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【経済裏読み】投稿動画の衝撃予言…〝働くAI〟で大失業社会到来、ロボットが証券マン、医者、記者までこなす?

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【経済裏読み】
投稿動画の衝撃予言…〝働くAI〟で大失業社会到来、ロボットが証券マン、医者、記者までこなす?

ソフトバンクの人型ロボット「Pepper」(AP)

 投資も診察も執筆もマシンにお任せ?-。人工知能(AI)やロボットが、幅広い“職種”に進出している。技術革新が進み、単純労働だけでなく、高度な判断が求められる知的労働もこなせるようになってきたためだ。AIが人を助けるだけでなく、「働き手」としても存在感を増しつつあるなか、世界大恐慌を超える「大失業時代」が到来するとの声も聞かれる。

動画が反響

 動画投稿サイト「ユーチューブ」で、IT業界や労働関係者などの間で話題を呼んでいる動画がある。

 「人間は採用する必要はない」

 タイトルからして刺激的な作品を制作したのは、文化やサイエンスなどさまざまなジャンルで問題提起しているビデオ・クリエーター、CGP・グレイ氏。昨年8月に公開されて以来、反響を呼び、視聴回数は400万回を超えた。

 内容は、すでに驚くほど多様な業種でロボットが採用されている実態の紹介と、今後ますます社会に浸透していけば人間から多くの仕事を奪うことになる、との予言めいたものだ。

 それによると、まず職を失うとみられるのが、スーパーのレジ係のような、作業の手順がシンプルな単純労働だ。長距離トラックの仕事も「もう消えたに等しい」という。自動車メーカーが開発にしのぎを削る自動運転車は完全とは言えないまでも、眠気も催さずハンドル操作も的確で「人間より賢い」というわけだ。

 顧客の注文をよく吟味しなければいけない喫茶店も、むしろ「バリスタロボット」の方が顧客の特徴や嗜好を覚えてネットワーク化することで、どこでも好きなコーヒーが楽しめるようになるという。実際、日本でも購入者の顔から年齢や性別を特定して、それに合わせたメニューを提供する自販機が登場している。

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