰還の挨拶とは生意気なヤツらめ。
(ヴァフリーズ)ははっなめられているな。
(キシュワード)いえいえ私がなめられているのではなくこいつらが心の底から殿下を慕っているのです。
獣や鳥は相対する人物の心を映す鏡。
殿下の心の健やかさをこやつらは分かっているのです。
(ヴァフリーズ)遠征ご苦労であった。
皆無事か?
(キシュワード)はっ。
当方の損害は軽微にて。
友邦マルヤムに侵入したルシタニア軍を我がパルス軍が撃退いたしました。
ああっ。
(キシュワード)アンドラゴラス陛下のご帰還です。
(国民たち)わあ〜!・あっ!万騎長カーラーン様!・かっこいい!・カーラーン様!・あっちは万騎長クバード様だ!・また酒飲んでるぞ。
・あの人シラフのときあんの?
(キルス)知ってる?あの左目の傷は竜と戦ったとき付いたんだって。
(ボルナー)うそつけ。
(アシム)俺はやっぱり双刀将軍キシュワード様だよ!
(キルス)大きくなったら俺も騎兵隊に入って王様をお守りするんだ。
(ボルナー)バ〜カ。
王様がお守りなんかいるかよ。
13歳で獅子を倒してるんだぞ。
(キルス)はぁ〜そうだよな。
捕虜か?ルシタニア兵だわ。
神のために戦うってやつでしょう?イアルダボート教か。
異教徒は赤子までも皆殺しにするんだと。
野蛮ね。
お…おい!子供じゃねぇか!あんな子供まで戦に出すのかいルシタニアは。
かわいそうに。
親は何をやってるんだろうね。
殿下。
父上ご無事で何よりです。
遠い地での戦で心配しており…。
負けるはずもない。
(アンドラゴラス)ヴァフリーズ留守中の報告をせよ。
(ヴァフリーズ)はっ。
(キルス)アルスラーン王子は?
(アシム)う〜ん頼りないなぁ。
(ボルナー)俺たちが守ってやんなくちゃだな。
(アシム)だな。
若いヤツだ。
力仕事できるヤツが欲しいんだ。
(従者)王子あまりこのような場所に立ち入られるのは…。
なぜ?せっかくルシタニア人と話せる機会ではないか。
奴隷が必要なのでしたら使いの者に。
いや自分で聞いてみたいのだ。
外の国のこと外の人間のこと。
(部下)このやろう言うこと聞きやがれ!どうしたのだ?
(奴隷商人)これはアルスラーン殿下。
このようなむさ苦しい所に。
この者たちがルシタニアの?
(奴隷商人)はい。
こんにちは。
できれば少し君たちと話がしたいんだ。
うっ…うわっ!ちょ…ちょっと!
(部下)こらっ!なんてことしやがる!大丈夫ですか?ああ…。
(部下)てめぇらはもう奴隷なんだ!生きていたけりゃ従え!分かったか!
(アシム)なんだ子供だ。
(キルス)なあやっぱりやめようよ。
(ボルナー)なんだ今更。
お前騎兵隊に入るんだろ?びびってどうする。
俺たちパルス人に逆らえないようにガツンとやってやろう。
・タッタッタッ
(足音)
(3人)ああっ!
(アシム)お…おい!
(従者)あんな野蛮な連中王子の身に何かあってからでは遅いのですよ。
私もバカではない。
気をつけるよ。
(アシム)うわっ!
(キルス)た…助け…ひっ!王子お待ちを。
(少年兵)うおぉ〜〜!はっ!ガシャン!お…おい。
(少年兵)来るな!こいつを殺すぞ。
なあお主そやつを放してやってはくれぬか。
そうかだったら…。
あっちょっと。
痛てっちょっ…。
なんだ?おい!何事だ!商品が逃げた!
(兵士)何?ああ〜いや逃げただけならいいんだが…。
(子供たち)うっうぅ〜。
(キルス)王子が…。
(アシム)俺たちをかばって…。
何!?
(兵士)捜せ!
(兵士たち)はっ!おいおい何があったんだ?・
(兵士)西側だ!・
(兵士)逃がすな!
(ダリューン)なんの騒ぎだ。
・ダリューン様!どうした?はぁはぁアルスラーン王子が…。
きゃあ〜!
(兵士)いたぞ〜!
