経済産業省は、26日、将来のエネルギーミックス(電源構成)の議論の参考とするため、各電源の発電コストの試算を行っている発電コスト検証ワーキンググループ(WG)の第3回会合を開催した。本会合では、原子力発電コストの算定方法について議論した。
2011年のコスト等検証委員会では、原子力発電の発電コストについて、発電に直接関係するコストだけでなく、廃炉費用、核燃料サイクル費用(放射性廃棄物最終処分含む)など将来発生するコスト、事故対応費用(損害賠償、除染含む)、立地交付金・研究開発等の政策経費といった社会的費用も織り込んで試算。
「事故リスク対応費用」について、2011年のコスト等検証委員会では、損害額を事業者間で相互に負担する考え方(共済方式)の下、モデルプラントが稼働している40年間に負担する額を事故リスク対応費用として計上している。また、この算定では、「40年に1回」事故が起きた場合に対応することを想定して、予め積立を行うものとした。
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