本日4月7日、東京・下北沢GARDENにてSHEENA & THE ROKKETSのシーナ(Vo)の追悼ライブイベント「『シーナの日』#1 ~シーナに捧げるロックンロールの夜~」が行われる。イベントの開催に先駆けて、会場内でシーナの夫である鮎川誠(G, Vo)が囲み取材に応じた。
鮎川は「2月の葬儀で仲間から、シーナは4と7でシーナだから4月7日にみんなで集まってロックで送ろうって言ってくれて」とイベントを開催することになったきっかけについて説明し、「今日はシーナが大好きやったロック、ブルース、ファンク、自分たちが作ってきた曲を仲間に歌ってもらって、シーナに捧げるようなロックコンサートをと思ってます」「楽しく派手にいつもの激しいロックをみんなでぶちかましたいと思います」とイベントに向けての思いを明かす。浅井健一、金子マリ、柴山俊之、永井“ホトケ”隆、仲井戸“CHABO”麗市、花田裕之といった豪華な出演者たちについて、鮎川は「みんなシーナのために快く出演を引き受けてくれて。今日は最高の夜になればいいなと思います」と述べた。
彼はシーナとの誓いについても明かし、「『生きとるうちはロックしようぜ』っていうのが合い言葉ですから。生きとるうちはロックをガンガンやっていきたい。SHEENA & THE ROKKETSの曲は生き物のように思ってるから」としみじみ。鮎川は時折声を詰まらせ、「もうあと戻りできんからね。巻き戻したいくらいの気持ちでしたけど。でもそれはずっと変わらんと思うし」「今となってはですが、去年の35周年記念の野音のときは命を賭けた感じでしたね……」と振り返る場面もあった。
また鮎川は今後のSHEENA & THE ROKKETSの活動についても言及し、「シーナのスピリッツは受け継いでますから。心にシーナを持って、これからのツアーがんばっていきます」と宣言する。記者からシーナとの思い出について質問が寄せられると、鮎川は「どの瞬間も最高の思い出です」と明言。「シーナは普通のロックが大好きで、歌うことが好きで、僕の最高の妻であり、子供たち家族にとっては最高の母であり、ばあちゃんからみたらかわいい孫やったし。みんなから愛されてる人でした。台所でもロックやけんねって」とシーナの人となりを紹介。30分に及んだ囲み取材の最後に鮎川は、「ずっとみんなの傍にいてね」と天国の愛妻にメッセージを送った。
「『シーナの日』#1 ~シーナに捧げるロックンロールの夜~」は本日19:30よりスタート。多数のゲストが出演し、SHEENA & THE ROKKETSの名曲などを披露する。