(兵士)追え〜!痛い…痛っ。
わあ〜!とっと…。
・
(兵士)いたぞ!わあっ!とっ!うわっ!はぁはぁはぁ!止まれ!うっ…。
その方を放せ!もう逃げられんぞ!寄るな!寄ればこいつの首をへし折るぞ!
(3人)あっ…。
死にたくなかったら走れ。
へっ?わっ!わあ〜!うわっ!何!?王子!
(少年兵)来い!あれ?すまぬ!
(少年兵)走れのろま!アルスラーン王子?くそっ!まずいぞこんなことが宮殿に伝わったら…。
おいどっちに行った?よし急げ!
(兵士たち)はっ!あれほどの人数で追ってくるとは貴様いいとこの坊ちゃんだな?人質を貴様に代えて正解だったようだ。
(2人)うわっ!
(2人)ううっ!
(少年兵)うわっ!んぐぐぐっ…。
うわ〜!はっ!わわわ…。
(2人)わあ〜!・ドサッ!
(2人)ん?はぁはぁはぁ…。
大事ないか?すまない助かった…。
(2人)ん?ガン!うっ!ん?うわ〜!なんだこの首の長い生き物は!見たことないのか?興行師がよく連れてくるぞ。
この辺りにいる生き物なのか?さあ。
「さあ」って…使えないヤツ。
来い!い…痛てっ!
(少年兵)なんと豊かな国だ。
物と人があふれ返っている。
ここは大陸公路の中心だからな。
パルス人は飢えを知らず文化的に豊かに暮らしている。
うっ…。
今度はどこに?いいから上がれ!奴隷が多いようだが?それはそうだ。
奴隷の多さはこの国の豊かな証拠だ。
なぜお主は逃げるのだ?ああっ!?おとなしく奴隷になれば食べるのには困らぬぞ?少なくともルシタニアよりよい暮らしができるであろう…。
なんだと!?我が国が貧しいというのか!?ああ〜いやこんな子供が戦に出るほどだから…。
子供ではない!もう11歳だ!11!?私と一緒!やはり子供ではないか!うわっ!この年になれば立派な戦士だろうが!我らイアルダボート神に忠誠を尽くし異教徒を根絶やしにするのだ!なぜそこまで異教徒を憎む?
(少年兵)我らが神は人を平等に扱う。
だが貴様らはどうだ。
人の下に人を置く。
あの奴隷制度はなんだ?我らの神はそのようなことは許さない。
人は皆平等だ!よって我らの神の教えに従わぬ貴様ら異教徒は差別し殺してもいい!支離滅裂だ。
貴様〜!ああいや…。
・ドドドド…
(足音)ん?
(兵士)いたぞ〜!うわっ!また!?全ての人がイアルダボート神を信仰すればそもそも争いなど起こらん!分かるか!?ふんっ!どうせ何も考えずに育ったのだろう?世間知らずのお坊ちゃんめ!親の顔が見たいわ!
(兵士)待て!うわっ!
(女官)なんでございましょう?下の方が慌しいようですが。
・
(アンドラゴラス)戻ったぞタハミーネ。
(アンドラゴラス)留守の間変わりなかったか?
(タハミーネ)鎧くらいお脱ぎになっては?
(アンドラゴラス)土産だ。
よい絹が手に入った。
(タハミーネ)そうですか。
そこに置いておいてください。
(アンドラゴラス)また来る。
西の城壁だ!逃がすな!殿下!早く!痛て…。
(少年兵)寄るな!この者がどうなってもいいのか!?うっ…。
もはやここまでか。
投降せよ。
無駄死にはするな。
はぁはぁはぁ…。
くっ!えっ?わっわっ!わあ〜!殿下!うわぁ〜!なんだ?はっ!
(どよめき)
(2人)ぷはっ!ダリューン!
