ナチス占領の賠償36兆円 ギリシャ財務省が推計【ローマ共同】ギリシャの財務省幹部は7日までに、ナチス・ドイツによる第2次世界大戦中の占領でギリシャが受けた損害に対する賠償額が約2787億ユーロ(約36兆円)に上るとの推計を議会で明らかにした。 ギリシャのチプラス政権は、占領時の被害賠償やナチスが強要した融資返済などをドイツ政府が支払うべきだとの見解を示し、賠償について議論する両国の専門家会議設置を提案。ドイツ側は「賠償問題は法的にも政治的にも解決した話だ」として拒否している。 欧州連合(EU)などによる対ギリシャ金融支援交渉をめぐるギリシャとドイツの対立は、歴史問題にも広がっている。 【共同通信】
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