今までの記事の中でも何度か触れてはきましたが、
昨日戴いたコメントの中に、
しおんの食べる量についての言及があったので
ここで改めて記事にしておこうと思います。
しおんは、「満腹」と「空腹」が理解できません。
言葉の意味がわからないのはもちろんですが、
その概念がわかっていないようなのです。
本能的な、「お腹がいっぱい」「お腹がすいた」という
感覚はきっとあるのだと思います。
食べ終わった後はお腹がポンポコになっていますし、
逆に食事と食事が開いた時には、
お腹が「グ~~」と鳴っているのも聞いたことがあります。
でも、その本能的な感覚と、「食べる」という行為が、
しおんの中で結びついていないようなのです。
目の前に食べ物が置かれている限り、
満腹感など関係なく、しおんは食べます。
なので、昨日の画像のおかずも、全部食べ切ります。
もちろん、適切な量を出しているので、
これは全部食べ切ってくれてありがたいのですが・・・
好きじゃない食べ物、初めて見るから受け付けない食べ物、
そういう理由で残すことはありますが、
「もうお腹一杯」「今は食べたくない」「食欲がない」
そういう理由で残すことはありません。
なので、我が家では大皿から皆が自由に取る形式の
メニューは存在しません。
しおんの前には、しおんの分としての適量しか置けません。
そして、私と旦那は、しおんが食べ終わるまでに
自分の分を食べてしまわねばならず、
そう出来なかった分については、
サッサと下げて、後で食べるようにしています。
そうでないと、目の前に見えている限りは際限がないからです。
去年の年末に、胃腸風邪にやられましたが、
それでも「食べる」と言い張りました。
そして食べて、案の定すぐにリバース。
それを毎食繰り返されました。
私の妹の結婚披露宴の時。
常に目の前には食べ物があり、幼児にとっては退屈な式典。
2時間、ず~~っと食べ続けて
帰りの電車の中で嘔吐しました。
目の前に見えてると・・・と言いましたが、もう1つ。
習慣としての食事の時間になると、
自分の席に着席し、夕食は配膳の支度を始めます。
昼食に限り、給食だったり外のフードコートだったり、
場所も時間もマチマチなので、
唯一、習慣化していない食事が昼食です。
なので、胃腸風邪の時も、抜けるのは昼食だけでした。
こんな感じで、「朝食」「夕食」という
時間とシチュエーションによる習慣、
そして目の前に置かれた食べ物、
そんな感覚で食べているので、
その量はしおんにとって、自分がセーブするものではないんです。
白飯100gと書きましたが、
例えばそれを倍の量の200g出したとしても
涼しい顔をして食べきると思います。
そして逆も。
30gしか出さなかったとしても、
足りないと文句を言うこともなく、それで終了します。
しおんにとっては、目の前に見えているものがすべてなんです。
そこに「満腹」「空腹」の感覚は結びついていないんです。
なので、今まで書いたことだけだと、
しおんがすごくたくさん食べてしまうイメージかもしれませんが、
逆もありなんです。
目の前に置かれない限り、
そして「朝食」「夕食」という場面にならない限り、
自分から食べ物を要求することは絶対にありません。
「お腹がすいた」「何か食べたい」「お菓子が欲しい」
そんな要求はしおんにはないんです。
Tクン親子と遊びに行くと、しおんのこの特性が顕著になります。
Tクンの希望で、大抵マックで昼食になります。
Tクン、ハッピーセットを大騒ぎで注文したはいいけど、
おもちゃに夢中になって、食べるのはそっちのけだったり、
半分ほど食べて「もういらない」と言ったりします。
ママにとっては、「勘弁してよ」の事態なのでしょうが、
私から見ると「これが普通の4歳だよなあ」とうらやましいです。
対するしおんは、目の前の食べ物がなくならない限り、
絶対にその場を動きません。
「もういらない」なんてことはありえません。
全員が全部食べ終わらない限り、
遊びに興味が移行することはありません。
ところがTクン、すぐに「お腹がすいた」を連発します。
移動の電車の中、歩いている時、遊んでいる途中、
「お腹がすいた」「何か食べたい」「チョコ買って」など
食に関する自発的要求が非常に多いです。
それをわかっているので、ママのバッグには
いつも何か食べ物が入っていてそれを与えています。
対するしおんは、自分から食べ物を要求することなど
絶対にありません。
もらった場合は、嬉しそうに食べてはいますが
自販機を見ても自分から「買って」などとは言いませんし、
食事以外の食べ物を要求された経験は私にはありません。
家でもそうです。
冷蔵庫を開ければ、見える所に好物の果物があったり、
冷凍庫にはアイスが入っているのが見えたり・・・
でも、それをくれと言われたことはないですし、
もちろん勝手に食べるなんて絶対にありえません。
行儀、マナーとは全然別の問題で、
見て「おいしそう」と思う感覚と、「食べる」という行為が、
しおんの中では結びついていないのだと思います。
このしおんの特性に、私は随分と悩んできました。
「お腹がいっぱい」「食欲がない」「今は食べたくない」
こんな感覚を身に付けるまでは、
「お替り」という物も教えていません。
目の前におかれた夕食を嬉しそうに全部食べきって、
残すことも、それ以上要求することもないしおん。
一見、とても穏やかで平和な光景なのですが、
陰にはこんな特性が潜んでいるんです。
これが発達障がいの特性と何か関係があるのか、
または知的な物と何か繋がりがあるのか、
散々色々調べてきましたが、よくわかりません。
親ばかで大変申し訳ないのですが、
しおんは容姿に恵まれた子だと思っています。
持って生まれたこの外見は、
人よりも出来ない部分がほとんどであるしおんの
数少ない秀でた部分だと思っています。
なので、これを維持し、守ってやるのが
親としての私の愛情だと思っています。
いつか、しおんの中にも自分でコントロールする力、
「お腹がいっぱいだから今は食べたくない」を
実際の食に繋げる能力が育つと信じて、
今は私が上手くコントロールして食事を出しています。
本音は、ちょっぴり切ないです。
何が何でも全部食べようとなんかしなくていい、
食欲がなければ残せばいい。
逆に、今日はお腹がすいてる~という日には
お替りもさせてあげたい。
でも、今はそれは出来ません。
きっと、いつかそんなごく当たり前の自然になれる、
そう信じるしかないです。
毎年、この時期限定のヘアスタイルです
幼稚園でも大好評だったようです。
例年は、5月ごろに断髪式なのですが、
今年はちょっと早めに春休み中に美容院へ行こうと思います。