2015年4月8日10時33分
株の投資名目で金をだまし取ろうと詐欺グループが現金の送り先に指定した横浜市内のアパートで被害者からの宅配便を受け取ったとして、県警は7日、東京都葛飾区の男子大学生(19)を詐欺未遂容疑で現行犯逮捕したと発表した。大学生は「箱を受け取っただけで詐欺ではない」と容疑を否認しているという。
津幡署によると、大学生は津幡町の70代男性から現金をだまし取ろうとした疑いがある。先月27日、男性宅に「株投資の名義を貸してほしい」などと男から電話があり、男性は31日、300万円を横浜市内の住所に送った後、署に相談した。
署は2日、犯行グループから再要求があったため、現金入りと見せかけた小包を同じ住所に送付。北陸新幹線に乗るなどして現場に先回りした県警捜査員が、アパートで小包を受け取った大学生を逮捕した。振り込め詐欺の現金送付先での逮捕は県警初という。部屋には、岐阜県内から現金380万円入りの宅配便も届いたといい、県警は同様の被害が十数件あるとみている。
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