- 2015-04-07 Tue 19:21:56
- 二宮悦巳
ももいろ倶楽部にようこそ (3) (ディアプラス・コミックス)
posted with amazlet at 15.04.07
二宮 悦巳
新書館 (2015-03-30)
新書館 (2015-03-30)
宗明を好きだった同級生・藤岡とそっくりなゲームキャラ・藤岡が、宗明の元カレ・佐久間と出会った。佐久間に惹かれていく藤岡に、佐久間に惹かれていく藤岡に、佐久間は「あゆむ」と名前を付けてしまう。それは「あゆむ」がゲームの宗明ルートから外れて、佐久間との恋愛ルートに突入してしまうきっかけで……。佐久間とあゆむの恋をたっぷり収録の第三巻❤
ねえ、俺ハジメテじゃないよ?オジサンにかわいがられてた。
……それでも、好き?
宗明と藤岡の続き+宗明の元カレ×藤岡(ゲームキャラ)がメインの2部構成。
楽しみにしていた3巻。
ほかの方の感想拝見して気づいたんですけど、これ…前巻から3年も経ってたんですね…。そら内容まったく覚えてなくてもしょうがないわ…(苦笑)
なのでまず2巻を復習してから3巻読みました。
それにしても、前巻に続き3巻も完全脇役だった主人公…。
え、宗明って主人公だよね?この子メインだよね??
藤岡との続きが収録されていたのでそこはまあ主役だったけれども、なんとも脇役感満点というか、常に誰かの恋愛のフラグ立てばっかりやっている気がするんですが大丈夫ですか(苦笑)
おかげでどんどん周囲からキャラ減ってきてるし、なんとなく宗明も彼一人に絞った感は伝わってきたから最終的に瑠璃だけ残るって感じなのかなあ。なんかこのままじゃ宗明の傍に誰も残らなくなるんじゃないかって読みながら不安になっちゃったよ…。
そして今回のメインだった佐久間×あゆむ。
こちらは予想外に随分重たい内容でちょっとビックリ。
宗明と有真もわりとタイトルに相応しくない重量だった気はするけど、それ以上にずっしりだったなあ。
けど、佐久間の恋愛ルートに入ったことで強制的に次元を行き来させられたりと、今までで一番ゲームっぽい展開だったのは読み応えがあって面白かったです。
ルート分岐を誤ると宗明のところに帰るに帰れなくなっちゃうあたり、あゆむのルートは常にバッドエンドと隣り合わせでハラハラしっぱなしだったけどね(苦笑)
叔父さんの不器用さは遣る瀬無かったし、互いに孤独を恐れるからこそ傷つけ傷つきながらも離れられなかったのが痛々しい。叔父さんのやり方は間違っていたけど、それを責められない寂しさを彼も抱えていたんだと思うとホント遣り切れなさばかりを感じるルートでした。寂しさを受け入れることでやっとそれぞれが自立出来るのも切ない関係だった。
そんな中で、宗明とのときは逃げ出したヘタレな佐久間がプレイヤーになったことでしっかりさ+男前に成長していく過程が楽しめたのは良かったです! 最初は単細胞なだけかと思ったけど、意外と面倒見が良くて空気やら人の色顔やらが読めて何気にイイ子だよね、佐久間って。それがまた遺伝なんだからスゲーわw
とりあえず、叔父さんのことはキンちゃんが救ってくれると信じつつw、次は藤岡と塾講(名前出てきたっけ?)のお話が収録されるみたいだし、宗明が幸せになれるのは何年後なのかなあ…。
ていうか、あとがきで次巻があればって書かれてましたけど、ないとものすっごく中途半端で気持ちが悪いので4巻もよろしくお願いしますよ!こんなところで終わられたらたまらないよ(苦笑)
あと出来れば4巻は3年かからずに出てくれると大変嬉しいですw
- 関連記事
- ももいろ倶楽部にようこそ (3)
- 災厄は僕を好きすぎる (3)
- ももいろ倶楽部にようこそ (2)
- Older: きみはぼくのもの
Comments: 0
Trackback+Pingback: 0
- TrackBack URL for this entry
- http://clrz.blog.fc2.com/tb.php/1309-2f92ba28
- Listed below are links to weblogs that reference
- ももいろ倶楽部にようこそ (3) from Colorize