日本が2015年版外交青書に独島(日本名:竹島)が日本領土だとの主張を盛り込んだことについて、政府は7日、「歴史退行的な動き」と批判した。
外交部(省に相当)は同日、報道官声明で、「いくら無理のある主張を繰り返しても、韓国固有の領土である独島が日本による韓半島(朝鮮半島)侵略の最初の犠牲だという歴史的事実は消すことも、変更することもできない」と述べた。李相徳(イ・サンドク)外交部北東アジア局長は駐韓日本大使館の金杉憲治総括公使を同部に呼び、抗議の意思を伝えた。外交部はその前日も、独島に対する領有権を主張する内容を記述した中学校教科書を日本が検定合格させたことについて、別所浩郎駐韓日本大使を呼び抗議した。
日本が毎年この時期に教科書や外交青書を通じ、独島に関して挑発行為を仕掛けてくるのは昨日今日のことではない。しかし、今年の政府の対応は例年に比べて目に見えて和らいでいる。声明に「糾弾」や「遺憾」といったいつもの表現が入っていないからだ。
昨年の声明は、日本の外交青書に対し「強い遺憾を表明する」とし、小学校教科書にも「強く糾弾する」と述べていた。また、「とんでもない主張」「迷妄から脱していない」とも表現した。2013年も「容認しない」「即刻撤回を要求する」と日本政府を批判した。
政府の今年の対応は手ぬるいとの指摘について、魯光鎰(ノ・グァンイル)外交部報道官は「『今年は弱い。昨年の方が強かった』などの比較はしていない。『糾弾』といった言葉は含まれていないが、断固たる韓国の意思が反映されている」と語った。
政府内部では、日本の歴史認識や領土主張について、その対応の強さに悩みを抱えているという。韓日国交正常化50周年の今年、行き詰まった両国関係をある程度回復させようという状況で、今後も「悪材料」が複数残されているためだ。外交消息筋は「断交するのでない限り、挑発のたびに対応の程度を強めていくのにも限界がある」と話す。
一方、中国外務省の華春瑩報道官は同日、日本政府に対し「歴史は絶対に歪曲(わいきょく)できない。侵略の歴史を反省し、正しい歴史観を日本の若い世代に教えよ」と述べた。