ひと口に「中学給食」と言っても、市町村によって内容は様々。神奈川県の各教委に特長ある献立を紹介してもらった。

 1962年から実施の古参組・小田原市は、地元の水産加工品などをふんだんに。73年スタートの大和市は、週4回米飯を採用し、バランスの良い和食献立がモットー。80年から共同調理場で作る三浦市は、新鮮な魚や野菜を生かしたメニューが自慢。食器も汁物には磁器を使っている。

 県内の指定市で唯一、実施済みの相模原市では、合併を機に2010年から選択制のデリバリー給食を導入。行事や記念日にちなんだメニューも充実。

 昨秋参入の逗子市では、デリバリーながら必ず汁物つき。好評のカレーは豚骨でだしを取ってルーから手作りし、温かく提供する。