美浜原発:3号機を本格審査へ「直下に活動断層なし」

毎日新聞 2015年04月08日 12時42分

 原子力規制委員会は8日、再稼働の前提になる安全審査の申請が出ている関西電力美浜原発3号機(福井県)について、本格的な審査に入ることを決めた。敷地内の断層の活動性を調査している有識者調査団の議論で「重要施設の直下に活動する断層はないという一定の方向性がまとまった」(田中俊一委員長)と説明している。

 美浜3号機は運転開始から38年たつ老朽原発で、関電は40年を超えて運転を延長することを目指している。しかしそのためには、安全審査に加えて老朽化対策に関する審査も来年11月までに終える必要があり、審査期間の短さが課題になっていた。

 美浜3号機は、規制委の有識者調査団が敷地内にある断層の活動性を調査している全国6原発の一つ。規制委は、調査団の報告書がまとまるまで本格的な審査に入らないことを決めており、報告書はまとまっていないものの、議論の方向性が出たことで、本格審査を事実上前倒しする。【酒造唯】

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