(一同)あぁ…。
上から落ちたのか?大丈夫かい?もう一人だ。
そらっせぇ〜の。
よし。
はぁ…。
おいあいつ!ヒヒーン!馬泥棒!おい待て〜!ダリューン!くっ!あんた!ダリューン待て!はぁ〜。
ふぅ…。
アルスラーン殿下おケガは?ダリューン。
大丈夫だ。
なぜあの者を討つことをお止めになったのです?いやつい…。
はぁ〜。
分かりました。
私が討ち損じたことにしておきます。
本当に無事でよかったねぇ。
捕虜に捕まって振り回されたって?危ねぇなぁ。
何やってんだか王子は。
もう少しお気をつけください。
一歩間違えば殺されてましたぞ。
それを言われると…。
(兵士)王太子殿下捕虜の脱走の原因を作った3名を捕らえてまいりました。
(アシム)殿下…。
(ボルナー)申し訳ありません!お許しください殿下!罰なら私たちに!子供たちには何とぞ寛大な処置を!控え!こいつらのせいで殿下のお命が危険にさらされたのだぞ!よい。
放してやれ。
ならん!示しが…。
あっ…殿下!無事ならそれでよい。
頼んだぞ。
(兵士)はっ。
(一同)ありがとうございます!
(アシム)俺大きくなったら絶対騎兵隊に入って殿下にお仕えします。
(キルス)うん。
(ボルナー)俺も。
(心の声)≪みんな無事でいろ≫≪必ず助けに戻るぞ≫馬を持ってまいります。
≪あの者の話は王宮で教えられたものと違って面白かったな≫≪囚われている他のルシタニア人にも話を聞きたいな≫・
(部下)さっさと運べ。
あっ。
あれは…。
お…王子!おい!
(奴隷商人)早くしろ!ん?殿下!なぜ?なりません。
このような汚らわしい所に。
殺してしまったのか?
(奴隷商人)はい。
暴れてどうにもなりませんでしたので。
ルシタニア人など獣と同じです。
飼いならすことはできませんよ。
(奴隷商人)ほら急げ!あの者たち素直に奴隷になっておれば命を落とさなかったものを…。
なぜなのだ。
殿下…いつか殿下がご即位なされましたら登用していただきたい我が友人がおります。
その者なら殿下の疑問に答えられるかもしれません。
それは誰だ?あっ…ああ〜いや口が滑りました。
そやつはひねくれ者ゆえ今の話はなかったことに。
なんだ思わせぶりな。
まだこの先何十年も父上の王位は揺るがぬだろう。
私が即位することなどまだ想像もつかぬ。
父上がおれば我がパルスは安泰だ。
お主の友人とやらにはしばらく会えそうにないな。
ええ。
はははっ。
だがこれより3年後王都イクバターナは炎と血煙に包まれることとなる
ルシタニアの侵略により盟邦マルヤム王国は滅亡
その進撃はついにパルスにも及んだ
パルス暦320年秋
王太子アルスラーン時に14歳
初陣す
風が翻り霧が流れた
吉兆であるようにアルスラーンには思えた
次回…
少年はそして王となる
2015/04/05(日) 17:00〜17:30
MBS毎日放送
[新]アルスラーン戦記 #01[字][デ]
第一章「エクバターナの栄華」▽立ち向かえ。奪還の刃。——味方5人、敵30万人!敗戦から始まる英雄譚!
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放送時間外のダウンロードは出来ないので、お見逃しなく!
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番組内容
中原の大国パルスの王太子・アルスラーン(声・小林裕介)は、御年11。老大将軍をはじめとする臣下の者に囲まれ、穏やかな時間を過ごしていた。しかし、市中散策の最中、アルスラーンは、脱走した捕虜の少年に捕まり、人質として連れ去られてしまう。それは、アルスラーンにとって、新たな世界との最初の出会いだった……。
出演者
【声の出演】
(アルスラーン)小林裕介
(ダリューン)細谷佳正
ほか
原作・脚本
【漫画】
荒川弘(講談社「別冊少年マガジン」連載)
【原作】
田中芳樹(光文社カッパ・ノベルズ刊)
監督・演出
【監督】
阿部記之
【シリーズ構成】
上江洲 誠
音楽
【オープニングテーマ】
UVERworld「僕の言葉ではない これは僕達の言葉」(gr8!records)
【エンディングテーマ】
藍井エイル「ラピスラズリ」(SME Records)
【音楽】
岩代太郎
制作
【アニメーション制作】ライデンフィルム×サンジゲン
【製作】「アルスラーン戦記」製作委員会
【番組HP】
http://www.arslan.jp/index.html
【Twitter】@arslan_anime
https://twitter.com/arslan_anime
ハッシュタグ「#arslan」
ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ
福祉 – 文字(字幕)
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
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