[PR]

 日本骨髄バンクは7日、骨髄移植の提供者の30代男性から骨髄を採取した際に、血管を傷つけて血の塊ができたと発表した。男性は痛みやしびれが出て歩行困難になり、緊急入院した。治療を受け、現在は容体は安定しているという。バンクは全国で骨髄を採取する医療機関に注意喚起し、原因を調べる。血管が傷ついて血の塊ができたのは今回で4例目という。

 バンクによると、3月下旬に男性の骨盤から骨髄1200ミリリットルを採取。4、5日目に採取部位に痛みやしびれが出て、緊急入院した。骨盤付近の動脈に血の塊ができ、股関節の周りの筋肉で内出血していたのが確認されたという。